どうも仙道です。
仙道塾生から「言うことを聞かないクライアントへの対処方法はどうしてますか?」という質問を受けました。そこで、言うことを聞かないクライアントへの対処方法について紹介します。
コーチングやコンサルをしても行動してくれないクライアントは必ず存在します。そうしたクライアントに対し、どのように対処したら良いのかと悩む個人起業家は少なくないでしょう。そこで、どのような対応をするべきかを解説。同じ悩みを抱えているならば役立ててください。
もし、あなたがコンサルやセラピスト側で、このクライアントはトラウマや癖、性格、繊細、ADHDなどいろいろ憶測をするタイプだとしたなら、ここでの記事はより役に立つものになっています。ぜひ最後まで読んで活用してください。
言うことを聞かないわがままクライアントに悩む人の特徴
言うことを聞かないクライアントに悩む人には特徴があります。その特徴とは、クライアントの発言に共感しすぎること。いい人や敏感な人ということです。
例えば、セールスの時に
- あれができないんです
- これができないんです
- 私には無理なんです。だから買いません
こうした発言に対して「そうなんですね、よくわかりました。今日はこれで終わりです」となってしまいます。
クライアントの発言に対して、考え発言する前に、言葉をそのまま受けとめてしまっているわけです。
この場合、クライアントの言葉に宿る「悪い周波数」や「悪いエネルギー」を引き寄せてしまいます。そして疲弊し悩んでしまう。しかし、クライアントの発言というのは1つの情報でしかありません。あなたが情報の受け取り方や目を向けるポイントを見直すことでプラスにもマイナスにも変換することができる。このことを知る必要があります。
わがままなクライアントに対して絶対にやってはいけないこと
まずは絶対にやってはいけないことから解説します。
結論、セルフイメージを下げるような怒り方です。その中でも相手の人格を否定することは一番やってはいけません。
参考例
- あなたはこういう性格ですね
- こんなトラウマがあったからそうなんですね
- こんな癖があるからダメなんです
- あなたは~な人間だ
など。相手を人として否定するような発言は避けてください。信頼も信用も一瞬で失います。そして「感情的に怒ること」もやってはいけないことの一つです。
あなたはコーチやコンサルタントとして、相手を導く側です。にも関わらず、感情的に相手へアドバイスをすることは、お金をもらう側としての品格と信頼を落とすだけの行為となってしまいます。この場合、アドバイスよりも思ったこと(感情)をそのまま相手に投げつけている状態とも言えます。自分では気づかずにやっている人が多いので一度自分は大丈夫かと見つめ直してみましょう。
そんな人から学んでいると相手に感じられた時点で、クライアントのセルフイメージ、モチベーションが下がることは目に見えています。コンサルタントやセラピストの仕事には、クライアントのセルフイメージを上げることも含まれます。
怒るというのはただ感情の一つです。しかし理論や理由もなしに感情だけで相手に伝えてしまうことは絶対にやってはいけません。セルフイメージを下げるようなことを言っている人でも、売り上げが1億円超えてる人や有名な先生もいます。そうした人をたまに見ますが、私は最悪だなといつも思っています。
悪い点をモデリングするのではなく、良い点をあなたのサービスに組み込むようにしましょう。
Nameどうも、仙道です!起業をするにあたって「モデリングするとよい」ということはよく言われます。モデリングは既に成功している人、上手く行っている人を真似することによって、成功に早くたどり着く[…]
わがままなクライアントを変えるために心掛けること
結論から言うと、クライアントのゴールやビジョンに対しては厳しく、クライアント自身には優しくすることです。なぜなら、最終的な目標はクライアントがセルフイメージを下げず、いい方向に自立していくことだからです。
では、クライアントのゴールやビジョンに対しては厳しく、クライアント自身には優しくするとはどういうことなのかについて説明します。
クライアントのゴールやビジョンに対して厳しくする
クライアントの「こういう風に変わりたいんです」という前向きな発言などに対して、徹底的に取り組んでもらうことです。
そしてクライアントの取り組みを諦めさせずに、徹底的に目標達成するために一緒に伴走すること。中には、「あれやんなくていいんですよね」「変わりたくないです」「別に癒されなくてもいいです」など今のままでいいですと言うクライアントもいます。
しかし、その後ろ向きな発言ではなく、前向きな発言に目を向けて目標を達成できるように伴走してください。そのためには、クライアントの次元が上がって成功している姿を常に見て、そこを目指して取り組んで行くことが大切です。
クライアントに寄り添う
まずは、その人の次元の高い未来を見て、もうすでに成功してますよという視点でいかに見れるかということです。次元とは、抽象度を高くするということです。クライアントが目の前のことしか見られていないのであれば、あなたは空からみた広い視野で物事を考え、指摘してあげましょう。
この時、クライアントのせいにしてはいけません。あなたの仕事にはクライアントのセルフイメージを上げることが含まれている。このことを忘れてはいけません。そのためにはポイントで切り離して指摘することが必要です。
ポイントというのは、「あなたはすごい人であなたはできるのにこれやっていないのはもったいないよ」「必ずできるからただやるだけだよ」という一歩先を行く教える側の視点でいられるかどうかです。
クライアントの過去と現在だけ見てる人は、クライアントの結果が出ないことに「あなたのここがダメなんだよ」「あれがだめなんだよ」と人格を否定する言葉を使ってしまいがちです。しかし、その人の無限の可能性を信じ、未来に向けて高い次元で成功しているクライアントを常に見てください。そして、あなたがクライアントを引き上げあげてください。
それでも言うことを聞かない場合の向き合い方
そうは言っても、本当に言うことを聞かないクライアントもいます。そのようなクライアントは、一度本人が思うように、限界までやってもらうのもオススメです。
一つ参考例を紹介します。
過去、仙道塾に次のような参加者がいました。
その方は婚活のコーチとして活動していたのですが、「魔法学校をどうしてもやりたいんです」と言ってました。それに対して私は「本気でスピリチュアルやってるわけじゃないのに、なんで魔法学校なんですか?」と聞きました。クライアントは「どうしてもやりたいから」と答えました。
実際、婚活での売り上げが1000万円をいきそうな方でしたが、その熱量が高かったので私は「じゃあ、やってください」と言いました。100万円ほどの製作費を使って映画のようなプロモーション動画を作ってました。しかしその結果は、たったの2万円しか稼ぐことはできませんでした。
中にはこういう人もいます。ですが、やらせないと絶対に諦めないくらいの熱量だったのでやってもらいました。なので本当に言うことを聞かないクライアントには、実際にやってもらうことも時には必要だと覚えておきましょう。クライアントを支配しすぎるというのもよくありませんので。
どうも、仙道です!コーチ、コンサル、セラピストなど起業家としてクライアントを抱えたとき、クライアントとなるお客様の成長が見えることに喜びを感じる人は多いかと思います。クライアントが成果を出すことが出来れば、自身の実績にもなり[…]
仙道達也がわがままなクライアントに対して行っている2つのこと
最後に私が、言うことを聞かないクライアントに対して行っていることを2つ紹介します。
- 「もったいないな」と伝える
- 相手のネガティブ・否定的な話を真正面からうけない
一つずつ詳しくみていきましょう。
①「もったいないな」と伝える
私はよくクライアントに対して「もったいないな」という伝えます。「あなたならできるのに、もったいないですね」と。本来できる人なのに宿題や集客やワークをやっていないなど、ネガティブになっているのはもったい状態ないのです。
いい人は繊細で才能があるために悪い方に考えてしまうというのを伝えます。そうすることで、セルフイメージを上げながらポイントを切り離して指摘できます。これがすごく大事です。
②相手のネガティブさや否定的な話を真正面からうけない
私はあえて共感しないことがあります。正確には、相手のネガティブさや否定的な話を真正面からうけないイメージです。
「相手からパンチがきたらギリギリになって避けていきたいところに飛んでいってもらう」という合気道のような聞き方です。
自然に(反射)よけてる感覚で、自分自身が幽体離脱している感じです。メタ視点とも言われています。合気道と同じように、自分の力を使わず勝手に結果が出るというのが理想だと思います。考え方として飛んできてるのはただの情報で、いい方向に書き換えて受け入れればいいというものです。
邪念やネガティブなものに対して「ありがとう」と、泥水でもおいしい水だと受け取るようにします。もう少し具体的に言うと、飛んできている(相手の言葉)のは携帯の電波と同じで、相手のことを知るためには必要。だけど「ただの情報でしかない」と考えます。
この考え方により、ネガティブや否定的なエネルギーの力を受けずに済みます。ヒーラーの方だと、悪い念が飛んできたり、目を合わせると悪い念が入るなどと言ったりします。
私のように動画で何千人という人が見るようなステージで話す人が、クライアントと話すたびに悪い念の影響をうけていたら相当なダメージを負ってしまい、本来届けるべき相手に正しい価値を提供できなくなってしまうでしょう。
それでも動画に出続けられるのは、「真に受けない」といった考え方があるからだと断言します。あなたもネガティブな感情や否定的な言葉を真正面から受け止めるのではなく、時にはひらりと避けることも行う必要があります
まとめ
ここでは、言うことを聞かないクライアントへの対処法を解説しました。
クライアントのゴールやビジョンに対しては厳しく、クライアント本人に対しては優しくすることが大事なポイントです。コンサルやセラピストの役割は、クライアントのセルフイメージを下げずに自立を促し目標達成させること。
そのためには、教える、教育する側であるあなたが、常にクライアントの高次元の姿(未来からの逆算)を見ていくことが欠かせません。それに加えて、私が実践している「もったいない」と考える、真正面から言葉を受けとめない。この2つを実践することで、少しずつ、それでも確実にクライアントを変化させられますので活用してくださいね。