ビジネスを行っていく上での、最重要課題の1つとして「USPの作成」があります。
今まで上手く行っていなかった人が、USPを変えたことによって、ビジネスが好転するということは、ごく当たり前のように起こることなのです。
今回は、そんなUSP作成についての注意点、ポイントについて解説していきます。
USP作成|強みが見つからない原因
USPを作成する際に、「あなた自身の強み」を探ることになりますが、この時、邪魔になってしまうことがあるのです。
以下の2つです。
- ライバル
- 市場
強みを見出すために、自分の過去を掘り下げていく際に、
「ライバルと比べたら大したことない」
「市場を見ても、欲しいと思う人はいないだろう」
と、勝手に考えて、自分の強みを掘り出す手を止めてしまうのです。
自身の強みを掘り下げる際には、ライバルや市場はひとまず無視して、どんどん書き出すようにしましょう。
そうしなければ、本来強みとしてUSPに入れることが出来ることであっても、埋もれさせてしまうことになるのです。
パクられないUSP作成のポイント
自身の強みを数多く書きだした後に出てくる問題が、「どの強みをピックアップしてUSPにすればよいのか?」ということです。
あなたの過去から「100個」も「200個」も出した強みをの、どれを使えばよいか迷うかと思います。
そんな時は、この基準を意識してみてください。
それは
どんな意味でしょうか?
例えば
- 「私は人を助ける想いが強いです」
- 「私は、コーチング技術でいえば誰にも負けません」
- 「私は、○○の資格を持っているので○○能力が異常に高いのです!」
これらは、自己主張です。
自己主張とは「自分の頭の世界だけで成り立っている事実」という定義ができます。
この状態だと、クライアント側はちょっと反応しないのです。
「USPの裏付け」が弱い形です。
感覚的にUSPを作るとやってしまいがちなので、気を付けてください。
それに対して「客観的事実」は、以下のようになります。
- 「1万人以上の男女心理学を見てきました」
- 「15000人以上のweb素人サポート経験があります」
- 「顧客の90%以上がリピートしております」
- 「接客対応2000人以上経験があります」
つまり、第三者が見ても納得がいくような「強み」なのです。
「自己主張」ではなく、「客観的事実」をUSPに採用すると、簡単にはマネされなくなります。
もちろん、あなたの「想い」「価値観」「信念」などもUSPに入れてよいです。
しかし、1つぐらいは「客観的事実」があると強いUSPが完成しますので、ぜひ入れるようにしてください。
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「え~でもそれって、実績がないとできなくないですか?」
と、あきらめる人が出てしまうでしょうか?
それらの対処方法は、次の項目でお伝えします。
「自分の強み」が見つからないときの対処方法
少し、私自身の例を出してみます。
仙道の場合、起業する時はどうやって「強み」を見つけたのかということです。
当時、
- ネットワークビジネス
- アフィリエイト
- せどり、転売
など、すべて失敗した私は絶望の淵でした。
それまでに積み上げてきた経歴・職歴などがなかったからです。
高卒後に、クラスメイトはみんな大学に行ったのですが、私はミュージシャンを目指し専門学校へ。
その後、フリーターや派遣スタッフをしながら、音楽を続けます。
だけど、音楽の仕事がない。
気が付けば、26歳。
みんな、正社員でまともに働いている。
それで自分の経歴を振り返ってみると
- 高校卒業
- 売れないミュージシャン歴8年
- その間フリーター
⇒ コンビニ1年
⇒ スーパーレジ2年
⇒ プール監視員2年
⇒ データー入力1年
⇒ コールセンター派遣3年
私は、大学も行ってなく「正社員経験」がゼロなのです。
他の売れているコーチ、コンサルに比べ「エリートな経歴」もゼロでした。
「学歴」「資格」「職歴」どれも、平均以下です。
おまけに「コーチング資格」すら取得してない。
(当時、借金200万近くありましたので、無理でした)
「もう、後がない・・・オレはこの先ずっと派遣かフリーターなのか・・・」
そんな、追い詰められた仙道が、ひらめいた方法がありました。
もし、あなたが「強み」が出ない場合でも、諦めないでください。
以下の2つのポイントを踏まえて、あなたの経歴を見直してみて欲しいのです。
ポイント2:ターゲットから見て、どの能力が一番魅力的なのか
数値化することで、見え方が大きく変わります。
仙道を例にするならば、派遣でのコールセンター勤務歴が3年あったのですが、これを別の表現にすると、「15000人対応」というように変えることが出来ます。
次にポイント2の「ターゲット」については、「誰向けにやるか、相手が何を求めているかで表現の仕方が変わる」という点に注意してください。
ターゲットが変われば、魅力的に感じるものが変わるからです。
仙道の場合で言えば、「コールセンター勤務歴3年」という表現よりも、「Web苦手な人15000人に分かりやすく教えた経験」の方が、圧倒的に魅力的なのです。
このようにして、数値化と魅力的な表現を使っていくことで、「強みが見つからない」と思っている人でも、かなり凄い強みが出てきますので、トライしてみてください。
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まとめ
「強みからUSPを作る時のポイント!強みが無い人もUSPは作れる!」ということにお伝えしました。
基本的なこととしては、「自己主張でなく客観的事実」を優先することです。
USPで客観的事実であれば、簡単にはマネされなくなります。
まさしくUSPとなるのです。
また、「強みがない」という悩みがある方は、「徹底的に数値化する」「ターゲットから見て、どの能力が一番魅力的なのか」というポイントを抑えて作成していってください。
USPの出来次第で、ビジネスは大きく変わります。
しっかりとターゲット層に響くようなUSPを作成してみてください。
以下の動画でも、詳しく解説していますので、見てみてください。