ビジネス成功に必須の目標の立て方!抑えておくべきポイント4選

「起業しようと心に決めた時」「年が明け、新たな1年が始まるとき」など、私たちは「目標」を立てるのではないでしょうか?

「いつまでにいくら稼ぐ」「稼いで夢を叶える」というように、様々な目標を立てるのではないかと思います。

しかし、ビジネスで成功するためには、目標を立てる際に抑えておくべきポイントがあるのです。

今回は、「ビジネスで成功するための目標の立て方」について解説していきます。

ポイント1.目標を立てる重要性を知る!

ビジネスを進めていく上で、「目標を立てる」ことが重要であることは、なんとなくであるかもしれませんが、感じているかと思います。

では、なぜ目標を立てることが重要なのでしょうか?

目標を立てる重要性について知っておくことで、目標の立て方、立てる際の意気込みなども変わってくるのではないかと思います。

最初に結論からお伝えします。

ビジネスを行う上で、「目標を立てる」ということが、なぜ重要であるか?

その答えは、「目標を立てないビジネスは失敗する可能性が高くなるから」です。

つまり、ビジネスを成功させるためには、目標を立てることがとても重要なのです。

では、目標を立てることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?併せて確認してみましょう。

いくつものメリットがあるのですが、主なメリットとして重視したいのは、以下の3つです。

・行動に落とし込むことができる
・無駄な時間が圧倒的に減る
・モチベーションの向上

それぞれ確認していきます。

行動に落とし込むことができる

目標を立てることで、行動にまで落とし込むことができます。

簡単に言えば、ゴール地点から逆算することで、行動にまで落とし込むことができるようになるのです。

ビジネスでの目標というと、「1年で1000万円売り上げる」というような、長いスパンでの目標になるので、今回は別の例で、行動にまで落とし込む流れを解説してみたいと思います。

3か月後に10kmの市民マラソンを走ることを目標にしたとします。

逆算的に行動にまで落とし込むとした場合、あなたならどのように考えるでしょうか?

1つの例として、以下のような考え方はできるかと思います。

・3か月後に10km完走する

・レース1週間前には1度は10km完走

・レース1か月前には7km完走を数回。

・レース2か月前には安定して3km走れる状態に。

・今から2週間後には1.5kmを安定して走れる状態に。

・今日から毎日少しずつ距離を伸ばしながら走り始める。

実際の行動に関しては、人それぞれ過程は違うかと思います。

マラソンの例であっても、1週間前までに8km走れていればOKとする人もいるでしょうし、逆にタイムを狙うために、20km走れる状態に持っていく人もいるはずです。

しかし、ここで重要なのは、「ちゃんと行動にまで落とし込む」ということです。

目標が決まっていないと、先ほどのような具体的な行動にまで段階的に落とし込むことができず、結局、思いつくままビジネス活動をしてしまうのです。

これではビジネスが失敗に終わる可能性が高まります。

ビジネスを成功させていくためにも、「目標を立てる」ということは重要ということです。

 

無駄な時間が圧倒的に減る

目標を立てることで、圧倒的に無駄な時間を減らすことが出来ます。

先程の項目のマラソンの例を思い出して見て下さい。

「いつまでに何をするか」ということが、明確になっていることが分かるかと思います。

目標を立て、逆算的に行動にまで落とし込む場合、その過程まで洗い出さなければ、今すぐすべき行動にまで落とし込むことができないのです。

・3か月後に10km完走する

・今日から毎日少しずつ距離を伸ばしながら走り始める。

このような途中の過程がない逆算では全く意味がなく、目標を達成できません。

途中の過程を洗い出すことは、行動に落とし込むことが出来ると同時に、無駄な時間を圧倒的に減らすことにも役立ちます。

このことからも、「目標を立てる」が重要であると言えるでしょう。

 

モチベーションの向上

目標を立てることは、モチベーションの向上にもつながります。

「目標」は基本的には自分で立てるものです。

会社組織に属している場合には、会社側からの指示で高い目標値になることもあるかと思いますが、起業をしている方であれば、あくまでも目標はあなたが立てているはずです。

自分で立てた目標は、自分自身の責任で立てた目標であるはずです。

もっと言えば、かなりポジティブであり、願望を込めた目標になっているはずなのです。

そのため、すでに目標を立てる時点でモチベーションは上がっているはずです。

さらにもう1つ、モチベーションを上げてくれる作用があります。

後の項目でもお伝えしますが、「途中経過の確認」で、目標値を上回っていれば上回っているほど、モチベーションは上がります。

あなたのモチベーションを上げ続けるためにも、「目標を立てる」ということが重要であると言えるでしょう。

 

ポイント2|目標の立て方を知る①

目標を立てる重要性について、確認できましたでしょうか?

目標を立てる重要性が分かったら、次は「どうやって目標を立てていくか?」です。

ここでは、目標を立てる方法の1つとして「ベーシック法」という目標の立て方について解説していきます。

一番オーソドックスな方法であるため、誰にでも活用しやすい目標の立て方であると思います。

ベーシック法では、4つの項目で目標を立てていくことになります。

  1. 目標項目を決める(どの部分の目標を立てるのか?)
  2. 達成の基準を決める
  3. 期限を決める
  4. 達成の計画を立てる

 

それぞれ解説していきます。

 

どの部分の目標を立てるのか?目標項目を決める

最初に、どの部分の目標を立てるのかについて決めていきます。

目標を立てる場合には、大きく分けると以下の4つの種類に分類されるはずです。

4つの分類から、あなたがどの部分で目標を立てるかを、まず決めてください。

  • 強化、向上:現時点で強みをさらに強化したり、レベルアップをはかる目標
  • 改善、解消:現時点で弱い部分を改善したり、解消したりする目標
  • 維持、継続:今、上手く行っていることを維持したり、継続したりする目標
  • 開発、創出:今までにないものを開発したり、生み出したりする目標

 

達成の基準を決める

目標を立てても、あいまいな目標にしてしまっていては、達成できたのか、できなかったかの判断ができません。

そのため、達成の基準を決める必要があります。

具体的に言うならば、「数値化」するということです。

「今年は1000万円の売上を達成する」「毎月30万円の講座を2名契約する」など、数値化していきましょう。

 

期限を設定する

「いつまでに目標を達成するのか」ということを決めます。

期限が決まっていないと、いつまでもダラダラと目標達成が先延ばしになります。

先ほど挙げた「今年は1000万円の売上を達成する」という例を取ってみても、仮に期限を設けなければ、10年かけて1000万円売っても、目標達成したことになってしまいます。

これでは目標を立てる意味がありません。

しっかりと明確に期限を切っておきましょう。

 

達成計画を立てる

途中の項目で例を挙げたマラソンの例のように、ゴールから逆算的に達成までの計画を立てていきます。

目標を達成する前提で、逆算的に途中の目安が決まるので、今やるべき行動が明確になっていくのです。

途中経過に関しても、そのときどきの進捗状況を確認できるようにするために、数値化しておくと良いでしょう。

 

ポイント3|目標の立て方を知る②

「ベーシック法」とは別の目標を立て方の1つとして、「ベンチマーク法」というものがありますので解説していきます。

「ベンチマーク」とは、「基準点、水準点」というような意味になります。

つまり、目標となる水準点を設けて、そこを基準に目標を立てるという方法になります。

ここでいう水準点にあたるのは、あなたのビジネスにおける「ライバル、競合、同業者」になります。

「ベンチマーク法」を使って目標を立てる際には、いくつかポイントがありますので、1つずつ解説していきます。

 

目標とするライバルを決定する

ライバルを選ぶ際に、現時点で同等レベルのライバルを選んでも意味がありません。

あくまでも、あなたが理想とするライバル、競合をベンチマークとする必要があります。

「こんな風になりたい」と、ある種憧れを抱くような相手を、ライバルとすると良いでしょう。

但し、あまりにも自分の状況とかけ離れていると、何をして良いか分からなくなりますので、ギリギリ手の届く範囲のライバルを選定していってください。

 

徹底的に分析し、差を明確にする

ベンチマークとなるライバルが決定したら、次は、あなたとライバルを徹底的に分析していきます。

強み、弱みはもちろん、比較できる部分はできる限り洗い出し、自分とライバルの差を徹底的に分析していきましょう。

特に注目したい点は、「ライバルが成功している要因」です。

これが明確になれば、ライバルとの差を一気に詰めることも可能となります。

その他、数値化出来るものはもちろんですが、数値化できないものに関しても、分析していきます。あなたが感じたことも含めて、書き留めておくと良いと思います。

 

分析結果を元に、目標を立てていく

ライバルとの差が明確になったら、次は、その差を埋めるためにすべきことは何か?というところまで落とし込みます。

ベーシック法で解説した「強化、向上」「改善、解消」「開発、創出」といった部分が必要になってくるはずです。

あなたとライバルの差を埋める方法を、分析結果を元に検討し、目標を立ててみてください。

 

ポイント4|目標達成するためにやるべきこと

「ベーシック法」「ベンチマーク法」などを活用して目標を立てたところで、達成できなければ、あまり意味がありません。

仮に達成出来なくても、少しでも立てた目標に近づくことが大事なのです。

では、目標達成するためには、一体どのようなことをすれば良いのでしょうか?

3つほどポイントがありますので、それぞれ解説していきます。

 

定期的に記録をする

定期的に記録を取ることは重要です。

数値化できるものであれば、数値をエクセル等でまとめて管理しておくと良いでしょう。

数値化できないものに関しても、記録をしておくことが大事です。あなたが感じたこと、思ったことであっても、記録を取る癖をつけておきましょう。

 

定期的に達成度をチェックする、検証する、原因究明する

記録したものを定期的にチェック、検証することは重要です。

「目標を立てました」の次が期限終了時点で「目標達成できませんでした」では、全く意味がありません。

せっかく達成計画を立てているのですから、定期的にチェック、検証を行っていきましょう。

このチェック、検証の積み重ねが、目標達成への近道ですので、欠かさず行ってください。

定期的なチェック、検証を行う際に、意識的に行って欲しいことは「原因の究明」です。

達成計画と比較した際に、全く計画と同じということは、少ないかと思います。

その際に、「なぜ達成計画より悪い状態なのか?」ということを調べて、原因を究明していってください。

この活動が、あなたを目標達成に近付けることとなりますので、時間を割いてでも行った方が良いでしょう。

この検証に関しては、「悪い時」だけに限らず、「良い時」も行った方が良いです。

なぜ良い結果が出たのかを知っておくことで、悪い状態のときに活用することができるからです。

 

達成が無理なら軌道修正をすることも

目標の期限に対して、どんな施策を取ったところで、「もはや目標達成は厳しい」という状況になることもあるかと思います。

その場合には、目標の軌道修正を行うと良いでしょう。

多くの人は、あまりにも無理難題を突き付けられると、諦めてしまいます。

諦めてしまうと、歩みが止まってしまいます。

そうならないためにも、目標の下方修正が必要なのです。

その時点から達成したい目標に変え、達成計画を立て直し、また新たな気持ちで再スタートすれば良いだけです。

目標を立て、前に進み続けていれば、ビジネスは前身しつづけます。諦めたら止まってしまいますから、下方修正をしてでも対応すべきなのです。

また、目標が軽く達成出来そうなときには、上方修正も必要です。

簡単に達成できる状態になると、人は怠けてしまうからです。

いずれにしても、目標と現状を比較し、目標の軌道修正が必要な場合には、軌道修正をしていきましょう。

 

まとめ

「ビジネス成功に必須の目標の立て方!抑えておくべきポイント4選! 」について解説しました。

ビジネスを成功させるために「目標を立てる」ということは、非常に重要です。

目標があるからこそ、人はそこに向かって走り出すことが出来ます。

今回お伝えした目標の立て方を活用し、途中経過を見ながら、あなたの望む未来を勝ち取っていってください。

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