どうも、仙道です!
今回は、私が起業する時、差別化に悩んでいた頃の話をお伝えします。
私は起業する前まで、コールセンターでバイトをしていました。そんなコールセンター時代から具体的にどんな思考で、起業していったのかという部分を公開します。
特に「抽象度を上げる」ことで、起業をする道筋が一気に開けましたので、参考にしていただければと思います。
コールセンターのバイトから起業すると決めたら|助けたい人は誰かと考える
当時、コールセンターでバイトをしていた私は、アメブロだけで、コーチング起業することを夢みていました。
起業するために「情熱」「強み」など、自分のリソースを複数出していくのですが、やっぱり、すぐにシックリくるものが見つからないわけです。
早く、派遣のコールセンターを辞めたかったので色々と悩みました。
借金も限界でパンパンだったので、私は焦りました。
そこで、自分の情熱をハッキリさせるために「私の”助けたい人”は誰だろう?」と、自分に質問してみたのです。
もう、「儲かる」とか「市場がある」とかは、一切無視して。
多くのコーチ、コンサル、セラピスト、カウンセラー、個人起業家が思うように「過去の自分を助けたい」と、当時の私も自然と思っていました。
私の場合、音楽で失敗しているので「音楽で食えない人を支援できたら最高だな~」と考えました。
そこに情熱があったのです。
ただ、ふと、疑問に思ったことがありました。
それは、
ということです。
コールセンター派遣から起業した実話|抽象度を上げて世界が変わった
「助けるのは、本当に過去の自分だけでよいのか?」
そう思った私は「1つ視点を上げてみよう」と思い、抽象度を上げました。
具体的に言えば、自分の情熱面である「助けたい人の抽象度」を1つだけ上げたのです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【個人起業できない人を助けたい】
すると、「音楽というフレーム」がパーンと音を立てて外れたのです。
それだけで、私の中で「助けたい対象者」が、いっきに広がったわけです。
心配だったのは「それは、情熱がもてない」「それは、やりたいことではない」と、私の中で葛藤が起きることでした。
でもやってみたら、意外とそうでもなかったのです。
むしろ楽しかったのです。
当時は見えなかったのですが、後から気が付きました。
私は「音楽」がやりたいのではなく、その先にある「自由」を求めていたのです。
「音楽」は手段であり、本当に欲しいのは「自由」だったわけです。
だったら「音楽」じゃなくても「自由を求めて起業したい人」を支援してもよいのでは?と気が付きました。
それも、私の中で「情熱」を満たす活動だったのです。
その後、「フレーム」が外れた私は、フィットする差別化が色々見えてきて、頑張らなくても自然とブログを継続できて、起業できたのです!
もし、私が「過去の自分」にこだわっていたら、今ほど上手くいってはいなかったでしょう。
とは、こんな流れだったのです。
「情熱も強みも両方を満たす差別化」は簡単に見つかります。
単純に「助けられる人の数」も大きく増えます!
「売れるためにやりたいことはあきらめる」など、考える必要がなくなるのです。
起業、集客、心理学、コーチングなど、勉強すればするほど「フレーム」にハマってしまう。
勉強するほど「盲点」ができるのです。
ある程度は仕方がありません。
だから「自分は現在、盲点があるから1つ上の視点で考えてみよう」と、常に意識した方が色々見えてくるのです。
「情熱面、やりたいこと面」では、抽象度を上げていった方が、圧倒的に売れるようになるし、色々な人のために貢献できます。私は、色々な経験上そう感じています。
起業する時の「抽象度を上げる」について解説|コールセンターからの起業まとめ
ここまでの話では、私の実体験を元にお伝えしましたので、少しだけ「抽象度を上げる」ということについて解説しておきます。
「抽象度を上げる」と似たような意味合いで使われる言葉として「俯瞰で見る」「高い視点で見る」と言ったような言葉があります。
つまり、より「広いくくりで見る」ということになります。
情報量も多くなり、1つ1つの細かい情報ではなく、まとまりや総称、団体などで見ることになるのです。
例えば、「テレビ」の抽象度を上げると、「家電製品」や「映像を映すもの」などになっていきます。
「家電製品」というくくりに変われば、テレビ以外に、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機も入ってくるでしょう。
つまり抽象度を上げることで、含まれるものが多くなっていくのです。
「音楽で食えない人を助けたい」ところから抽象度を上げたら、「個人起業できない人を助けたい」というように変わったのと、全く同じなのです。