この記事ではコンサルタントの仕事内容についてお伝えします。これから起業を考えている方も、すでにコンサルタントとして起業しているけど成果に繋がらない方にもすぐに使える内容として解説をしていきます。
コンサルタントの仕事について、お客様に何を提供しているのか、何故そのサービスを提供するのか。この記事では、コンサルタントの仕事に関する概要や知っておきたい知識・考え方をまとめてお伝えします。コンサルタントの仕事をここでしっかりと理解することで、売上に繋がるコンサルティングサービスを提供することができるようになります。
コンサルタントとは?仕事の定義
コンサルタントの仕事は、「クライアントの問題解決・目標の実現」をサポートすることです。なので、あなたの持っている知識・経験・スキルをお金に変えることができます。
『自分が持っている知識、スキル、ノウハウでお客様の抱える問題を解決し、価値を提供する』それがコンサルタントの仕事です。
コンサルタントという仕事への需要
コンサルタントに対する需要は高まっています。
近年、インターネットやSNSの登場もあって、人々が抱える悩みや問題がどんどん複雑になっています。情報がどんどん増えてきて、やるべきことが増えていている状況です。そうなると、個人も法人も、問題解決をするために様々なジャンルの専門知識やスキルを必要としてます。一個人や会社が持っている知識・ノウハウだけで、対応できないということです。
問題解決をできる人、方法がわかる人の力を借りて仕事をしないと、この状況に対応するのはまず不可能です。
解決できる人がどんどん求められているということです。個人のお客様でも法人のお客様であっても、次から次へと変化する社会やビジネスの状況に対して対応していくための知識・スキルが必要としています。コンサルタントが提供することができる専門知識やスキルに対する需要は高まっているということです。コンサルタントが活躍できる市場は増えています。
あなたも一度は、誰かに相談された経験がありませんか?
誰かに何かを「相談される」ということは、そこにコンサルタントとしての「ビジネスチャンス」が存在している証拠です。コンサルタントはこれからも必要とされる職業です。
コンサルタントの仕事内容と種類
コンサルタントの仕事は「知識」や「ノウハウ」を商品として販売し、お金を得ることができます。お客様が抱える問題に対して、方法や考え方をアドバイスをすることによって、問題の解決まで導くことが、コンサルタントの仕事内容です。
そのため、仕事内容はあなたが「何のコンサルトなのか」によって変わってきます。コンサルタントの種類を簡単にご紹介するので、あなたならどんなコンサルタントとして仕事できるか想像してみてください。
コンサルタントの種類一覧
- ブログ集客のコンサルタント
- セールスのコンサルタント
- コーチングのコンサルタント
- ダイエットのコンサルタント
- 恋愛コンサルタント
- ブライダルコンサルタント
- きものコンサルタント
- 子供の能力開発コンサルタント
- イメージコンサルタント
- Kindle出版コンサルタント
- 立ち振る舞いコンサルタント
- 食生活改善コンサルタント
- インテリアコンサルタント
これらはほんの一例ですが、このようにあなたの持っている専門知識を活かして、仕事をすることができます。
コンサルタントとは?3つの仕事術
コンサルタントの仕事のやり方は大き分けて3つあります。
- 教える:知識や問題解決の方法を教える。
- 管理する:お客様が自分で行動できない部分を管理します。
- 作業を代行する:お客様が「やりたいけれど、能力が足りなくてできない」という作業を代行します。
コンサルタントがクライアントに対してやっていることを具体的にしたものがこの3つです。3つの仕事のやり方のうち、「どれをやればいいのか?」を考える上で重要になるポイントをお伝えします。
コンサルタントの仕事で重要なポイントは、知識やノウハウを「アドバイスすることで問題を解決する」ということです。決して、コンサルタント自身がお客様の代わりに作業するわけではありません。問題解決のために行動するのは、お客様自身になります。
つまり、あなたが勉強会やグループコンサルを開催して、1度に3~5人のお客様に対してアドバイスすることができます。セミナーを開催すれば、3~5人とは言わず、一度に30人~100人といった大勢のお客様に対してアドバイス(コンサルティング)することも可能です。1度に100人近くもアドバイスすることができれば、その分、大きな収入を得ることも可能になります。
コンサルタントが「知識」や「ノウハウ」を提供して得ることができる大きなメリットです。
ここで、実際に活躍しているコンサルタントの種類と仕事内容を簡単にご紹介します。ご紹介する内容と比較しながら、あなたならどんなコンサルタントとして仕事できるか想像してみてください。
コンサルタントとは?仕事の魅力
コンサルタントという仕事には3つの魅力があります。
- 少しの専門知識があれば大丈夫なこと
- 好きな働き方ができること
- 本当に自由なビジネスであること
魅力1:あなたの好きな専門分野を選べる
コンサルタントは知識・ノウハウをアドバイスして収入を得る仕事であるとお伝えしました。
では、どんな知識・ノウハウを提供すればいいのかというと、悩み・問題を抱えるお客様を少しでも上回る知識やノウハウがあればコンサルタントになれます。
また「コンサルタント」とは名乗らなくても、コンサルティングを仕事とすることもできます。
魅力2:好きな働き方ができる
コンサルタントは自分で働き方を選ぶことができます。サラリーマンのように毎朝6時や7時に家を出て、満員電車に乗ったり、車で朝の渋滞を我慢する必要はありません。決まった時間に会社に行く必要がありません。もちろん、終電近くまで残業する必要もありません。
コンサルタントは仕事内容も、働く時間も、働く場所も、自分で決めて働くことができます。
魅力3:とっても自由度が高い
コンサルタントは自由度の高いビジネスです。
- 仕事の内容
- 働く場所
- 働く時間
- 一緒に仕事する仲間
- 稼ぎたい金額
自由に自分で決めて、ビジネスをすることができます。
コンサルタントの仕事に向いている人
『クライアント(=顧客)の成果が大量に出ることが、自分の売上がUPするよりも3倍~10倍以上楽しい!』と感じることができる人は、コンサルタントに向いています。
自分の成果よりも、相手に成果が出ることの方が「喜びのレベル」が高いと感じることができる人です。
ほとんどの人がそうだと思いますが、「最初の月収100万」はやっぱりうれしいです。しかし、そこを超えてから売上だけを見ていると「飽き」が必ず来るものです。一度でも「飽き」が来てしまうと、そこから先は『何のために今の仕事をやっているか?』と疑問が出てきてしまいます。
”ただ稼ぐだけ”ならコンサルタントである必要はありません。ネットビジネスでもいいし、他の手段はいくらでもあります。
しかし、コンサルタントという仕事を選ぶのであれば、やはりクライアントの成果があってこそ、「喜び」や「やりがい」を感じることができます。
もちろん、クライアントの「売上」や「成果」は目先の利益を意味するわけではありません。『クライアントの人生に影響を与え、その先にいる人の人生にも影響を与える』という意味です。そこまで考えて仕事する方が断然楽しいです。
もし、あなたが「同じ想い」「近い想い」を感じてくれたのであれば、あなたはコンサルタントの仕事に向いていると思います。
コンサルタントとは?仕事を始める1番最初のステップ
コンサルタントとして仕事を始めるためには、お客様(=クライアント)の存在が絶対に必要になります。そして、クライアントを獲得するためには、集客する必要があります。
「じゃあ、どうやって集客すればいいのか?」と考えてしまう前に、1つ絶対に考えるべきことがあります。
それはあなたの「理想のお客様」です。あなたにとっての理想のお客様を決めることが集客活動のスタート地点になります。コンサルタントとして仕事を始めるために、必ず理想のお客様を考えるようにしましょう。それが集客を成功させるための一番の近道です。
コンサルタントの仕事をする上で必須のマインドセット
『クライアントの成果はクライアント側に責任がある』
このマインドセットを必ず身につけてください。
コンサルタントとしてサービスをセールスするときに、怖くなってしまい「値下げ」をしてしまう方が多くいます。しかし、これは良いことでありません。あなたにとってもクライアントにとってもです。なぜ、クライアントにとっても良いことではないのか?というと、『クライアントが自立できるようになる機会を奪ってしまう』ことになるからです。
コンサルタントを仕事としている人は、”すべて”を自分の責任だと思ってしまう人が多いです。『クライアントの成果が出ない場合、責任は100%自分にある』と考えてしまうということです。しかし、このマインドセットのままでは、かなり苦しくなります。
もしも、このマインドセットのまま活動し続ければ「依存する人」が集まってしまいます。残念なことに、責任をコチラ側に押し付けて「行動しない、思考しない」というクライアントさんもいらっしゃるからです。このようなクライアントさんは、どんなにコチラがサポートを頑張っても成果が見えてきません。
「依存」は成長を妨げます。もし仮に、一時的に成果が出てもクライアントが幸せになれません。なぜなら、すべて「その人が自立するかどうか」に「幸せ」がかかっているからです。
- 起業
- 恋愛
- ダイエット
- お金
- 人間関係
などは、すべて同じことが言えます。クライアントから「自立」を奪うことは「幸せ」を奪うことに近いと覚えておいてください。コンサルタント業は『「ノウハウを渡す」のではなく「自立して幸せになってもらう」のをゴールとするビジネス』である。
このマインドセットを絶対に忘れないでください。マジメ度や本気度が高い人ほどサポートに走ります。それは、一時的に”よいこと”に
見えますが、必ず悪い部分が出てきます。
- 値上げが怖い
- クレームが怖い
- 自分が悪いという嫌悪感
などです。そして、最後には「クライアントが自立できない」という残念な結果になってしまいます。『クライアントの成果はクライアント側に責任がある』という考え方ができれば、違う結果を得ることができます。
- 値上げが楽になった
- クロージングが楽になった
- クライアントが自力で動くようになった
と、良いことが続いてくれます。
コンサルタントの責任の取り方
クライアントの成果に対して、責任を取らないわけではありません。
次のように考えてください。
「クライアントの成果」は100%クライアント側にある。ただし、「自分が約束したサポート」には100%責任を取る。
クライアントにコンサティングサービスを販売する時は、『成功するまで行動を続けられる人限定で参加してください』と発言して、ボーダーラインをしっかり示すことが重要です。この条件に納得した人だけ、サービスの販売を許可しましょう。
なぜなら「自分の行動に責任を取れない人」を自立させることは、誰にもできないからです。
「すべての人」をサポートするのは最初から諦めてください。あなたが自分で責任取れる人だけを全力でサポートしましょう。
コンサルタントの仕事の取り方
コンサルタントとして独立後、どうすれば仕事が取れるのか?
とにかく見込み客(=あなたのお客様になる可能性がある人)に会うことが重要です。会う時は「少人数」で「対等に話せる」という条件が整うと理想的です。
独立してすぐは、専門性や実績をアピールするよりも、あなたの「人柄」や「安心感」をお客様の与えた方が仕事につながるからです。
一般的に、お客様と出会う方法は大き分けて以下の5つがあります。
- 自分の人脈を使う/紹介してもらう
- ビジネス交流会/異業種交流会
- 勉強会/無料・有料セミナー
- JV(ジョイントベンチャー)|相互の利益のために共同で事業を行うこと。他者と提携すること。
- WEB集客からアポイントを取る|ホームページ・ブログ・SNSなどを使って集客をしてから、直接会う約束をします。
この他に、少人数制グループコンサルやお茶会がオススメです。
独立1年目は、WEB集客に集中するより、直接会うことで仕事を獲得することができます。お客様と直接会うことができれば、あとはあなたの商品(バックエンド)をセールスするだけです。もちろんセールスを成功させるスキル・テクニック・マインドセットも重要です。しかし、シンプルに言えば、「お客様にあってセールスすれば仕事が取れる」ということです。
■コンサルタントの見込客一覧
見込み客とは、あなたのお客様になる可能性がある人のことをいいます。一流のコンサルタントでもない限り、大企業のような法人を相手に仕事をすることは難しいので、中小企業・個人事業主・ビジネスオーナーが主な見込客になります。
- コーチ
- コンサルタント
- セラピスト
- 中小企業の社長
- 個人事業主
- 1人でビジネスをされている方
- 独立したい会社役員
- 独立したい整体師/美容師/士業の方など
- 起業したいサラリーマン/OL/主婦
- 起業したい学生/フリーター/ニート
- 飲食店など店舗ビジネスの経営者/オーナー
この他にも、たくさん見込客はいますが、上記一覧を参考にあなたの見込客になりそうな人を探してみてください。