大学生が起業におすすめの理由5つ
ここではさっそく、大学生が起業におすすめの理由を5つ解説します。
- アイデアの創造機会が多い
- 研究成果をビジネスに応用しやすい
- 失敗してもリカバリーしやすい
- 成長習慣が身につく
- 簡単に人脈が作れる
貴重な大学時代をフル活用するためにも、ぜひ参考にしてください。
アイデアの創造機会が多い
大学は知識とアイデアが交錯する場所であり、多様な分野の専門家や同世代の才能ある人物と交流する機会が豊富です。
起業し始めることで、自分のアイデアを具現化し、周囲に披露することでさらなるアイデアを与えてくれるでしょう。社会人になってから起業するより、創造機会が多いメリットがあります。
研究成果をビジネスに応用しやすい
大学は革新的な研究の中心地であり、新しい技術や知識にアクセスできます。当然、研究成果をビジネスに応用することもできるので、競合他社との差別化にも繋がるでしょう。
このメリットこそ、社会人になってからでは叶わない優位性と言えます。
失敗してもリカバリーしやすい
もし事業に失敗しても、よほど過剰なリソースを投入していない限り、大学生なら比較的簡単にリカバリーできます。
若いうちの失敗が肥やしとなり、2回目、3回目とより洗練された起業家に成長していけるので、むしろ貴重な経験にすらなり得るでしょう。
成長習慣が身につく
起業は、常に変化するマーケットへの挑戦に他なりません。生き残るには、競合他社や絶え間ない変化に適応し、自己学習と自己成長が不可欠となります。
いわゆる「ストイックな姿勢」の習得に繋がり、大学での勉強はもちろん、将来のキャリアにも好影響をもたらすでしょう。
簡単に人脈が作れる
大学は、資金調達やアドバイスを求める場所としても活用できます。
教授、先輩起業家、アクセラレータプログラムなどのネットワークを活用することで、自分だけでは導き出せない新たなアイデアが手に入るでしょう。
大学生が起業する4つのステップ
ここからは、大学生が起業する方法を4つのステップに分けてみていきましょう。
- ビジネスアイデアの検討
- ビジネスプランの策定
- 法務手続き
- マーケティング
ビジネスアイデアの検討
まずは、市場で通用するようなビジネスアイデアを検討していきます。
自分の興味や専門知識、市場のニーズを考慮し、新しいビジネスアイデアを練り上げましょう。アイデアを検証するために、友人、大学の教授などに意見を求めるのも効果的です。
ビジネスプランの策定
ビジネスアイデアを創出した後は、詳細なプランの選定に移りましょう。ビジネスの目標、ターゲット市場、競合他社分析、収益モデル、マーケティング戦略などを明確にし、解像度を高めてください。
上手く進められない時は、大学の教授や先輩にアドバイスを求めると良いでしょう。
法務手続き
プランを策定し、もし法人として取り組むなら、法務手続きを進めていきます。会社の形態(株式会社、合同会社など)を選び、登記などを行ってください。
ただし、初心者にはやや難しい領域となるため、行政書士い依頼するのが現実的です。
マーケティング
自社のサービス・製品を広く知ってもらうために、マーケティングや広報活動を展開していきます。
SNSやブログ、イベントへの参加など、様々な手法を駆使して、顧客とのコミュニケーションを図りましょう。
もし詳細なやり方を知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
大学生の起業アイデア4つ
ここからは、大学生におすすめの起業アイデアを4つ解説します。
- テック
- マーケティング
- コンサルティング・コーチング
- エンターテイメント
いずれも大学生の優位性を最大限に活かせるので、ぜひ参考にしてください。
テック
プログラミング、ウェブデザイン、データサイエンスといった、テックの領域は大学生の起業に大変おすすめです。
創造性に富んだ大学という環境と、同じく「創造力」が求められるテック領域は非常に高い親和性を誇ります。専攻学科によりますが、授業で得た知識をそのまま事業に流用できるでしょう。
マーケティング
SNSマーケティングやコンテンツ制作、SEO(検索エンジン最適化)などのデジタルマーケティング領域も、大学生なら有利に起業できるでしょう。
たとえば、コンテンツ制作なら大学の人脈を使って簡単に一次情報が調べられます。マーケティングの知識も教授などの有識者から仕入れられるので、環境を活かしながら運営できるはずです。
コンサルティング・コーチング
専門知識を持つ大学生なら、コンサルタントとしても活躍できる可能性があります。
具体的には、受験期を迎えた学生さんや親御さんに向けたコーチングなどもユニークでおすすめ。自身が専攻している内容に関連する領域でコンサルティングすると良いでしょう。
エンターテイメント
音楽や映像、イベントプランニングといった、エンターテインメント業界に興味がある方は、自分の才能を活かして独自のレーベル所などを立ち上げるのも良いでしょう。
レーベルや事務所というと大手ばかりのイメージもありますが、実際のところは個人や小規模事業者でも問題ありません。
「大学生シンガーソングライター」「学生専門イベントプランナー」などの「大学生しか使えないブランド」を用いて、ユニークな運営が行えます。
大学生が起業する時の注意点3つ
ここからは、大学生が起業する時の注意点を3つ解説します。
- 学業と両立する
- リスク管理を徹底する
- 法律を順守する
健全に運営していくためにも、ぜひ参考にしてください。
学業と両立する
起業は時間と労力を要するため、学業とのバランスは特に重視しなければなりません。あまり事業に傾倒すると知らぬ間に単位を落とすリスクがあるので、きちんと自己管理しましょう。
学生の本文は勉強であり、大学卒業は事業の成功以上に重要なミッションという点を理解し、計画を立ててみてください。
リスク管理を徹底する
起業にはリスクがつきものです。失敗する可能性もあることを十分理解し、リスクを最小限に抑えながら運営しなければなりません。
特に、お金が絡む意思決定には注意が必要。経済的に無理をしてリソースを投じすぎると、失敗した時に取り返しがつかなくなります。外部の意見なども取り入れながらリソースを配分するのがおすすめです。
法律を順守する
大学生とは言っても、起業すれば社会的に大人と同じ扱いになります。そのため、事業に関連する法律や規則、自治体の決まり事などは徹底的に守らなければなりません。
無論、コンプライアンスも厳しくチェックされます。社員などを抱える際は、十分注意しましょう。
大学生起業の成功事例3つ
次は、大学生起業の成功事例を3つ解説します。
- クラシル
- タイミー
- root C
自分のビジネスモデルと近い事例を参考に、より解像度を高めていきましょう。
クラシル
参照:kurashiru
クラシルは、様々な料理のレシピをシェアしており、動画再生数は1ヵ月で1億回を優に超えています。
創業者の堀江氏は慶応義塾大学在学中に起業。2018年にYahoo!社へ93億円で事業を売却しました。
タイミー
参照:timee
タイミーは、スキマ時間でバイトしたい方に向けたマッチングサービス。数万点以上の店舗が加盟しており、現在も多くのユーザーから重宝されています。
そして、創業者の小川氏は立教大学在学中に起業し、50億円以上の資金調達に成功しました。
root C
参照:rootc
AIカフェロボットは、事前予約してから専用ロッカーに向かうと、淹れたてのコーヒーが飲めるというもの。
創業者の中尾氏は高校在学中に起業し、大学に進学した現在も運営に携わっています。
大学生は起業にもおすすめのチャンスタイム
本記事では、大学生が起業におすすめのタイミングとされる理由や、過去の成功事例についても解説してきました。
大学生の本分は当然勉強ですが、今回解説してきた通り、起業にも最適なタイミングの一つです。大学内の人脈を駆使すれば様々な業界の一次情報が掴める上に、独創的なアイデアも手に入るでしょう。
ただし、あまり事業に傾倒すると、単位を落としてしまうリスクもあるので、必ずリソースを自己管理しながら運営してみてください。