【わかりやすく解説】ビジネスで重要なマインドセットを変える方法!

仙道達也
どうも仙道です。
マインドセットってよく聞くけどどういうこと?
マインドが変わると何が変わるの?

このような疑問を感じたことありませんか?

最近、耳にすることが多くなってきたマインドセットですが、突然言われても理解できない人は多いでしょう。

マインドセットは「考え方」や「習慣」に置き換えるとわかりやすいでしょう。

今回は、ビジネスで重要なマインドセットを変える方法を紹介します。本文では「気の持ち方」ではなく、もう少し深堀していきますので、ぜひ参考にしてください。

ビジネスに必要なマインドセットとは

ビジネスに必要なマインドセットとは

 マインドセットとは、元々は心理学で使われていた用語です。簡単に説明すると「考え方」や「習慣」となりますが、専門的な視点で表すと「無意識の思考」や「固定概念」となります。(今回はわかりやすく伝えるため「考え方・習慣」として表現しています)

人のマインドセットはさまざまありますが、考え方は個人が勝手に作り出すものではなく、生まれてからの経験や知識によって作られるのです。また、両親の性格や付き合ってきた友人なども作用し、さまざまな価値観が作られます。

そのため、物の見方・捉え方・感じ方がそれぞれ違い、意見の衝突が起こるのです。

何十年にもわたって形成されたマインドセットですが、気持ちがあれば、いつからでも変えることができるものだと理解しておきましょう。

心理学におけるマインドセットは2つの種類がある

心理学におけるマインドセットは2つの種類がある

アメリカの心理学者キャロル・スーザン・ドウェックは、マインドセットの種類は2種類あると提唱しています。

  • 成長型マインドセット
  • 停滞型マインドセット

本来人は成長型と停滞型のどちらも持ち合わせていると考えられています。それぞれについて確認していきましょう。

成長型マインドセット

柔軟な思考ができるマインドセット。どんな物事でも前向きに捉えて「挑戦」「努力」といった行動をとれる考え方です。成長型マインドセットを持つ人は、困難な問題にぶつかったとしてもチャンスと考えチャレンジします。

もし、失敗に終わったとしても挫けることなく、経験や課題として捉え、次の目標の糧に変えていきます。このような経験を喜びと感じて、自身をスキルアップしていくのです。

停滞型マインドセット

かたい印象を受けるマインドセット。人間の性格や本質を変えられないと考えるタイプで、失敗することに対して不安が強く「自分には才能がない」と思い込んでいるケースが多くあります。

チャレンジしないことでチャンスを逃し、前に進めない傾向が強いです。

ビジネスにおけるマインドセットの重要性とは

ビジネスにおけるマインドセットの重要性とは

ビジネスにおいてマインドセットは重要なポイントです。マインドセットの良し悪しで、仕事に対しての成果やメンタルの保ち方が変わってきます。成長型マインドセットで得られる効果は次の通りです。

  • 成長スピードが早くなる
  • 結果が出やすい
  • 焦りが少なく雰囲気が良くなる

それぞれ見ていきましょう。

成長スピードが早くなる

ビジネスにおいてマインドセットができている人は、成長スピードが早い傾向です。成長型マインドセットができている人は、新しい仕事や複雑な業務でも進んで取り掛かろうとします。反対に、停滞型マインドセットの人は失敗を恐れ、なかなか手を付けようとはしません。

そのため、新しいことにチャレンジした分、経験の差が生まれます。また、成長型マインドセットの人は、経験をもとに自分の弱みを見つめなおして次につながる行動を見出します。

結果が出やすい

成長型マインドセットの人は、新しいことにチャレンジするだけでなく、失敗を糧に次の挑戦をします。チャレンジする機会が増えた分、スキルアップするため、自然と結果もついてくるでしょう。

与えられた仕事ができなかったとしても、前向きに捉え挑戦を続けている人には、次の機会も巡ってきやすいため結果が出やすくなると言えるでしょう。

焦りが少なく雰囲気が良くなる

成長型マインドセットの人は、常に前向きで多少のトラブルくらいなら動じない傾向にあります。また、次々と新しいことにチャレンジして経験を積むことでスキルを高め、活き活きと活動する姿は輝いて見えるでしょう。

たくさんの経験を積むと人間としても大きく成長でき、気持ちに余裕も生まれます。気持ちに余裕がある人に接しやすく、仕事を頼みやすくなるため周囲からのイメージも変わってくるでしょう。

マインドセットを変える方法5つ

マインドセットを変える方法5つ

マインドセットの話をすると拒否反応を示す方もいます。人は変化を嫌うため、元々の性質も無意識レベルで守りたいという意識が働いているのです。しかし、前進したいと考えるなら、成長型マインドセットに変えていくと良いでしょう。

マインドセットを変える方法は次の5つです。

  • 自分を分析する
  • 考え方や行動を変える
  • 興味を持つ
  • 習慣や癖を変える
  • 目標を立てて経過を分析する

それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

自分を分析する

初めに自己分析をおこなって、自分のマインドセットがどんな状態なのかを確認しましょう。自己分析をすることで自分の苦手な分野が理解できます。苦手な分野ほど停滞型マインドセットになっている場合がほとんどなので、まずはメモなどに書き出して洗い出していくとよいでしょう。

苦手な部分と向き合うと、精神的につらくなる場合があるかもしれません。そんな時は無理せず、ゆっくりと向き合うようにしましょう。しかし、向き合うことに慣れていくことで、徐々に停滞型マインドセットからも抜け出せます。

考え方や行動を変える

考え方を変えることをとても難しく感じるかもしれません。考え方は幼少期から培われた経験が影響するため、すぐに変えられないと感じてしまいます。そんな時は「自己啓発本を読む」「セミナーに参加する」など行動を変えていくと良いでしょう。

さまざまな本を読み、知識や見方を変えていくことで視野が広くなり、考え方も徐々に変化していきます。また、今までやったことがないことでも、勇気をもって取り組んでみると新しい自分と出会えるでしょう。難しいことをする必要はなく、毎日些細なことで良いので行動を起こしてみてください。

周りの環境を変える

マインドセットは、環境に大きく影響します。例えば、体の大きな体育会系の人たちの中にいると、自分も少し大きくなったような錯覚に陥り、気が大きくなる方もいるでしょう。人は孤独を嫌い、同調を求める性質があります。

停滞型マインドセットの性質が強い場合、周囲いの人たちも停滞型が多い傾向にあります。そんな場合は、思い切って成長型マインドセットの人と関わっていくと良いでしょう。

興味を持ってすぐに行動する

人生には、さまざまな問題がありますが、数年後に考えたとき「あの時は大変だったけど、今考えるとそうでもなかったな」と感じることはないでしょうか?

例えば、学生時代の友人関係や恋愛などが良い見本です。当時は人生を掛けているような友人関係や大恋愛であっても、社会人になれば「良い思い出の一つ」でしかないものです。

大きな問題と感じていることでも、すぐに行動すれば意外と簡単に解決できることも多いもの。行動を早くすれば、それだけ悩む時間も減り効率的に行動ができるようになるでしょう。

マインドセットを変えられない理由3選

マインドセットを変えられない理由3選

 マインドセットを変えるとビジネスやプラベートにおいても影響が大きく、非常に役に立ちます。変えられないと感じる場合は理由を考察して改善策を見つけてみましょう。

マインドは過去にできた強い思い込み

過去の経験を自分の軸として捉えてしまうと次の成長を妨げてしまう可能性があります。現状の自分を形成しているのは、過去にあった出来事や経験です。

他者から言われたり聞いたりした言葉の影響を受けている人もいるでしょう。これらの気持ちは信念と呼ばれることもあり、変化させにくく無意識レベルで守ろうとします。

一度、自分の持つ常識を取り払って、新しい視点を持ってみると良いでしょう。

行動を変えても戻ってしまいやすい

行動を変えると一時的に考え方を変化させられますが、継続が難しくすぐに変化前の状態に戻ってしまう場合があります。人は無意識で行動できる環境を好むため、習慣的におこなってきたやり方や考え方に戻ろうとするのです。

その場合、マインドセットを変化させたいと自分に言い聞かせ、継続して行動を変える必要があります。今の自分を否定する必要はありませんが、他者の意見や視点を参考にして「そういう考え方があるのか」と自分の知識に変えていくと良いでしょう。

想定外のことが起こると自分でブレーキがかかる

仕事や生活の中で普段のパフォーマンス以上の結果が出そうなときに「うまくいき過ぎていて怖くなる」や「こんなにうまくいくはずがない」と考える方もいます。

このような感情が生まれるのは、過去の経験から自分の能力を決めてしまっているからです。日本人はとくに、自分を過小評価する性質があるため、注意が必要です。

正当に自分を評価しないことで、自己評価以上の結果に驚き、ブレーキをかけてしまいます。過去の経験からできた評価をいつまでも気にしてしまうと、それ以上のチャレンジや行動ができなくなってしまうので注意しましょう。

目標を立てて経過を分析する

目標を立てて経過を分析する

前述のように、さまざまな場面においてマインドセットを阻害する要素があります。マインドセットを継続するポイントは、目標を掲げ計画的に行動することです。

目標が定まっていない場合は、途中で方向性を見失う可能性があり、思ったような結果がでないことも想定できます。結果が出ないと「やっぱりだめだった」「どうせ自分なんてこんなもの」と停滞型マインドセットに戻ってしまうかもしれません。

しかし、目標設定や計画設計ができていない可能性も高いため、結果ばかりを見てはいけません。目標を行動に移しながら途中経過を分析・評価し、エラーに気づいたときは適宜修正して目標達成を目指していくとよいでしょう。

目標や計画は何度でも修正可能です。結果、達成できなかったとしても、分析・評価・修正して対応してきたことは大きな経験や自信となり、次につなげる糧になるでしょう。

ビジネスにおけるマインドセットの意味を理解して新しい自分を発見しよう

ビジネスにおいてマインドセットはとても重要な要素です。マインドセットによって、ビジネスの結果が変わると言っても過言ではないでしょう。

マインドセットは、単純に「前向き」「ポジティブ」であれば良いというものではなく、目標設定・計画作成・分析などの要素も関係し、次につなげる視点や行動が必要です。

マインドセットを変えて、継続していくと今まで見えていた世界が変わります。自分自身の可能性が広がり、新たな人とのつながりも増えてくるでしょう。

紹介した内容を参考に、マインドセットを変えてビジネスやプライベートを輝かせてみませんか?

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