どうも、仙道です!
ビジネスを続けていく上で、「売れっ子」になること、つまりは、あなた自身の人気を高めることがとても重要なことです。
コーチ・コンサルのようにあ個人でビジネスを始める場合は、あなた自身が売れっ子にあることが成功への一番の近道になります。
今回は、いくつもある心理テクニックの中から「売れっ子になるために欠かせない5つの心理テクニック」を厳選しましたので、それらについて解説いたします。
1:なぜ心理テクニックを知っておく必要があるのか?
「選ばれる起業家」になるためには、ある程度「心理テクニック」を知っておく必要があります。
なぜならば、結局ビジネスも「人と人のつながり」であるからです。
あなたの商品やサービスを、最終的にお金を出して購入するのは人です。人の心を把握し、行動にまで導くためにも、「心理テクニック」を知っていた方が良いのです。
人の心理を無視してビジネスを行っていても、結局、独りよがりのビジネスになり、受け入れてもらえなくなります。受け入れてもらえなければ、商品、サービスは売れなくなり、ビジネスが立ち行かなくなるのです。
今回、この記事ではいくつかの心理テクニックを取り上げてご紹介します。
読み進めて頂ければ分かりますが、「そう言われればそうだよな」「私もすでにやっているな」と思われるような「心理テクニック」もあるかと思います。
知らないものであれば取り入れ、既に使っているものであれば、あなた自身の振り返りとして、活用していただければと思います。
心理テクニック1|ラダー効果
「ラダー効果」は、仕事のモチベーションアップに活用される心理テクニックです。
売れっ子起業家になるためには、モチベーション高く、イキイキとビジネスに取り組んでいる必要があります。
なぜなら、機械的に仕事をしているような人は、選ばれる起業家にはならないからです。
では、ラダー効果とは、具体的にはどういうものなのでしょうか?
良く挙げられる例として、「教会を建てるために石を積んでいる職人の返答」があります。分かりやすい例であるので、その例を引用します。
旅人が石を積んでいる職人3名に「何をしているのですか?」と声をかけたところ、以下のような返答をされました。
《3名の職人の返答》
1:「石を積んでいます」
2:「教会を造っています」
3:「人々の心を癒すための仕事をしています」
3名ともやっていることを同じです。「石を積む」という仕事です。
この3名の返答を分析すると、以下のように、それぞれ異なっていると言えるでしょう。
《3名の職人の返答の分析》
1:「行為」について言及している
2:「目的」について言及している
3:「意味」について言及している
この中で、一番質が良く、イキイキとやりがいをもって仕事をしているのは、何番の職人でしょうか?
言うまでもなく3番の職人です。
起業家も同じです。自分のビジネスの意味、意義を把握し、モチベーション高く活動している人こそ、魅力的に見え、結果的に選ばれる起業家となるわけです。
「ミッション、ビジョンを掲げる」のも、ラダー効果と同じと言えるでしょう。
あなたは3番の職人と同じように、自分のビジネスの意味、意義を把握し、モチベーション高く活動しているでしょうか?
自分に問いかけてみてください。
心理テクニック2|ザイオンス効果
「ザイオンス効果」とは、接する回数が増えるほど、好印象を持つようになるという心理テクニックです。
選ばれる起業家になるために、直結するテクニックとなるため、重要な心理テクニックと言えるでしょう。
ザイオンス効果の例は、私たちの身の回りにも数多く存在しています。
《ザイオンス効果の例》
・何度も流されるCM
・何度も会う人に好意を持つ恋愛
・何度も顔を合わせるルートセールス
他にも数多くの例があるかと思います。
では、選ばれる起業家として「ザイオンス効果」を活用していくには、どのような方法があるでしょうか?
具体的には、以下のようなものがあるかと思います。
《選ばれる起業家が活用すべきザイオンス効果の例》
・頻繁に届くメールマガジン
・日々目にするSNSの投稿
・検索すると頻繁にたどり着くサイト
・いろいろなサイトで頻繁に目にする広告
見込客との接点を増やして、選ばれる起業家になっていきましょう。
心理テクニック3|メラビアンの法則
「メラビアンの法則」とは、得られる情報が与える影響の割合を示した法則です。
人は、生活している中で、様々な情報を得ています。得ている情報を「言語情報、聴覚情報、視覚情報」に分けた時に、その影響の度合いを示した法則なのです。
影響の割合については、以下のようになります。
《メラビアンの法則》
・言語情報:7%
・聴覚情報:38%
・視覚情報:55%
つまり、視覚から得られる情報が、一番影響力があるということになります。
選ばれる起業家になるためには、視覚から入る情報の影響が大きいことを理解して、ビジネスをしていく必要があるということです。
ビジネスで活用できる場面は、数多くあります。
例えば、ブログのトップページのヘッダー画像も、文字だけのヘッダーよりも、あなた自身の写真があった方が印象に残り、影響力があることになります。
さらに、その写真もビジネスを印象付けるような写真であるか、そうではないかによっても印象は変わってくるでしょう。
多くの人の前でセミナーをしている写真があれば、「人気のある人」であることが印象付けられるはずです。
言葉で「100名の生徒がいます」と書くよりも、圧倒的に印象に残ることが想像できるのではないでしょうか。
他にも、見込客に会ってセールスをする場合、ピシッとしたスーツで決めた人の話と、よれよれのスーツで話す人では、説得力が変わってくるのです。
同様に、表情も視覚情報に含まれるので、話す時の表情にも気を配る必要があるのです。
自信が無さそうな表情、無表情でセールスをした場合、セールストークの内容がどんなに良かったとしても、契約には至りません。
逆に、ちょっとくらいたどたどしいセールストークであっても、自信に満ち溢れた表情、振る舞いでセールスをすれば、契約に至ることが多いのです。
もちろん、視覚情報に依存しているからと、他の情報の部分を疎かにして良いというわけではありません。
しかし、視覚情報となる部分の影響が大きいので、視覚情報に関わる部分には、特に注意していくと良いでしょう。
心理テクニック4|ハロー効果
「ハロー効果」とは、本来関係のない情報であっても、その情報の印象によって、対象の印象までも変えてしまう心理テクニックです。
「ハロー」という言葉について少し解説しておきます。
ハロー効果の「ハロー」は、「こんにちは」の「Hello」ではありません。「halo」という「後光、光輪」などを意味する言葉なのです。
後光があることによって、対象物の印象を変えてしまう現象を「ハロー効果」というのです。
例えば、無名の作家の本であっても、著名な人物が、本の帯でオススメコメントをしていたら、「この本は、この人が勧めているのだから読む価値があるかも」と思うのではないでしょうか。
良く分からない新しい理論が提唱されたとしても、お医者さんが言えば正しいものと捉えますし、CMに有名人を使うことで、有名人の好印象にひっぱられて、商品自体に良い印象を持つ方も多いかと思います。
このように、実際の対象物とは関係のない部分の影響が、対象物自体にも影響を与えるのが「ハロー効果」なのです。
先にお伝えしておくと、ハロー効果は「良い方」だけに限らず、「悪い方」にも影響を及ぼしますので、覚えておいてください。
では、選ばれる起業家になるために、この「ハロー効果」をどのように活用していけば良いでしょうか?
ビジネス活動では、多くの場面で「ハロー効果」を活用することができます。いくつか例を挙げてみましょう。
メルマガの募集、セミナーの募集などでLP(ランディングページ)を作成することも多いかと思います。
このLPの中身に「ハロー効果」を活用していくと良いでしょう。
先ほど例に出した「本の帯のコメント」のように、出来るだけ認知度の高い方のオススメコメントを掲載していくのです。
本の帯のコメントと同じように、「この人が勧めているのだから信用できる、良いものなのかも」という印象を与えることが出来るのです。
それ以外にも、セールスの場面で「ハロー効果」を活用すると、契約が取れる確率が上がると言えるでしょう。
起業コンサルなどを売る場合、高級な衣服、時計などを身につけることで、「この人から学べば、こんな風に高級なものを買えるようになるかも」「この人のサービスならお金を稼げるようになるかも」というように、思ってもらうことができるのです。
このように、「ハロー効果」は売上に直結するような場面でも活用できますので、ぜひ活用していってください。
心理テクニック5|ピグマリオン効果
「ピグマリオン効果」とは、期待を受けることで、期待通りの成果を出すことができるという効果です。
相手に期待して接していると、相手がその期待通りの成果を出してしまうというわけです。
コーチ、コンサル、セラピストなどは、クライアントさんに対してセッションをしていくことで、成果を出してもらうことを目標に活動しているかと思います。
成果が出ること自体が、自身の喜びであるという方も多いのではないでしょうか。
クライアントさんに成果を出してもらえれば、あなた自身の実績にもなります。
クライアントさんが成果を出すことは、あなたにとっても、クライアントさんにとっても良いことなのです。
クライアントさんの成果につなげるために、活用していただきたいのが「ピグマリオン効果」です。
・このクライアントさんは、できる人だ
・このクライアントさんは、結果を出せる人だ
そう思って、講義やセッションを行っていくのです。
あなたの思いが通じて、クライアントさんは結果を出せる可能性が高くなるのです。
期待するだけで良いのですから、比較的簡単であると考えるかもしれませんが、心の底から信じることが重要であるため、実際には出来ていない場合もあります。
また、ただ期待しているだけでは、クライアントさん側に伝わりにくいこともあり、こちら側で伝える工夫は必要であると言えます。
より期待通りになるように、3つほどポイントを挙げておきますので、参考にしてみてください。
- 期待を言葉にする
- 褒める
- 達成可能な課題を与える
期待を言葉にしてクライアントさんに伝えることは大事です。言葉に出すことで、クライアントさんとしても、あなたに期待されていることが明確に分かるはずです。
ただ思っているだけでは、伝わりにくいこともあるのが、人と人です。だからこそ、しっかりと言葉にして伝えてあげてください。
褒めるのも同じです。あなたが「よくやっているな」と思っていても、クライアントさんはちゃんと出来ているか不安なのです。
また褒めることの最大のポイントは、成長の速度が速くなるということです。
人は期待されればされるほど、その通りになるのです。まさに「ピグマリオン効果」なのです。
達成可能な課題を与えるということは、期待の表れ、期待を具体化したものと言えるでしょう。
「あなたならできる!」という思いを持って、課題を出していってください。
まとめ
「選ばれる起業家が知っておくべき5つの心理テクニック」についてお伝えしました。
今回、お伝えした心理テクニックは、以下の5つです。
- 心理テクニック1|ラダー効果
- 心理テクニック2|ザイオンス効果
- 心理テクニック3|メラビアンの法則
- 心理テクニック4|ハロー効果
- 心理テクニック5|ピグマリオン効果
いずれも選ばれる起業家になるためには、非常に重要なテクニックと言えるでしょう。
ただ、最後に一つだけお伝えしておきたいことがあります。
テクニックを紹介はしましたが、テクニック一辺倒にならないようにしてください。
テクニックに頼り切った起業家は、結局選ばれない起業家になってしまうのです。
本当に選ばれる起業家になるためには、ビジネスに対する思いや情熱などが重要であると思います。
今回のテクニックも活用しつつ、あなたのビジネスに対する思い、意味、情熱などを届けていってください。
それがきっと選ばれる起業家への近道であると思います。