どうも、仙道です!
ビジネスを成功させるために「ターゲットを絞った方が良い」ということを、よく聞くかと思います。
ターゲットを絞るためには、まずライバルを調査する必要があります。しかし、そのライバル調査の過程で多くの難題に出くわすはずです。今回は、私が実際に行った「ターゲット絞り」について公開していきます。ターゲットを絞る際の参考にしていただければと思います。
コーチングで独立した時のライバルリサーチ術
当時、私が、ライバル調査をしようと決意して疑問に思ったのは、「そもそもブログ上にコーチングやコンサル系の人は何人くらいいるのだろう?」ということでした。そこで、グーグルの検索エンジンで「コーチング ブログ」「コンサル ブログ」などのキーワードで調べてみたのです。
すると、数えきれないぐらい、存在しているワケです。
もう、この時はイヤになり、笑いました。
「ライバルがほぼ全員自分より実績が上」
複数の「強烈なライバル」を見ると、誰もが凹みます。私も例外ではありませんでした。自分より実績あるし、資格持っているし、コーチング経験人数も多い。当時は、パッと見ると、みんな売れているように見えました。
そして、その結果、仙道は「誰から調べてよいか」混乱しました。「コーチ、コンサル、セラピストカウンセラー、ヒーラー」と表記されている方は、ブログ上に「1000人」は存在するのではないかと思えたからです。実際に私がブログを始めた時、1000人以上はブログをやっていただろうと思います。
「凄腕の方」から「ふつうの方」まで、実にバラエティー豊かでした。
当時、なぜもっと早くブログを始めなかったのかと、悔しい気持ちになりました。早い方が有利だと感じたのです。じゃあ、ここで「1000人全員」ライバル調査をしていたら、どうなるのか?もちろん、時間がなくなるし、凄腕を見ると自信を無くすわけです。
当時の初心者の私からしたら「悪循環」にしかならない。
では、どうすればよいのか?ここで、私は1つ自分がぶち当たっている「問題点」を発見しました。それは・・・
ということです。
当時の私の肩書きは「ノウハウ実行コーチ」でした。コンセプトとして「ノウハウを勉強しても行動できない人を支援します」というものだったので、ターゲット層は日本中に何十万人と存在します。この状態だと、ライバルを調べる場合も・・・
- ライフコーチ
- 目標達成コーチ
- 起業コーチ、コンサル
- ダイエットコーチ
- 恋愛コーチ、コンサル
などなど、多数におよびます。エリアが広すぎです。そこで、「ターゲット層をある程度絞れれば、ライバルも特定できて、差別化につながる」と考えたのです。当時は「差別化」の基礎すら知らなかったので、私にとっては大きな発見でした。
そして、仙道のはじめての「ターゲット絞り」が始まります。
コーチ独立のライバルリサーチ術|注意・抑えるポイント
「ライバル調査」をする為には、まずターゲットを絞らないと、数が多すぎて調査できないということが分かりました。絞り込めば、ライバルも特定できるため、ライバル調査も楽になります。良いことだらけです。
しかし、絞り込むということで、少し怖さもあったのは事実です。ターゲットを絞り込む前に、まず、ターゲットを細分化することからはじめました。ブログを開始した当時の「ノウハウ実行コーチング」は、本気で売れると思っていましたが、今思えばターゲットが曖昧でした。
「自分が作ったコンセプトはイケてる!」と思っていたので、今思えば恥ずかしいです。そこで、ターゲットを絞ることを決意したのですが、次に出てき疑問点は、「どこまで絞ればよいのか?」ということでした。
絞りが曖昧 = 顧客が多すぎる
私が一番怖かったのは「絞り過ぎて、顧客がゼロになったらどうしよう」という部分でした。
私はビビりなので、少しずつ絞っていきました。「石橋を叩きながら」という感じです。そりゃ~怖いですよ!今のコンセプトが売れてないからといって、絞ったら本当に売れるようになるのか?当時は、誰も教えてくれなかったからです。
当時の私からみたら「ライフコーチ」「目標達成コーチ」が売れているように見えたので、余計怖かったのです。
この時期は、「変わりたいけど変われない」というジレンマに襲われていました。また、私の中で「あきらめモード」が発動し始めていたのです。「ブログを書いても意味がないなら辞めてしまおうかな~」という心のつぶやきです。この時、2回目の「あきらめモードの波」が発生したのです。(後、数回は現れます)
フェイスブックとかツイッターの方が、成果が出そうな気がしてきたのです。ちょうどフェイスブックが流行っていた時期でしたし・・・。しかし、この時点で、生まれてはじめてブログを30記事ぐらいは書いていたので、「ビビりながらも行動するしかねえ!」という結論に至りました。でも、ビビりだからでよかったのです。
「ビビり」だからこそ気を付けていたことがあるのです!それは、「ターゲット絞りは市場が存在するエリアに絞らないと意味がない」ということでした。つまり「お金を払わない顧客」にターゲットを絞っても、パンチが空振りするのです。
悲しいかな、「ボランティア」で終わってしまいます。私は、ここだけは注意しました。
コーチング独立!仙道のターゲット絞り遍歴公開
以下がブログを始めてからの仙道の「ターゲット絞り遍歴」です。半年かかっています。
ターゲット絞りの遍歴
ノウハウ実行できない人
⇒ 起業ノウハウ? ◎
⇒ ダイエットノウハウ?
⇒ 恋愛ノウハウ?
起業ノウハウを実行できない人
⇒ ビジネスモデル構築?
⇒ 集客? ◎
⇒ マインドセット?
集客ができない人
⇒ リアル?
⇒ ネット? ◎
ネット集客ができない人
⇒ ブログ? ◎
⇒ SNS?
⇒ PPC広告?
⇒ メルマガ?
ブログ集客ができない人
⇒ アフィリエイト
⇒ 物販、通販
⇒ コーチ、コンサル ◎
⇒ その他
コーチ、コンサルでブログ集客できない人をターゲットに!ここまで来たら、かなりいい感じだ、と思いました。その証拠に、アメブロのアクセスやコメントは倍増していました。半年かけて、じっくりと反応を見てみたところ「このエリアは市場もある!みんなブログ集客で困っているんだな」と確信が持てたのです。
このように、「市場がある方向で細分化」していけば、的確な絞り込みができるのです。おおざっぱに書きましたが、私は、現在のポジションを取るまで、「8回」ほどターゲット絞りを変えています。(クライアントさんは、もっとすぐ決まるのですが)
この時は「自分の実績」など気にせず、とにかく絞っていきました。そうしないと心が落ち着かなかったのです。当時、派遣社員のコールセンターをやめたくて、やめてたくて「何でもいいから稼ぎたい!」という想いが強かったです。
確か、ターゲットの絞りがある程度できると「月20万~30万」ぐらいは入るようになってきていたかと思います。キャッシュフローギリギリで無謀ですが、この時点で会社をやめました。借金も残っていたので「もう、やるしかねえ!!」と迷いが無くなりました。
まとめ
私も最初から上手く行ったわけではないのです。売れてもいない段階で、ターゲットを絞っていくことは「怖い」と感じるかと思います。
しかし、売れていない時点で、見込客には届いていないか、興味を惹かれるような対象にはなっていません。ライバル調査をしようとして、結果としてターゲットを絞り込むことになりましたが、この絞り込みはビジネスの分岐点になりました。あなたもターゲット層を見直してみてください。