どうも、仙道です!
Facebook広告は、見込み客リストを獲得するために非常に有効な手段です。しかし、使いこなせているコーチ・コンサルがまだまだと言えます。
「Facebook広告は難しい」「代行業者に頼まないといけない」というイメージがあるかもしれませんが、実際は個人で運営することも十分可能です。
Facebook広告の基本についてまとめたので、内容を確認しながら運用にチャレンジしてみてください。
Facebook広告とは?
Facebook広告とは、Facebook内に配信できるWEB広告のことを言います。
Facebook上の広告枠やタイムライン上に表示され、Instagramにも連動して広告が出向されます。
Google広告やYahoo!広告に比べて、より高度なターゲテイングが可能で、低予算で始められることが大きな特徴です。
無料で作れるFacebookアカウントがあれば誰でも広告を配信できるため、企業から個人起業家まで幅広く利用されている広告メディアといえます。
リスティング広告との違い
Facebook広告と同じようにポピュラーな広告として、リスティング広告(Google検索などで表示される広告)があります。
Facebook広告とリスティング広告の大きな違いは、ユーザーへの関わり方です。
リスティング広告は、検索キーワードに関連した広告を表示します。つまり、キーワードを入力したユーザーに合わせて、関連する広告を表示するのです。
一方、Facebook広告には「検索キーワード」という概念がなく、ユーザーにとって興味や関心があると思われる広告を表示してくれます。
「ターゲットはどんなキーワードを検索しているんだろう?」などと考える必要はなく、「〇〇に興味がある人に広告を出す」という感じで設定ができるので、初心者でも高い精度でターゲティングが可能です。
Facebook広告|メリットと価値
コーチ・コンサルにとってのFacebook広告のメリットを3つご紹介します。
- ターゲットに高い精度でアプローチすることができる。
- 低予算で広告を配信することができる。
- 広告配信の設定が簡単にできる(運用を他人に任せることもできる)。
1.ターゲットに高い精度でアプローチすることができる。
Facebook広告には、次の9つの高性能ターゲティング機能があります。
- ユーザー属性ターゲティング
- 年齢・性別ターゲティング
- エリアターゲティング
- 利用者層ターゲティング
- インタレスト(興味・関心)ターゲティング
- 行動ターゲティング
- リマーケティング
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
ユーザー属性ターゲティング
- Facebook広告でよく利用するターゲティングの1つ。
- ユーザーのプロフィールをもとにターゲティングできる。
- 精度が非常に高い。
年齢・性別ターゲティング
- Facebook広告でよく利用するターゲティングの1つ。
- 年齢や性別の情報をもとに精度が高いターゲティングが可能。
- 年齢では13歳から65歳以上のユーザーまで設定ができる。
エリアターゲティング
- 国・地域や都道府県・州、市区町村、郵便番号、住所を入力。
- その地域にいる人、最近その地域にいた人、旅行中の人に配信できる。
- そのエリアに広告を配信したくない場合はエリアを除外することも可能。
利用者層ターゲティング
- ユーザーの属性に合わせてターゲティングできる。
- ユーザーがFacebook上に登録した情報をもとにターゲティングする。
インタレスト(興味・関心)ターゲティング
- 人の興味・関心に基づいてターゲティングを設定することが可能。
- 趣味・関心、アクティビティ、「いいね!」したページなど。
- さまざまな情報を元にターゲティングできる。
行動ターゲティング
- ユーザーの行動データをもとにターゲティングできる。
- 電子機器の利用状況などの情報を元にもターゲティング可能。
リマーケティング
- サイトにFacebookピクセルを設置する。
- 設置したサイトに訪れたユーザーに、再度広告を配信することができる。
カスタムオーディエンス
- Facebook広告でよく利用するターゲティングの1つ。
- ユーザーのデータを利用する。
- 電話番号やメールアドレスを使って広告を配信することが可能。
類似オーディエンス
- ユーザーのデータを元にして、類似するユーザーに広告配信ができる。
- ユーザーのWebサイトやアプリ内での行動データ。
- Facebookページや広告に反応したユーザーのデータ。
ターゲティングについて、さらに詳しく知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。
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2.低予算で広告を配信することができる。
Facebook広告を配信するための費用については、別の記事に詳しくまとめてありますので、ぜひそちらの記事をご確認ください。
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3.広告配信の設定が簡単にできる(運用を他人に任せることもできる)。
Facebook広告をはじめて配信する場合は、管理画面などが少し複雑に感じるかもしれません。しかし、慣れてしまえば、誰でも簡単に配信設定が可能です。
「広告運用」と聞くと難しく感じる人が多いですが、実際は配信までの操作を覚えれば誰でも配信できます。ですので、あなたのビジネスパートナーなどに運用を任せることも十分に可能です。
運用を任せることができれば、あなたが他の活動に使う時間も増えるし、その活動をしている間にもリストが増えていきます。
いずれは信頼できる人にFacebook広告の運用を任せるという視点も、持ち合わせておきましょう。
Facebook広告|出稿準備
Facebook広告を出稿するためには、次の1〜4の順番に必要なものを準備しましょう。
- Facebookページ
- ビジネスマネージャ
- 広告アカウント
- 広告から誘導するLP(ランディングページ)
①Facebookページ
Facebookページとは、自分のビジネスを紹介するためのページです。Facebookの個人アカウントとは異なるのでご注意ください。
Facebook広告はFacebookページから出稿することができるので、必ずFacebookページを作成するようにしておきましょう。
Facebookページの作成はこちら:https://www.facebook.com/pages/creation/
Facebookページ作成のポイント
カバー画像のサイズに気をつけましょう。下記に示すサイズが最適なサイズとなります。
「820 x 360ピクセル」
・PCでは高さが360pxから312pxにカット
・スマホでは横幅が820pxから640pxにカット
「946 x 360ピクセル」
・PCでは縦横がそのまま
・スマホは横幅のみ946pxから640pxにカット
②ビジネスマネージャ
Facebookページが完成したら、ビジネスマネージャのアカウントを作成しましょう。
ビジネスマネージャとは、FacebookやInstagramで広告出稿を管理するためのツールです。主に次の3つを管理していきます。
- 複数広告アカウントの一括管理
- アクセス権限などの管理
- 外部のパートナー管理など
ビジネスマネージャにアクセスして、案内に沿ってビジネスマネージャのアカウントを作成してください。
下画像のように表示されれば、アカウント作成の完了です。
③広告アカウント
Facebook広告を管理するアカウントを作成します。ビジネスマネージャのアカウント作成が完了した画面から「広告アカウントを追加」をクリックしてください(上画像参照)。
そして、画面の案内に沿ってアカウントを作成しましょう(上画像を参照)。
広告アカウントを管理するユーザーと各ユーザーの権限を設定したら、「広告マネージャを開く」をクリックしてください。
下画像のような画面が表示されれば、広告アカウント作成完了です。ここでFacebook広告の管理・運営をしていきます。
支払い設定も忘れずにしよう!
Facebook広告の費用を支払うための支払い設定も忘れずにしておきましょう。支払いはクレジットカードで登録しておくことがオススメです。
④広告から誘導するLP(ランディングページ)
Facebook広告から誘導するLP(ランディングページ)を準備します。ランディングページを用意して「見込み客のメールアドレス」か「LINE」の獲得につなげます。
Facebook広告|運用の全体像
Facebook広告でやることは、大きく分けて2つです。
- 広告クリエイティブの作成(広告そのものの作成)
- 広告のマネジメント(広告の運用)
全体の作業としては、下記のとおりです。
広告運用はKPIを観測していきます。
・CPM(Cost Per Impression):インプレッション単価(広告が表示されるコスト)
・CTR(Click Through Rate) :クリック率(広告からLPへの移行率)
・CVR(Click Through Rate) :LPでの成約率(メルマガの登録率)
この3つの数字を観測しながら、最適なパフォーマンスを目指してください。
Facebook広告|運用の基礎知識
運用にあたっては、次の専門用語を覚えていくことをオススメします。
用語 | 意味 |
インプレッション | Facebookに広告が表示される回数 |
CPM(Cost Per Impression) | 広告掲載回数1,000回あたりにかかる料金 |
CPC(Cost Per Click) | 1クリックを獲得するために必要なコスト |
CTR(Click Through Rate) | 広告が表示された際のクリックされる割合 |
CV(Conversion) | Webサイトにおける最終的な成果のこと |
CVR(Conversion Rate) | コンバージョン率、成約に至った割合 |
CPA(Cost Per Action) | 1件の成果獲得(CV)にかかるコスト |
KPI (Key Performance Indicator ) | 広告の善し悪しを判断するための基準値 |
フリーククエンシー | ユーザーが広告に接触した頻度 |
クリック率 | =CTR(Click Through Rate) |
ユニーク〇〇 | 総計ではない、純粋な数値 |
関連スコア | ターゲットに対する広告の関連度を表す指標 |
Facebook広告|クリエイティブ作成
Facebook広告の成果を高めるためには、クリエイティブが非常に重要です。良い広告と悪い広告の基準をお伝えしますので、参考にしてください。
いい広告3つの基準
- クリック率(CTR)が高い。
- エンゲージメント高い。
- いいね!
- コメント
- シェア
- クリック
- 品質が高い。
良い広告の判断基準
一般的にクリック率(CTR)1%程度が標準値とされます。もし1000回表示されてクリック率が1%以下なら、その広告は即中止にしましょう。クリック率(CTR) 2~3%前後をだせると良い広告であると判断できます。
ランディングページの登録率(CVR)は、20%を超えていたら優秀ですが、これは業種・業界によっても大きく変わるので、20%という数字は参考程度にしてください。
悪い広告3つの基準
- 吊り広告になっている。
- あおるコピー・表現になっている
- エロ・グロ系・暴力の画像を使っている。
こうした画像を利用すると、広告の審査が通りません。当然、広告出稿することができなくなるので、画像の選択には気をつけてください。
Facebook広告の審査の注意点
Facebook広告には2つの審査があります。それは、「ロボット審査」と「人の目による審査」です。
Facebook広告を配信して、審査がすぐに落ちているならロボット審査の影響だと判断できます。最初は審査が通過したのに、数日後に審査NGとなった場合は、人の目による可能性が高いです。
審査が落ちた場合は、広告の表現を見直しましょう。
- あおるようなコピー・吊系のコピーになっていないか?。
- ネガティブなコピーになっていないか?
- 信憑性が低い情報を掲載していないか?
Facebook広告|月300リストを獲得した配信方法
ここまでに紹介したFacebook広告の基本知識が理解できたら、あとは実際に運用していきましょう。
毎月300リストを獲得してきた広告配信ノウハウを別の記事にまとめているので、ぜひそちらをチェックしながら、実際に広告を配信してみてください。
ども、仙道です!コーチやコンサルなどの個人起業家は、集客することができないと悩んでいる方が非常に多くいます。ブログを活用した集客はとても効果的ですが、ブログを構築する傍らでも実践することができて、大きな集客効果あげることができる媒体[…]
さいごに
Facebook広告は出稿したその日に成果が出るので、SNSやブログのように記事をコツコツ積み上げる必要がありません。つまり効果の「即効性」が非常に高いということです。
少ない予算から始めることができるので、まずは広告費1〜3万円ぐらいではじめてみてください。あなたの見込み客リストを短期間で大量にあつめるための、大きな起爆剤になってくれるはずです。