コンサルの主な転職先5選
ここではさっそく、コンサルにおすすめの転職先を5つ見ていきましょう。
スタートアップ企業
スタートアップ企業は、市場に進出したばかりで経験が浅く、実績もほぼ持っていません。
そのため、豊富なスキルを備えたコンサルタントはとても重宝する存在であり、極論を言えば「元コンサルタント」が在籍していうだけでも箔が付くのです。
ただし、経営の基幹部分に携わることができる一方で、マーケティングや財務などの幅広い知識も要される点に注意しましょう。
外資系企業
外資企業と一口に言っても様々なジャンルが存在しますが、総じて言えるのは「実力主義の高収入」ということ。すなわち、日系企業に在籍しているより年収アップが見込めるのです。したがって、外資系のメーカーや製造系の基幹職に就くのもおすすめですが、コンサル企業を狙っても良いでしょう。
「日系→外資」に変えるだけで数百万円規模の年収アップを達成した方も存在するため、転職先の第一候補として検討してみてください。
投資銀行
財務・経営関連のコンサル経験があるなら、投資銀行も視野に入ってきます。平均収入水準が高いのはもちろん、経験領域が合致していれば即戦力として活躍できるので、有力候補として念頭に置いておくと良いでしょう。
しかし、銀行の規模によって報酬テーブルに差があり、一定以上の学歴と実績も求められます。
PEファンド
企業コンサルタントの経験があれば、PE(Private Equity)ファンドに転職するのもおすすめです。
PEファンドとは、個人・機関投資家から集めた資金を上場前の企業に投資し、当該企業の経営サポートを行い自分たちで価値を高めてから株式を売却して利益を得る仕事。
一般的な認知度は低い一方、パフォーマンス次第で大きな収入が見込めるので、実力主義の方には大変マッチしています。
個人コンサルタント
特定の企業に所属したくないなら、個人コンサルタントもおすすめの選択肢。「会社」という後ろ盾はありませんが、勤務時間・報酬・働き方などがすべて自由なので、ライフワークバランスもコントロールしやすいでしょう。
個人コンサルタントの働き方や年収相場については、以下の記事を確認してください。
関連記事:個人コンサルタント起業|働き方・メリットと成功する4つのポイントを解説
コンサルからの転職先を探すときのポイント
ここからは、コンサルからの転職先を探すときのポイントを確認していきましょう。
理想のキャリアアップを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
社風・経営方針
まずチェックしておきたいのが、転職先の社風や経営方針です。どれだけ報酬が高くても、自分のスタンスとマッチしない企業では、気持ちよく働けません。
最悪の場合「もとの会社の方が良かった」という事態に陥るリスクもあるため、企業の公式ホームページなどでよくチェックしておきましょう。
収入水準
転職先の収入水準は、最優先で見るべきポイントの一つです。
せっかく転職するからには、当然現時点より収入アップするのが理想。外資企業などを選べば、年収1,000万円の大台も夢ではないでしょう。
ただし、あまり収入ばかりに目がくらんでしまうと、アサインされた仕事が難しすぎて、処理しきれない可能性もあります。
そのため、無理なくこなせる業務内容かどうかをきちんと確認しなければなりません。
サービス内容
転職先のサービス内容も、きちんと押さえておきたいポイント。実際のところ、コンサルタントの対応領域はとても幅広いので、本当に自分が扱える内容かどうかをチェックしなければなりません。
業務量
「自分は朝まででも働ける」というワーカホリック気味な方であっても、転職先の業務量は欠かさず確認しておく必要があります。
昨今はコンプライアンスが重視されることから、時間外労働の認識もかなり厳しくなってきました。しかし、やはりまだ旧態依然の企業は存在しており、もし入社してしまうと、ライフワークバランスの乱れによって心身を壊すかもしれません。
そのため、口コミサイトなどで転職先の業務量をチェックし、しっかりプライベートを守れる環境かどうかをチェックしましょう。
コンサルから転職するときの注意点
ここからは、コンサルから転職する時の注意点を解説します。
理想のキャリアチェンジを実現させるためにも、ぜひ参考にしてください。
収入優先で考えすぎない
転職先を選ぶ上で、収入水準はとても大切な要素ですが、あまり傾倒しすぎると転職に失敗してしまうかもしれません。
というのも、高収入ということは業務の難易度やハイステータスのポジションをアサインされます。そのため、知識や経験が不足している場合、早い段階で退職か降格を余儀なくされるでしょう。
また、高収入に目が行き過ぎると、社風や経営方針が合わないケースもあるので、あくまでもトータルで考えるようにしてください。
年齢を気にする必要はない
転職市場は若いほど有利に働きますが、コンサルの場合は必ずしもそうではありません。
「若年層の育成」を掲げる場合を除き、基本的には「実力主義」「経験値を求める」といった企業が多いことから、むしろ経験豊富な中堅以上のコンサルタントの方も市場価値が高い傾向です。
したがって、転職エージェントや知人・友人などに「若いうちに転職しておかないと!」と勧められたとしても、基本的には気にしなくて良いでしょう。
転職理由を整理する
コンサルタントから転職する場合は、まず「なぜ転職したいか」というポイントを整理してみてください。
たとえば、「自分の好きにやりたい」「通勤したくない」「ノマドで暮らしたい」といった理由なら、残念ながら一般企業に転職しても解決しないでしょう。
そのため、「起業」という選択肢が浮上するのです。
コンサルの転職先選びにおすすめのサービス
ここからは、コンサルが転職先を選ぶ時におすすめのサービスを確認していきます。
自分一人で上手く選べない場合は、ぜひ参考にしてください。
マイナビエージェント
参照:mynavi
業界大手「マイナビ」が運営する転職エージェントであり、コンサルタントのスキルが活かせる求人を多数取り扱っています。
もちろん無料で利用できる上に、非公開求人も見られることから、登録しておくだけでも損はないでしょう。
リクルートエージェント
参照:r-agent
有名俳優のCMでおなじみのリクルートエージェントは、業界最大級の規模を誇る転職サービス。
常時20万件ほどの求人を取り揃えており、当然独占求人も多数保有しています。エージェントによる手厚いサポートも魅力であり、マイナビエージェントと組み合わせることで、抜け目のない転職活動が行えるでしょう。
ビズリーチ
参照:bizreach
ビズリーチは、ハイクラス向けの求人を多数取り扱っています。
高収入、ハイポジションを目指すポストコンサルにとっては必須と言っても過言ではなく、満足度の高い転職活動が行えるでしょう。
コンサルの転職先は理由を明確にして進めよう
本記事では、コンサルタントにおすすめの転職先や具体的な選び方を解説してきました。
コンサルタントは多方面に知識を持っているだけに、転職先選びが難航しがち。本記事で触れた収入水準や社風、サービス内容などをバランス良くチェックしなければ、望んだ転職活動には繋がらないでしょう。