どうも、仙道です!
起業に成功している個人起業家は、セルフイメージが高い状態を保持しています。
つまり、起業家として成功するためには、「セルフイメージが高い」状態が必要となるのです。今回は、セルフイメージを高くする方法と、なぜセルフイメージが高くなると成功できるのかを解説していきます。
セルフイメージが高い状態とは
まずセルフイメージの定義を下記の通り、明確にしておきます。
”自分が「自分自身に対して」持っているイメージ・自己評価
潜在意識(=自覚できない意識)の中にあるもの
<例>
・自分は〇〇な人間だ
・自分は〇〇が得意だ
・自分は〇〇が苦手だ
「自分で自分という人間をどう思っているか」ということ
※すべて『自分』が主語になることがポイント
では、「セルフイメージが高い状態」とはどいった状態かというと下記の様なセルフイメージです。
<セルフイメージが高い状態>
- 私は月収100万円は軽く稼げる人間だ
- 自分は性別問わず好感をもたれる魅力を持っている
- 私はライティングスキルが優れている
- 自分はセールスに自信がある
- 私は頭の回転が速い
- 私はリスクヘッジが得意だ
- 自分はコーチングでクライアントを幸せにできる
- 私は〇〇の悩みを解消できる
- 私は見込み客が満足するほどの価値を提供できる
セルフイメージが高い状態とは、ポジティブな考えが潜在意識の中にある状態です。セルフイメージが高いと肯定的な表現が多く、「自分は〇〇です」と言い切れるようになります。
<セルフイメージが低い状態>
- 自分には起業できる自信がない
- 私は営業してお金を稼ぐのは無理だ
- 自分は社交性が低い
- 自分は年収300万円程度の人間だ
- 私は女性から好かれない
- 自分は何をやってもうまくいかない
セルフイメージが低い状態は、「自分は〇〇ができない」という考えになっているケースが多いです。もし「あなたはどんな人間ですか」と聞かれると否定的な表現か、「〇〇だと思います」といったあいまいな表現を多く使うようになります。
セルフイメージにおいて理解しておきたい点があります。
それは「成功してからセルフイメージが高くなる」わけではないということです。例えば、月収100万を手にしてからセルフイメージが高くなるのではなく、「自分は月収100万円を手にすることができる」という高いセルフイメージを持っていたからこそ、月収100万円を手にすることができるのです。
セルフイメージは行動によってつくられず、セルフイメージから行動がつくられていきます。つまり、高い状態のセルフイメージがあるからこそ、セルフイメージ通りの人間になっていくのです。
セルフイメージを高くする方法
3ステップで高める方法
3ステップでセルフイメージを高めるワークをご紹介します。
【ステップ1】理想のセルフイメージを把握する
【ステップ2】理想の上位「3位」を書き出す
【ステップ3】理由を出していく
ステップ1:理想のセルフイメージを把握する
自分が理想とするセルフイメージを思いつく限り書き出していきます。書き出す際の注意点は「あいまいな表現」は避けることです。
「私は成功者だ」「自分はお金を稼げる」といったことを何となく想像してしまうかもしれません。しかし、具体性がないのでリアリティを感じることができずにおわってしまいます。
以下に注意して書き出してみるようにしてください。
自分がどうなりたいのかをイメージする
仕事、プライベートなどの多角的な視点で考える
どうして、その理想のセルフイメージになりたいのか
まずは書き出していくことに集中しましょう。実現可能かどうかを気にして、手が止まってしまうかもしれませんが、思いついたものをとにかく書き出すようにしてみてください。最低でも10個以上は理想のセルフイメージを書いてみましょう。
頭の中で考えていればよいのではないか、と思われるかもしれませんが、書き出すことで視覚化でき確実に自分自身が認識できるようになります。最初は頭の中で考えていると、ぼんやりとしたイメージになりがちですが、文字として残せば連想したイメージがでてくるようになりますし、時間がたったときに見返すこともできるようになるのです。
ステップ2:理想の上位「3位」を書き出す
理想のセルフイメージを書き出したら、上位3位を決めていきます。理由は、理想とするセルフイメージを3つに絞ることで「これを実現する!」とフォーカスしやすくなり、実現の可能性が高くなるからです。
複数のセルフイメージがあると「あれもこれも実現したい!」と的を絞りづらくなると同時に、ひとつに集中することに焦りを感じてしまう場合があります。どうしても欲しいものがあると、できるだけ早く手に入れたくなるものです。
理想のセルフイメージを実現するには、ある程度の時間が必要です。同じ時間を複数に分けて同時に進行させていくよりも、一点集中型にした方が時間を有効に使え、結果も出やすくなります。
ステップ3:理由を出していく
理由を書き出すのは、理想のセルフイメージのリアリティ(現実味)を強めるためです。
例えば「私は簡単に月収50万円を手にすることができる」というセルフイメージに対して、「なぜなら」という問いを5回ほど繰り返し問いかけ、回答を深堀りしていきます。
理想のセルフイメージ:私は簡単に月収50万円を手にすることができる
- なぜなら=コーチングのスキルを持っているから
- なぜなら=セッション後のクライアントはほぼ全員満足しているから
- なぜなら=クライアントから「この値段じゃ安い」と言われたから
- なぜなら=リピーターが多いから
- なぜなら=クライアント自ら、見込み客を紹介してくれることが増えてきたから
理由を書くときは思いついたことを書いていけば大丈夫です。書き出した理由の内容が、的確かどうか、人には「そんなの理由にならない」と言われてしまうものでも構いません。大事なのは、「自分の感情がこもっているか」どうかです。
感情が強いとセルフイメージを実現する理由づけが強くなります。理由づけが強くなると自分の中のセルフイメージがブレなくなるからです。ブレなくなるというのは、自分の中で理想のセルフイメージが定着していく、ということです。
3ステップは簡単な方法ですが、セルフイメージはどんどん強化されていきます。何度も実践することで確実にセルフイメージは高くなっていくでしょう。
3ステップを実践し、セルフイメージが高くなると「今の現実を否定する」ようになっていきます。この現象を「認知的不協和」と呼びます。
■認知的不協和
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
<「認知的不協和」参考例>
- 認知A=自分は月収100万円が当然の人間だ
- 認知B=月収30万円しか手にすることができていない
認知AとBはリアリティー(現実味)が強い方が生き残る。そして、リアリティーの強い方に合わせて、自分自身が自然と行動するようになる。”
セルフイメージから行動がつくられる理由がこの「認知的不協和」です。現在は「月収30万円」という事実があっても、「月収100万円が当たり前だ」というセルフイメージが確立すると、「現状の月収30万円」と「理想の100万円」とのギャップに我慢できなくなり、「現状の月収30万円」の事実を否定するようになります。
リアリティが強い方が生き残るので、「月収100万円」を手にする行動を自然と起こすようになるのです。これはセルフイメージが高く確立した場合に起こる現象です。
5つの日常習慣で高める方法
セルフイメージを日常の習慣から高めていく方法を下記の記事にて詳しく解説しています。ご参照ください。
成功できる3つの理由
理由1:自信がつく
セルフイメージが高まると自然と「自信」がついてきます。自信が無いときは、「どうやったら自信は手に入るのか」と考えてしまうものですが、セルフイメージが高まると気づけば自信がついているものです。
自信がつくと成功できる理由は、何事に対しても「実現できる」ことが前提の考えになるからです。実現できることが前提の考えなので、「どうやったら実現できるのか」「何をすればよいか」といった発想に自然となっていきます。
セルフイメージが低いと否定的な考えにかたよっていきます。「私には成功することはできない」と考えていたら、いくら頭の中で「成功したい!」と思っていても、「成功できない」ことを実現してしまいます。
セルフイメージが高い状態でいることで、「自分は〇〇をすることができる」という自信が沸き出てきます。「自分は全力でセールスできる」というセルフイメージがあれば、自分が持っている商品の価値を見込み客に全力で伝えることができるでしょう。
価値を感じた見込み客が増えれば、商品購入や契約が成立し、稼げるようになります。セールスに関して言えば、自信がないセールスマンよりも自信があるセールスマンの方から購入したいと見込み客は思います。
セルフイメージが高くなると自分では何とも思っていなくても、周囲の人は「あの人からは自信が感じられる」と思われるようになります。感じ取れる自信が、見込み客の信頼も得てうまくいく結果を自然と手にすることができるのです。
理由2:制限をかけなくなる
セルフイメージが高まり自信がつくと、今までは無理だと思えていたことが、無理じゃないと思うようになります。「自信」と同じようなことですが、「私には〇〇できる」という考えの中には「私には〇〇は無理だ」という思考が入る余地がない状態です。
「月100万円稼ぐ」
上記を例にとってみても、セルフイメージが低い状態では「月100万円稼ぐなんて無理だ」と決めつけてしまいます。月100万円なんて稼げないと思っていては当然、どうしたら月100万円を稼ぐことができるか、を考えることすらしなくなってしまうのです。
セルフイメージが高くなると、「自分の能力はこの程度だ」と決めつけることをしないので、考えに制限がかからなくなります。考えに制限がかからないというのは、自分自身を思考停止にさせないということです。
今から月100万円稼ぐには1ヵ月で100人に商品を購入してもらわないといけない
もし、セルフイメージが低ければ「1ヵ月で100人なんて無理だ」と思いそれ以上何も考えないでしょう。しかし、セルフイメージが高ければ具体的な案を出すようになります。
1ヵ月で100人なら、1週間で25人ほど、1日で3人たらずだ
リストは少ないが300人集められれば何とかいけそうだ
単価をあげてみようか
友人に自分のブログを知り合いに紹介してもらおうかな
などなど
どうしたら、「この目標を達成できるか」にフォーカスでき、考えも沸いてでてくるようになります。
起業すれば収入は自分の手でどうにかする必要があります。どうしたら生活していけるだけの収入を稼ぐことができるかを考えるにも、セルフイメージが高ければ具体的な制限のない案をだすことができます。
考えが停止してしまう状態と、アイデアが制限なくでてくるのでは、起業で成功出来るのは後者です。セルフイメージが高くなるほど、起業で成功できるようになります。
マインドセットが整えられる
マインドセットが整えられると、起業家として成功できるようになります。理由は「物事」に対しての考え方もポジティブになるからです。物事に対しての考えがポジティブになればさらに行動力が増します。
マインドセットの定義を明確にしておきます。
マインドセットの定義
・自分が『物事に対して』持っているイメージ・評価
・顕在意識(=自覚できる意識)の中にあるもの
・マインドセットとは、物事・出来事に対する自分の考え方のこと
※『物事』が主語になる
例えば、「セールス」に対して持つマインドセットは下記のケースが多いです。
- セールスは売り込みだ
- セールスすることに罪悪感を感じる
- セールスするはよくないことだ
もし、上記のようなマインドセットを持っていたとしたら、起業を成功させることは難しくなります。なぜなら、セールスすることができないからです。セールスができなければ、思うような売り上げをあげることはできません。
そうではなくて
- セールスは価値ある行為だ
- セールスがなければクライアントはまた〇〇で悩んでしまう
- セールスがあることで悩みを解消できる
といったマインドセットを持つとセールスを全力で行えるようになります。
セルフイメージが高くなると、マインドセットにも良い影響をあたえてくれます。セルフイメージが高いとポジティブな反応が多くなります。「自分は価値ある人間だ」と思えれば、自分が行う行動にも価値があると考えるようになるのです。
理由は自然と自分自身に「自信」がついているからです。
自分はセールスが得意だ
というセルフイメージを持っていれば、セールスは価値あるものだというマインドセットに書き換えられます。マインドセットを整えることでも、起業の成功する確率はぐんとあがります。
理由はセルフイメージと同じく、自分の活動を加速させるからです。マインドセットが整っていないと、自分に制限をかけて動けなくなってしまいます。マインドセットが整うことで、より高みへと成長することが可能になるのです。
まとめ
セルフイメージが高くなると、起業家として成功できる3つの理由をご説明しました。
理由1:自信がつく
理由2:制限をかけなくなる
理由3:マインドセットが整えられる
セルフイメージを高く書き換える方法についてもご紹介しています。
セルフイメージは起業家として活動するうえで非常に重要な要素です。何もしないよりも、高い状態を維持することで活動にもエネルギーが増し、自然と成功を引き寄せていく結果になります。
ぜひ、日々の習慣からセルフイメージを高くするよう心掛けて、起業家の活動を更にパワフルなものにしてくださいね。