どうも仙道です。
今回はライバルに嫉妬してしまって行動が思うように結果が出なかった。うまく行かなかった時はどうすればいいか。そんなお悩み相談を請けたので、それについて的確な回答をしていきます。
ここで紹介する内容、あまり公に相してくる人は少ないケースです。しかし飲み会など世間話をしていると結構耳にする内容。誰かに対して「嫉妬してます」とか言える人はなかなかいないのが現実です。だからこそ、そんな不安に対して踏み込んでいきます。なお、「じゃあ仙道さんはどうなんですか?」と聞かれれば、私も未だに嫉妬しています。そんな時の対処法を解説します。ぜひ参考にしてください。
ライバルに嫉妬する情況を理解しておこう
大前提として、嫉妬とはどういう心理なのかを明覚にしておきましょう。
まず、自分の実力や境遇や環境が同じ人だった場合は、嫉妬ではなく共感になります。それに対し、自分よりもちょっとレベルが高くて、うまく行っている人だと「嫉妬」しやすくなります。もし、めちゃくちゃ上手くいっている人だと、もう敵わないと判断し、嫉妬ではなく尊敬に変換されます。
こうした概念から、尊敬・嫉妬・共感の3つに分けられるわけですが、嫉妬する心理状態は自分よりちょっと出来る人にしか生まれないのです。たとえば、あなたが年商500万円だとしたら、年商1,000万円、2,000万円くらいの人に対して一番嫉妬するはずです。
これが、年商1億円、3億円、10億円の人であれば、嫉妬の感情は差が広がるにつれて弱まっていくはずなんです。むしろ、嫉妬ではなく尊敬に変換されるのです。
私の場合、年商が億を超えてもやはり上には上がいる世界なので、「いいなぁこの人のビジネス」「あまり表に出ずに、裏で休みをいっぱい取れて、収入がいっぱいあっていいなぁ」などと考えてしまいます。
正直、「自分より働いてないのになぁ」と思ったりもします。このように、私自身も嫉妬することは未だにありますし、昔と比べても、最近はかなり嫉妬しているなと自覚しています。なぜ昔よりも嫉妬が強くなったかというと、「上を目指そうと思った時に嫉妬する」からです。上を見ることで、今までよりも視界が広がり思い込んでいたものが外れるわけです。そんな状態で上を見たらすごい人が大勢いるわけです。
逆に上を見てない人というのは、そうした景色が見えていません。自分自身が一番だと考えてしまい、お山の大将だと思ってしまう。だからそうした人は嫉妬しないわけです。
仙道達也がライバルに一番嫉妬していた時代
私は副業時代、年商300万円の時に、年商3,000万円とか5,000万円くらいの人に対して一番嫉妬をしていました。
起業してから4億〜5億円あたりくらいまでは、上を見ることはせずに、自分が一番だと思っていました。その頃は、もうこれで安泰しているなと思い込んでいました。なので、その時は嫉妬をしてなかった時期と言えます。
そんな中でも起業して1年目とか副業時代はかなり嫉妬をしていました。正確に言うとこの頃はものすごい嫉妬をしていました。その中でも一番嫉妬したのは、当時のクライアントさんが、大した成果を出していない上に、お客様が対して満足していない。それにも関わらず売れている。
その人を見た時は、一番ムカつきつつ、羨ましいなと嫉妬していました。その結果を見た時、絶対にその人を超えてやろうと決めた瞬間でした。これは嫉妬を良い方向に使えている考え方です。(良い方向に変換する方法については後述します)
しかし、多くの人がライバルが売れてて自分は売れていない状態を比較して、「悔しい」「辛い」という気持ちと合わせて、悪い方向に考えてしまう。ネガティブな思考に陥ってしまう傾向にあります。これは嫉妬を悪い方向に捉えてしまっている状態と言えます。
嫉妬を心理学の観点から紐解いてみる
このことを心理学の観点から考えると、潜在意識(=無意識)の中では、「私の方ができるのに」と考えています。「私の方ができるのに、なんであの人の方ができてんの?」と考えてしまう。そこに生じるギャップが嫉妬の正体です。
ギャップが生まれること自体は良いことで、見方を変えれると自信がある状態だと考えられます。嫉妬というのは、一時的な感情としては自分の実力を認めている状態。なので自分との差がありすぎる人には、「もうあの人は凄過ぎて無理です」となるのは尊敬という想いに変わっていくわけです。
仙道塾流!嫉妬への対処法
こうした嫉妬への対処法として、仙道塾では次のように伝えています。
「憧れの人をモデリングしたらモデリングしづらいよ」と。それよりも「自分よりちょっとできている人の背中を追いかけた方が明らかに伸びやすいよ」と言っています。
具体例を出すと、年商500万円くらいの人は、年商1,000万円くらいの人をモデリングする。
年商がまだ0の人は年商100万~300万円くらいの人で、月換算で20万~30万円くらいの人をモデリングする。
数字で見ると、やや嫉妬するようなレベル感だと感じるかもしれませんが、モデリングする上ではとても大切なことになります。なのでモデリングする時には「この人には嫉妬しちゃうな」という人を3人ほど思い浮かべてほしいんですね。
その3人をベンチマークにして、徹底的にリサーチしていきます。メルマガを取ったり、ブログを見たり、SNSを見てみたりします。その人たちがどのように商品やサービスを売っているのか、何を勉強しているのか、どんな技術を持っているのかなどを分析してください。
そして、割り出したデータを元にしてモデリングする対象として決めていきましょう。
モデリングは、1から10まですべてをやる必要はないのですが、ここで自我が強く出てしまうと、この人と同じやり方で成功したくないと思ってしまうわけです。
嫉妬している対象をモデリングすることは、すごくオススメしている方法です。「それくらい自分にもいけるわ」と思えるということは、ハードルとして考えてもちょうど良いわけです。同時にセルフイメージも高めやすくなります。
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ライバルと同じやり方は嫌だ!と感じる嫉妬への対処法
とはいえ、やはり「同じやり方は嫌だ」と思う人もいます。そうした人は「特に認められたい慾求が強い人」です。もしあなたがその1人であれば、次のように行動していきましょう。
まず、その人の良いところと悪いところ、両面を見つけていきます。そうすると、プラスの面もマイナスの面も見えるので、あまり辛くない状態を作れます。
さらに付加価値として、あなたがライバルとどこで差別化するかを決める決定打を見つけるきっかけにもなります。
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良いところばかりを見てしまうと、「認めたくない」と考えてしまうので、悪い方向を向いた嫉妬だけが強くなってしまいます。付加価値も得られなくなるので、注意が必要なポイントです。
なので、必ず悪いところも見つけるようにしてください。言い方を変えるとライバル調査です。差別化の要素を探す時に使う言葉ですが、ライバルの良いところ(セールスポイント)だけを見るのではなく、必ず悪いところ(=弱点)も見つけていきましょう。
この時、良い点ばかり見てしまうと、感情的にも「悔しい」「羨ましい」と考えてしまうだけになるので気をつけておきましょう。
どんな大企業でも、どんなに大成功している人でも、必ず悪いところはあるものです。たとえば、講座型ビジネスで1億円、2億円いっている人が完璧なのか?と考えてみても、「そこに行って結果がでなかった」という人がやはりいるわけです。
仙道塾でも同じことが言えます。結果を出せた人もいれば、結果が出せなかった人に分けることができるからです。なので、結果が出なかったのは「なぜ」だろうと考えていく。そうして悪いところを見つけてみてください。
ライバルへの嫉妬心を行動のエネルギーに変換する
自分の強みが何かを見出して、ライバルにないポイントはここだなという、相手に無くて自分にあるものを徹底的に出していきます。どんなに小さなことでいいので、とにかく自分と向き合ってみましょう。
たとえば私の場合、副業時代、コンサルやコーチとしての実績はありませんでした。資格すら持っていませんでした。正直、ライバルと比べても、この視点で考えていては勝てる要素はありません。
ですが、分かりやすさだったら良い意味で勝てるなと感じてました。加えて丁寧さであれば他の人と比べても間違いなく勝てる、絶対に負けないと思いました。実績が無いにしても、「分かりやすく、丁寧に、徹底的にやります」ということをアピールして、その結果売れるようになりました。
ライバルの悪いところは、どう改善するかと考え、良いところは見習う。そして守破離を意識して、この原理原則から出ないように実践していくようにしまよう。もしこの本質からはみ出てしまうと、結果が出るのが遅くなりますし、最悪結果が出ないこともあります。
売れているライバルや嫉妬している人というのは、守破離の「守」をモデリングするのに最適な人になるので、「負けたくない」という感情に置き換えてみてください。そしてモデリングした相手と同じくらいになった時、「破」と「離」のフェーズに移行していきます。最終的にオリジナルに変換していくことは大事になるので、覚えておいてください。
嫉妬した時には良いところと悪いところ、その二極化された視点から考え、悪いところがあれば、どう改善してやろうかと自己分析をしてみてください。それが結果として差別化やコンセプトを決める要因になっていきます。
嫉妬をパワーに変えていこう
嫉妬(すること)には強いエネルギーを使っています。感情で表すのであれば、負の感情です。しかし負の感情をプラスに変換する場合、それ以上のエネルギーを使う必要があります。
負の感情の場合、「何かをやめる」「諦める」「文句を言う」だけで済むからです。つまりは労力を使う必要がないわけです。
プラスにする場合、言い方を変えるとモチベーションや行動するための意識になります。ここでは行動するという前提が入ってきます。つまり負の感情の「やめる」から「行動する」という労力を用いる状態へと前提が変わってくるのです。
たとえば、何かの試合に参加したとしましょう。一回でも負けたらそこで試合は終了です。
そんな中、あなたは負けてしまいます。
ここで嫉妬の感情が生まれるかどうか。
そして嫉妬心が芽生えた時に「諦める」か「悔しさ」にするかで道が変わります。
諦めたら、その先はありませんよね。
悔しさの場合、次こそはと次に向けてより良い状態を作る「きっかけ」にすることができます。
嫉妬をパワーに変える方法は、強制的に「l悔しさ」に置き換えてあげてみましょう。
- 自分にはできるはず
- もっと結果を出せたはず
- 負けた相手より強くなってやす
このように考えるのです。とはいえ、考えるだけでは途中でモチベーションも途切れてしまう可能性があります。なので合わせて自己肯定感を高めるも重要です。
あなたの中に芽生えた嫉妬心を悔しいという気持ちにすることができ、日々の生活の中で自己肯定感を高めつづけていくことで、あなたの行動をより質の高いものへと変換してくれるようになります。
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