X(旧Twitter)を使ったマーケティングとは?効果的な方法とメリット・デメリットを解説!

仙道達也
X(旧Twitter)は、多数の大企業のマーケティングに活用されています。Xマーケティングは、効果的な方法を知っていると、非常に大きな利益になるんです。

本記事では、Xを使ったマーケティングの方法とメリット・デメリットを紹介します。これからXマーケティングについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

また、集客スキルに加えてセールスノウハウも学びたいなら、仙道塾のweb集客仕組み化が役立つはずです。以下リンクからまずは無料コンテンツをチェックしておきましょう。

Xマーケティングとは?

Xマーケティングとは、X上で商品やサービスに関するユーザーの認知度を高め、さらなる顧客を獲得する手法です。

公式アカウントを開設して情報を発信するだけでなく、ユーザーによるリポスト(既存の投稿を自分のアカウントで共有する)や実際に利用した人の投稿によって、情報が次々と拡散されます。

国内でXは5大SNSの一つとされており、ユーザー数の大さと拡散力の高さが特徴です。

Xをマーケティングに活用すると、収益向上や新規顧客獲得を狙うことができるでしょう。

Xを使う際知るべき特性

次に、Xを使ってマーケティングを始める際に知っておくべき特性を紹介します。

ユーザーの属性や人数、ユーザーが多く利用する時間を知ることで、ターゲットに向けた情報発信を効果的にできるようになります。

ユーザーの属性

Xユーザーの年齢層を見てみると、20代が最も多く、次に10代、30代と続きます。

性別の割合は男性48.7%、女性51.3%で大きな差は見られず、釣り合いが取れているSNSです。

ユーザーはエンタメやポップス、マンガやアニメ、ゲームへの関心がある人が多く、趣味嗜好の合う人同士でのコミュニケーションツールとして利用する人が多い傾向があります。

またXはリアルタイム性が高く、最新の情報を得やすいため、情報収集を目的として利用する人も多いです。

ユーザーの人数

2025年4月時点での日本国内のXユーザーの数は6,700万人です

(参考:https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users)

LINE、YouTubeに続いて国内で3番目の利用者数で、高い人気があります。

ユーザーの人数が多いXをうまくマーケティングに活用できれば、多くの収益を生み出せるでしょう。

ユーザーが多く利用する時間

ユーザーが多く利用する時間に投稿をすると、多くの人の目に留まります。

そして次々と情報が拡散され、エンゲージメント(ユーザーが投稿に対して行う反応や行動のこと)を高められるでしょう。

ユーザーの利用時間を気にせずに投稿を続けていては、エンゲージメントが増えません。

SNSマーケティングを大きな利益に繋げるために、一日のうちで情報発信に効果的な時間を把握しておいてください。

  • 7:00〜8:00 通学・通勤時間

電車やバスなどでの通学・通勤中に、スマホからXをチェックする人が多い傾向があります。

  • 12:00〜13:00 昼休憩時間

授業中や勤務中に見られず、溜まった投稿をまとめてチェックする人も多く、12時になった途端にアクティブユーザーが増えます。またユーザーによる投稿も増え、12時ちょうどの投稿は他の投稿に埋もれて見てもらえないことがあるため、注意が必要です。

  • 15:00〜17:00 放課後時間

会社員の多くはまだ仕事中ですが、授業を終えた学生たちがXをチェックする時間帯です。若年層をターゲットとした投稿をするには最適な時間と言えるでしょう。

  • 20:00〜22:00 ゴールデンタイム

一日の中で一番アクティブユーザーが多いと言われている時間帯です。曜日を問わず、この時間はユーザーのアクセスが増加します。ユーザーによる投稿が増え、タイムラインの流れが速くなるので、ユーザーの目に留まりやすくするための工夫をする必要があります。

多くのユーザーが利用する時間帯を把握して、エンゲージメント獲得を目指しましょう。

Xを使った効果的なマーケティング方法5選

次に、Xを使った効果的なマーケティング方法を5つ紹介します。

アカウントを運用する

目的を持って継続的にXアカウントを管理・成長させていく活動のことをアカウント運用といいます。目的には以下が例としてあげられます。

  • 商品を知ってもらう
  • ブランドのファンを増やす
  • Webサイトに誘導する

このような目的を明確にしてアカウント運用をすることで、収益につながります。

アカウント運用を成功させるためには、定期的な投稿がポイントであり、毎日投稿をすることが理想とされます。

Xはリアルタイム性が高く、投稿が流れてしまう特性もあるため、投稿が埋もれないようにして、多くのユーザーの目に留まるようにする工夫をしましょう。

インフルエンサーに依頼する

影響力のあるユーザー(インフルエンサー)に自社商品やサービスの紹介を依頼し、認知拡大や購買促進を目指しましょう。

インフルエンサーによる投稿は短期間で注目を集めやすく、特に拡散力が高いXでは、リポストや引用リポストで一気に話題になる可能性があります。

インフルエンサーを選定する際には、フォロワー数のみに焦点を当てるのではなく、フォロワーの属性や投稿スタイルに合った人、自社との相性が良い人を探しましょう。

またインフルエンサーへの依頼時は、自然な形での投稿をお願いしてください。

広告を利用する

X広告には「プロモツイート」「プロモアカウント」「プロモトレンド」の3種類があり、それぞれ目的に応じて選ぶことで、ターゲットのユーザー層に広告を届けられます。

プロモツイート
通常の投稿と同じ形式でタイムラインに表示される広告で、特定のターゲットに届けやすく、商品紹介キャンペーン訴求に効果的です。

プロモアカウント
「おすすめユーザー」欄などに表示される広告で、新規フォロワー獲得認知拡大を目的としたアカウントの宣伝に使われます。

プロモトレンド
Xのトレンド欄に表示される広告枠で、話題性の高いキャンペーンや新商品発表時に多くのユーザーの注目を集めやすいことが特徴です。

Xの広告を活用したマーケティングでは、短期間で多くのユーザーにアプローチできます。

最適な広告を選び、活用してみましょう。

プレゼントキャンペーンを開催する

Xのプレゼントキャンペーンは、フォロワー増加や認知拡大商品の認知促進に効果的なマーケティング手法です。

参加条件として「フォロー&リポスト」などを設定することで、投稿の拡散力を高められます。景品はターゲットに合わせた魅力的なものを用意し、応募意欲を引き出すことがポイントとなります。

投稿にはキャンペーン専用ハッシュタグをつけて話題性を高め、参加状況を可視化するのも効果的です。

また、キャンペーン期間や当選人数、注意事項を明記し、信頼感を持ってもらうことを意識しましょう。

さらに、当選者の発表やお礼の投稿も行うことで、ブランドイメージの向上や継続的なフォロワーとの関係構築につながります。

プレゼントキャンペーンは短期間で話題性とフォロワー数を同時に獲得できる、非常に人気の高い手法です。

トレンドキーワードを使って投稿する

Xのトレンドキーワードとは、X上で話題になっているキーワードやハッシュタグのことで、X独自のアルゴリズムによってリアルタイムで更新されています。

トレンドキーワードを使った投稿や、話題性のあるトピックに関連した内容を投稿することで、タイムライン上での可視性が高まりリーチやエンゲージメントの向上が期待できます。

特に、速報性のあるニュース、話題のドラマやイベント、人気のハッシュタグを絡めることがおすすめです。

ただし、トレンドに便乗しすぎたり、内容と関係のないキーワードを使うと逆効果になることもあるため、関連性や投稿の質を保つようにしましょう。

Xマーケティングのメリット・デメリット5選

Xはリアルタイムに情報を発信できるSNSで、企業のマーケティング手段として幅広く活用されています。

低コストで始められ、新規顧客の獲得やブランド認知の拡大にもつながるため、中小企業や個人事業主にも適した選択肢といえるでしょう。

ここでは、Xを活用したSNSマーケティングのメリットとデメリットを整理して紹介します。

メリット1 ユーザーからブランド認知を獲得できる

Xでは、拡散性の高い仕組みによってブランドの認知度を短期間で高めることが可能です。

リポストやハッシュタグを活用すれば、フォロワー以外のユーザーにも情報が届きやすくなります。

企業の世界観や商品情報を日常的に発信することで、興味を持ってもらうきっかけが増え、記憶にも残りやすくなります。まずは継続的に発信を行い、自社の存在を認知してもらいましょう。

メリット2  低コストで運用できる

Xはアカウント作成も投稿も無料で、広告費をかけずにマーケティングを始められる点が魅力です。限られた予算で運用できるため、特に中小企業や個人事業主にとっては取り入れやすい施策といえます。

また、ユーザーとのやりとりもリアルタイムで行えるため、コストを抑えながらも関係性を深められます。少ない投資で効果を得たい場合は、ぜひ活用を検討してください。

メリット3 指名検索を増やすことができる

Xで定期的に投稿を行い、ユーザーの記憶に残るようなコンテンツを届けることで、企業名やブランド名での検索が増える傾向があります。

検索が増えると、Webサイトへのアクセス数も自然と伸びやすくなります。

SNS上での存在感を高めることは、指名検索の増加だけでなく信頼性の向上にもつながります。積極的に情報発信し、検索される存在を目指しましょう。

デメリット1 炎上するリスクがある

Xは拡散力が高いため、モラルを欠いた発言やネガティブな情報も一気に広まり炎上するリスクがあります。一度炎上するとコメント欄が荒れ、企業のブランドイメージが損なわれて信頼を失いかねません。

批判コメントへの対応に追われると、本来の業務にも支障が出る可能性があります。

炎上後の信頼回復には時間と労力がかかるため、小さな投稿でも慎重な対応が必要です。

日頃からモラルを守った発信を心がけ、投稿内容には細心の注意を払いましょう。

デメリット2 短期で成果を得ることはできない

Xマーケティングは短期間で成果が出にくく、即効性に欠けます

フォロワーを増やし、投稿の反応を積み上げるには、継続的な運用が欠かせません。

運用には手間と時間がかかり、他の業務との両立するには負担になる場合があり、投稿ネタを継続的に考え続ける創意工夫SNSに関する知識も求められます。

さらに、売上への直接的な貢献度が数値で測りにくい点もデメリットです。

地道に運用を続けてフォロワーとの信頼関係を築き、長期的な視点で取り組んでいきましょう。

Xの特性を活かしてマーケティングを成功させよう

本記事では、Xマーケティングの効果的な方法とメリット・デメリットを解説しました。

ユーザーの特性を理解し、自社に合ったマーケティング方法を選んで、効果的にXマーケティングでの成果を出しましょう。

また、多くの人が利用しているXは情報拡散力が高いため、自社の利益が上がるだけではなく、炎上して負のリスクが生じる可能性も高いという点も意識してください。

動画再生画面イメージ