最近流行りのmbtiは、自分の特性や向いている生き方などを判断するのに役立ちます。
そして、中でもESTP(起業家)はビジネスの創出などの才能があるとされているのです。
※「MBTI」は一般社団法人日本MBTI協会に商標登録されています。
【mbti】ESTP(起業家)の性格タイプとは?
まずは、ESTPの性格特徴を具体的に見ていきましょう。
ESTPは外向型(E)、感覚型(S)、思考型(T)、知覚型(P)の略
ESTPは、以下の4つの特徴を持ちます。
E=外向型(Extroverted):外の世界や人々に興味を持ち、社会的な体験からエネルギーを得る。
S=感覚型(Sensation):事実や現実の出来事に注目し、過去と現在の経験に基づいて結論を出す。
T=思考型(Thinking):論理的に物事を考え、客観的に分析してエネルギーを得る。
P=知覚型(Perceiving):状況に応じて柔軟に対応し、その場の状況に適応して行動する。
また、ESTPの後に「ESTP-A」(自信のある)や「ESTP-T」(不安定な)といった指標が付くこともあります。これらは簡略化されたMBTIテスト結果を補完するもので、正式なMBTIテストには含まれません。
ESTP-A:自己の能力や考えに自信を持ち、リスクを恐れず積極的に行動するタイプ。
ESTP-T:周囲の意見や感情を読み取り、状況に応じて柔軟に対応できるが、自分に対して厳しく、反省しがちなタイプ。
主な性格の特徴
ESTPは以下のような能力に優れているとされています。
行動力:ESTPは積極的で、物事に対してすぐに行動を起こす能力があります。新しい挑戦や困難な状況にも果敢に立ち向かう姿勢が見られます。
好奇心:常に新しい情報や経験を求めており、未知の領域に対する興味が強いです。好奇心旺盛で、多様な興味を持っています。
チャレンジ精神:リスクを恐れず、新しいことに挑戦する意欲が高いです。失敗を恐れず、学びを次に活かす姿勢を持っています。
コミュニケーション能力:人との関わりを大切にし、円滑なコミュニケーションを図ることが得意です。説得力や交渉力も高く、多くの人々と良好な関係を築きます。
ESTPは行動力があり、積極的に新しいことに挑戦します。失敗を恐れず、ポジティブに学びを次に活かすことができるため、リーダーとしての役割を果たすことが多い傾向です。
ESTPの長所と短所
ESTPの性格的な特徴を踏まえ、長所と短所をまとめてみました。
長所
柔軟な対応力:状況に応じて適切に対応することができるため、変化の激しい環境でも順応できます。この柔軟性は、予期せぬ事態に迅速に対処し、最善の結果を導き出す能力を意味します。
優れた人間関係構築力:ESTPは社交的でコミュニケーション能力が高いため、他人と容易に関係を築くことができます。人間関係を構築し、維持する力が強く、チーム内での調整役としても活躍します。
現実的な問題解決能力:論理的な思考と現実に基づいた判断力で、具体的な問題を迅速に解決することができます。実践的なアプローチを得意とし、理論よりも実践を重視する姿勢が特徴です。
短所
飽きっぽさ:ESTPは新しいことに興味を持つ一方で、同じことを長時間続けることが苦手です。このため、長期的なプロジェクトや単調な作業に対してモチベーションを保つのが難しいことがあります。
リスクを伴う判断:リスクを恐れない性格が裏目に出ることもあり、時には危険な判断をしてしまうことがあります。大胆な決断が成功を生むこともありますが、慎重さを欠くことでトラブルに巻き込まれることもあります。
衝動的な行動:ESTPは考えるよりも行動が先に出るタイプであるため、衝動的な決断や行動に出ることがあります。このため、後悔する結果を招くこともあるでしょう。
ESTPの仕事上での特徴・適性
職場におけるESTPの主な特徴は次の3点です。
リスクを恐れない強靭な精神力
新しいことに挑戦するポジティブな姿勢があり、周囲がためらうような業務にも積極的に取り組みます。
この特徴から、経営者や起業家として成功する人も多く見られます。リスクを恐れず、果敢に挑戦することで大きな成果を上げることができるでしょう。
鋭い洞察力で物事の本質を捉える
ESTPは周囲の状況を的確に把握し、その時々で最適な行動を取ることができます。人の動きや市場の変化を察知する能力に優れており、新規事業のリーダーとしても活躍できます。
洞察力を活かして、ビジネスチャンスを見逃さず、効率的に成功へと導けるでしょう。
実践的な思考で物事に取り組む
行動力だけでなく、現実を見据えた意思決定も行えるESTPは、「今、何をすべきか」を迅速に判断します。
周囲の状況や人々の言動を考慮し、最善の策を見出すことができるため、様々な職場で重宝されます。実践的なアプローチと迅速な判断力で、プロジェクトを成功に導きます。
ESTPに向いている起業の職業は?
ESTPはチャレンジ精神や洞察力が求められる仕事に向いています。スピード感のある環境でも力を発揮します。以下に、具体的な職業例を紹介します。
チャレンジ精神が活かせる仕事
新しいことに取り組む行動力が求められる仕事です。ESTPの持つチャレンジ精神を最大限に活かすことができます。
具体的には以下が挙げられるでしょう。
営業職:新規顧客開拓や目標達成に向けたチャレンジが求められるため、ESTPの行動力が活きます。
イベント企画:創造的なアイデアを形にし、成功へと導く力が必要とされるため、ESTPに向いています。
CEO補佐:経営者の右腕として、新しい戦略を立案し、実行する役割を担うことができます。
プロジェクトコーディネーター:複数のプロジェクトを同時進行で管理し、成功へと導く能力が求められます。
事業責任者:新規事業の立ち上げや運営を担当し、リーダーシップを発揮します。
洞察力と交渉力を活かせる仕事
相手の状況を察知し、適切な交渉を行う仕事です。ESTPの洞察力とコミュニケーション能力が活かされます。
販売スタッフ:顧客のニーズを的確に把握し、最適な商品を提案する能力が求められます。
カスタマーサクセス:顧客との関係を築き、満足度を高めるための対応力が重要です。
WEBマーケター:市場の動向を分析し、効果的なマーケティング戦略を立案・実行します。
経営企画:企業の経営戦略を立案し、実行する役割を担います。市場や内部環境の変化に迅速に対応します。
ファイナンシャルプランナー:顧客の状況を分析し、最適な資産運用や保険プランを提案します。
コーチング:クライアントの悩みを深掘りし、自己実現達成のサポートをする仕事です。
スピーディーな仕事ぶりを活かせる仕事
迅速な判断と行動が求められる環境で活躍します。ESTPの瞬発力が求められる職種です。
IT:技術の進化が速く、迅速な対応が求められるため、ESTPに適しています。
広告:クリエイティブなアイデアを素早く実行に移し、成果を上げることが求められます。
MBTIで適職を探す際の注意点
MBTI診断は個人の性格特性を理解するためのツールですが、公式診断は認定ユーザーによって行われます。
一方、非公式の無料診断は結果が変動しやすいため注意が必要です。診断結果は自身の行動選択の一助となりますが、環境や経験によって人の思考や価値観は変わるため、結果に過度にこだわらないことが重要です。
まとめ
ESTPは行動力と柔軟性を持ち合わせており、新しい仕事にも果敢に挑戦します。
また、コミュニケーション能力が高く、リーダーとしても頼りにされるでしょう。MBTI診断を通じて自分の思考パターンや行動の傾向を理解し、キャリア選択の指針として活用してください。
ただし、正規の診断でなければ正しい結果は得られない可能性があります。もし正確な特性を知りたいなら、できる限り公式のmbtiを利用しましょう。