コーチングを学ぶ際に書籍を選ぶ方も少なくありません。しかし、選び方やおすすめの本が分からず、いつまでも始められないケースも多いんです…。
コーチングの書籍(本)を選ぶ4つのポイント
ここではまず、コーチングの書籍を選ぶ時のポイントを4つ解説します。
- 著者の信頼性
- 目的・興味とのマッチ
- 自分のレベル
- レビュー・口コミ
自分に合った本を見つけるためにも、しっかり押さえておきましょう。
著者の信頼性
コーチングの本を選ぶ上では、著者の信頼性をチェックしなければなりません。有用な知識を得る上で欠かせない要素であり、「すごい人の知識を学んでいる」というモチベーションにも繋がるでしょう。
また、信頼性のある著者の書籍は、研究や学術的な根拠に基づいた内容が含まれています。そのため、読者は正確な情報に基づいて学び、本格的なコーチングスキルを習得できるのです。
目的・興味とのマッチ
コーチングの本が自分の目的や興味に合った内容かも確認しましょう。
一口にコーチングの書籍と言っても、自己成長やリーダーシップ、対人関係など領域は多岐にわたります。事前にあらすじなどをチェックして、マッチしたジャンルの本を選んでください。
レビュー・口コミ
コーチングの書籍を選ぶ際は、レビュー・口コミもチェックする必要があります。実際に購入した読者のリアルな感想を把握すれば、本当に自分に合っているかが分かるはずです。
ただし、書籍の販売元などが発信しているレビューは信ぴょう性に欠けるため、できればSNSなどの一般媒体で探しましょう。
自分のレベル
コーチングの書籍はそれぞれレベルが異なります。初心者があまり高度すぎる本を購入しても、専門用語などが多くあまり学習が進まないので、必ず自分のレベルに合っていることも確認しましょう。
初心者の場合は「入門書」「導入編」「初心者向き」などがタイトルに記載されているものがおすすめです。
【2024年】コーチング書籍(本)おすすめ5選
コーチングの書籍の選び方が把握できたところで、次はおすすめの本を5冊解説します。
- 決定版コーチング 良いコーチになるための実践テキスト 単行本
- コーチング入門 第2版 新書
- 新 コーチングが人を活かす
- マンガでやさしくわかるコーチング
- コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる
コーチングの学習を始める方は、ぜひ参考にしてください。
決定版コーチング 良いコーチになるための実践テキスト 単行本
参照:Amazon
「良いコーチングとは?」という根本的な疑問にフォーカスした初心者向きの良書です。サイコセラピーやカウンセリングとの相違点についても満遍なく解説しています。
コーチング入門 第2版 新書
参照:Amazon
2015年にリリースされて以降、高い人気を誇るベストセラー本です。「コーチング入門」というタイトルが示す通り、重要スキルやワークシートの例など、より初心者に寄り添った内容となっています。
新 コーチングが人を活かす
参照:Amazon
2000年にリリースされた「コーチングが人を活かす」は、「最良の入門書」としてロングセラーを記録しました。
発売20年を機に大幅改訂しており、より内容が洗練されています。
マンガでやさしくわかるコーチング
参照:Amazon
コーチングの基礎を漫画形式で学べる書籍であり、ストーリー形式で楽しく学べます。コーチングの全体像や目的といった根本的な部分から知りたい方におすすめです。
コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる
参照:Amazon
「コーチングマネジメント」は、日本におけるコーチングの第一人者による著書です。理論から応用編まで網羅しており、コーチ志望者やマネジメント層までバイブルとして活用できるでしょう。
コーチングを書籍で学ぶメリット3つ
ここからは、コーチングを書籍で学ぶメリットを3つ解説します。
- 情報の信頼性が高い
- コストを抑えられる
- 繰り返し学習できる
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
情報の信頼性が高い
書籍は「誰が書いたか」「誰の知識なのか」が明示されており、市場に出回るまで細かい校正校閲を経ています。
そのため、個人ブログよりも情報の信頼性が高く、確実に高品質なノウハウに触れられるでしょう。
コストを抑えられる
コーチングの書籍は安くて1,000円以下、高くても3,000円ほどで購入できます。セミナーや情報商材は数万円かかるケースもあるため、はるかに低コストに抑えられるでしょう。
また、古い書籍なら中古で購入してさらに節約できる点も大きな魅力です。
繰り返し学習できる
当然ながら、書籍は手放すか紛失しない限り何度でも読み返せます。
繰り返しじっくりと読み込むことで、Webサイトやセミナーより高い学習効果が見込めるでしょう。もし書籍の破損が不安な場合は、電子書籍に切り替えるのもおすすめです。
コーチングを書籍(本)で学ぶデメリット2つ
ここからは、コーチングを書籍で学ぶデメリットを解説します。
- 情報が古いケースもある
- 人とのコミュニケーションに欠ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
情報が古いケースもある
当然ながら、紙の書籍は自動で情報が書き換えられるわけではありません。
ただでさえ情報の流動性が高いコーチング業界なので、発刊から数年程度経過すればノウハウは賞味期限切れ。そうなった際は、本の改訂を待つか、最新の書籍を購入した方が良いでしょう。
ただし、電子書籍なら比較的容易に改訂版へアップデートできるため、最新状態を保ちたい方は、ぜひ検討してみてください。
人とのコミュニケーションに欠ける
書籍での学習は一人で進める手法となるため、同業者や先輩、メンターなどと知り合う機会に恵まれません。
また、インプットだけでなくアウトプットも組み合わせることで学習効率は高まります。極力セミナーやサロン、SNSも活用してコミュニティに参加して、情報共有できる仲間を見つけてみてください。
コーチング初心者は書籍(本)から学ぶのがおすすめ
本記事では、コーチングを書籍で学ぶメリット・デメリットに加えて、おすすめの本も解説してきました。
コーチングは様々な方法で学習できますが、低コスト且つ情報の信ぴょう性が高い点を考慮すると、初心者には本がおすすめと言えるでしょう。
ただし、本だけでは人との出会いが不足してしまうので、セミナーやコミュニティにも参加して、しっかり人脈も作っておいてください。