どうも、仙道です。「売上をもっと伸ばしたい」と悩む起業家は少なくありません。しかし、そんな起業家はみなさん商品単価が低い傾向。コーチング1回5,000円、コンサル1回1万円など、数をこなさなければ到底高収入は目指せないでしょう。
そこでおすすめなのが、高単価商品の販売です。1人のお客様と契約するだけで大きな売上が手に入るため、収益効率を高める上では必須の施策といえます。
本記事では、ボーダーラインとなる「30万円」で販売するための要素やサービスの作り方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
高額商品を作るために必要な2つの要素
高額商品とは、「利益を獲得するための高価格商品」を指し、マーケティング業界では「バックエンド商品」と言われます。一般的に30万円以上の価格で販売されるケースが多いのも特徴の1つ。
そして、高額商品を作るには、さらに押さえるべき2つの要素があるため、ここでしっかり確認しておきましょう。
- ターゲットの明確化
- 差別化コンセプトの確立
要素1:ターゲットの明確化
ターゲットとは、自分の商品・サービスを販売する相手を指しており、ビジネスを立ち上げる際に「誰に売るか」を明確にしなければなりません。
そのため、高額商品を作るには、『誰に売るのか』を考えることが重要。自然とクライアント目線になるので、ライバルと差別化しつつ、本当に求められる商品が作り出せるでしょう。
ターゲット設定の注意ポイント
初心者の中には「ターゲットを絞ると売れなくなる」と考える方も少なくありませんが、結論から言うとこの考え方は間違いであり危険です。
ターゲット設定しなければ、メッセージを届ける層が広がり過ぎてしまい、効率的にサービスの魅力を伝えられなくなってしまいます。
そのため、「私のための商品だ」「こんな商品が欲しかった」と思わせるメッセージを的確に届けられるよう、どんな業種もターゲットを明確に定めなければなりません。
ターゲット設定の3ステップ
ターゲットを設定するには、以下の3つのステップが必要です。
ターゲット設定の3ステップ
【ステップ1】自分が勝てる市場を決める
【ステップ2】市場を細分化する
【ステップ3】自分が勝てる市場でターゲットを設定する
ここでいう市場とは
・参入領域にて一定数の「有料顧客」が存在する場所
自分が勝てる市場とは
自分の強みを活かしてNo.1のポジションを狙える市場
上記を実践すれば、自分にとって最適なターゲットを設定できるでしょう。また、ターゲット設定については、以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
要素2:差別化コンセプトの確立
高額商品を作るには、差別化コンセプトも確立しなければなりません。
差別化コンセプトとは、自分の商品・サービスや自分自身をどのように差別化してビジネス活動するかをシンプルに表現したもの。きちんとコンセプトを作ることでビジネスに一貫性が生まれ、ブレのないメッセージを発信できます。
差別化コンセプトを作るメリット
差別化コンセプトが確立されていると、以下のようなメリットが得られます。
- 高額商品の全体像を考えやすくなる
- 自分のビジネス活動に一貫性を持たせられる(=お客様に伝えるメッセージがブレない)
- 信頼感や安心感をお客様に与えられる
ちなみに、全体像というのは誰に(ターゲット)何を(どんな商品を)どうやって届けるか?といった具体的な内容を指しており、商品に限らずビジネス自体を構築する上でも同じことがいえます。
30万円以上の高額商品を作る5ステップ
次に高額商品を構築するための5ステップを解説していきます。
- ビフォー (ターゲットの悩み)を考える
- アフター (ベネフィットを考える)
- 壁になっているもの(原因、問題点)
- メソッド(解決ステップ)
- 魅力的なオファーを作る
1つ1つのステップを実践し、高額商品を構築してください。
ステップ1. ビフォー (ターゲットの悩みを考える)
まずは、ターゲット(お客様)が抱えている悩み・問題・不安などを具体的にしていきます。
ターゲットが眠れないぐらい強い「悩み・願望」は何か。悩み・願望を感じるのは、いつ・どこで・誰と、何をしているときか。そして、それはなぜかを深く深く追求しましょう。
【参考例】
■ターゲット
Webが苦手なコーチ・コンサル専門の起業家
■差別化コンセプト
「Web苦手なコーチ・コンサル専門」のブログ集客コンサル
■ビフォー
・Webを使った集客方法がわからない
・ブログ、メルマガのはじめ方がわからない
・ブログ記事を書こうとしてもかけない
・頑張ってブログを書いても反応がない
・メルマガに書くネタが浮かんでこない
・メルマガを書いても集客につながらない
ステップ2.アフター (ベネフィットを考える)
ステップ2はアフター(ベネフィット)を考えていきます。自分の商品・サービスを通して、ターゲットが手に入れる変化・未来像を考えましょう。
自分の商品・サービスを購入した後に、手に入る「ベネフィット」は何か。そのベネフィットを手にすることで、ターゲットはどんな感情になるのかを深掘りします。
<参考例>
■ターゲット
Webが苦手なコーチ・コンサル専門の起業家
■差別化コンセプト
「Web苦手なコーチ・コンサル専門」のブログ集客コンサル
■アフター
・ブログから毎月30リスト獲得できる
・ブログ記事を書くことが楽しくなる
・ブログから毎月10件は問合せがくる
・メルマガのネタに悩むことがなくなる
・メルマガから毎月5〜10人セミナーに集客ができるようになる
ステップ3. 壁になっているもの(原因、問題 点)
次に、ビフォーからアフターの状態を実現していく途中で、壁になることを考えます。
どんな人でも「問題点、根本原因」が分からないうちは、問題解決まで思考が行き届きません。すなわち、商品を購入してもらえないため、ターゲットがまだ気づいていない問題点・悩み・根本原因を考えましょう。
<参考例>
■ターゲット
Webが苦手なコーチ・コンサル専門の起業家
■差別化コンセプト
「Web苦手なコーチ・コンサル専門」のブログ集客コンサル
■壁
・ブログもメルマガも書くのに時間がかかってしまう
・毎回、ブログを書くことがつらい
・メルマガの書いても3日坊主になってしまう
ステップ4. メソッド(解決ステップ)
次に、ターゲットがどのような過程でビフォーからアフターに変化していくかをステップに分けて考えてください。ステップを分解することで、ターゲットが「自分にもできそう」と感じ始めるはずです。
<参考例>
■ターゲット
Webが苦手なコーチ・コンサル専門の起業家
■差別化コンセプト
「Web苦手なコーチ・コンサル専門」のブログ集客コンサル
■メソッド
ステップ1:ブログ集客の全体像を把握する
ステップ2:リストが取れるブログの書き方
ステップ3:反応が取れるメルマガの書き方
ステップ4:個別相談に誘導の方法
ステップ5:個別相談で契約を獲得する方法
ステップ5:魅力的なオファーを作る
高額商品をクライアントにセールスする際は『オファー』がとても重要。参考までに、オファーとは以下の全てが当てはまります。
- 商品・サービスの内容
- 価格
- 特典
- 保証
- 支払方法
- 申し込み期限
オファー内容がクライアントにとって魅力的であれば、購買確率はおのずと高まるでしょう。
<参考例>
■ターゲット
Webが苦手なコーチ・コンサル専門の起業家
■差別化コンセプト
「Web苦手なコーチ・コンサル専門」のブログ集客コンサル
■オファー内容
・今、この場で契約してくれたら料金を半額にする
・特典として無料メールサポートをつける
・成果が出ない場合はサポート期間を延長する
・成果が出ない場合は返金保証をつける
・銀行振込・クレジットカードでの決済を可能にする
仙道どうも、仙道です!コーチやコンサルなどの起業家にとって自分の商品・サービスは売上獲得に関わる非常に重要な要素です。特に個人起業家にとって高単価商品を作ることはビジネスを進めていく上で欠かせません。しかし、[…]
高額商品を作る時の注意点
ここまで紹介してきたステップを実践すれば、初心者でも高額商品を作れるはずですが、ここで注意したいのが、はじめから完璧な商品を作ろうとしないことです。
裏を返せば、一度で成功することはまずないため、クライアントの生の反応を確認しながら、少しずつ商品・オファーの内容を微調整してください。
クライアントの反応に合わせてブラッシュアップすることで、よりターゲットにマッチした形に整えられるでしょう。
売れる高額商品に必要な3つのポイント
5ステップで作成した高額商品を実際に販売するには、以下3つのポイントを押さえなければなりません。
ポイント1:魅力的なオファー
ポイント2:実績
ポイント3:集客の仕組みを確立
ポイント1:魅力的なオファー
1つ目は、最終ステップでもある「オファー」を魅力的にすること。魅力的なオファーは以下のような断り文句を無くし、「今買わないと損」といった気持ちを奮い立たせてくれます。
- お金がない
- 時間がない
- ちょっと考えさせて欲しい
魅力的なオファーを作るときの注意点
魅力的なオファーを作るときに、多くの起業家がミスするポイントがあります。それは『お客様にとって』という視点を忘れてしまうことです。
『自分が魅力的と思うオファー=クライアントにとって魅力的なオファー』
上記のように自己中心的な考えを持ってしまいがちですが、自分とクライアントはあくまでも別人であり、魅力を感じるオファーは往々にして全く違う内容であることがほとんど。
もし既に自分のお客様がいる場合は、作成したオファー内容に対して直接感想をもらうことがおすすめです。
ポイント2:実績
高額商品をセールスするときは、自分の実績を示すのも効果的ですが、その際はできる限り具体的な数字を使うようにしてください。
<参考例>
・15,000人以上のWeb素人を作成してきた
・1ヶ月で10人のクライアント獲得を可能にした
・172名以上のコーチ・コンサルが100万〜2000万円以上達成できた
もし、現時点で実績がない場合は、友人・知人にモニターとして商品・サービスを提供し、きちんとレビューしてもらうと良いでしょう。
ポイント3:集客の仕組みを確立
ここまでは、高額商品の作り方と販売するポイントを解説しましたが、何よりも重要なのは「集客」です。
どれだけ魅力的なサービスとオファーを構築しても、そもそもクライアントに見てもらえなければ意味がないため、SNSや広告、動画を使って自分の認知度を高めていきましょう。
高額商品の作り方を押さえてビジネスを加速させよう
本記事では、コーチ・コンサル起業家の高額商品の作り方を5つのステップに分けて解説しました。
現在売上が伸び悩んでいる方は、ぜひ以下のステップを実践して、高単価契約を獲得してください。
- ビフォー (ターゲットの悩み)を考える
- アフター (ベネフィットを考える)
- 壁になっているもの(原因、問題点)
- メソッド(解決ステップ)
- 魅力的なオファーを作る
ただし、どれだけ魅力的なサービス・商品を作り上げても、集客できなければ意味がありません。高額商品の構築と同じく起業家の急務となるため、ぜひ仙道塾の無料動画をチェックしておきましょう。