起業数ヶ月で何百万円稼げました。塾に参加して3ヶ月で売上が3倍になりました。こうしたトークを使い生徒を募集している塾やセミナーはたくさんありますよね。
コーチやコンサルなどのように個人で起業している人は、起業塾や起業セミナーなどに参加したことがあるのではないでしょうか。
様々なコンセプトの起業関連のイベントがあり、どこに参加するかを自分で選べる時代になっているとも言えます。同じように、個人コンサルやコーチングなどを行なっている人もいます。
しかし、そうした塾やセミナーやコンサルを受けても結果が出せない人もたくさんいます。そう、同じセミナーに参加しているのに、成果を出せる人と成果が出せない人がいるのです。
なぜそうしたことが起こるのか、これまでに起業塾のサポートや個人でサポートをしてきて見えたことを、そのまま全てお伝えします。
起業塾やコンサルを受けても稼ぐことはできません
仙道塾では毎年100名以上の起業家の方を対象にサポートやコンサルを行なっていますが、結果を出せる人は簡単に結果を出しています。その反面結果を出せない人はいつまで経っても結果が出せずに時間だけが過ぎていきます。そうした実態を7年間見続けてきました。
結果が出せない人に共通していることは、参加すれば稼がせてくれる。コンサルがなんとかしてくれる。そうした思考を持っています。これは、一言で言ってかなり深刻な状態です。
それに対して結果を出している人は、とにかく自分で行動をしています。あとからコンサルや講師に「それはやっちゃったね」と言わたとしても、まず自分で実践します。講師やコンサルが稼がせてくれるなんて考えてもいません。
起業という道を選択したのであれば、お金を稼ぐことや、人生を変えることは自分自身でやることです。講師やコンサルはその為のサポートでしかありません。
講師やコンサルが悪いのか
講師やコンサルが行なっていることは、参加者に対して成果を出す為のサポートです。仮に講師が本で学んだことをそのまま喋っているだけで実践をしたことがないという人であれば話は別です。
もしくは知らないことややったこともないことを、あたかも自分で実践して結果を出してきましたと言っている人も別の話です。これは詐欺に近しいとも言えます。
ですが、もし仮に上記のようなコンサルタントにコンサルをお願いして成果が出たとしたら、それは正解なのか間違いなのかと考えたら、結果だけ見れば正解と言えます。
こうしたことは割合として少ない事例ですが、多くの起業塾の講師やコンサルタントは自分で成果の出たことを、これまでに実践してきたことを教えてくれる、アドバイスしてくれるケースが大半です。
つまり、やれば成果が出るものとしてノウハウやスキルを提供してくれているということです。
そうした中でも、結果を出せない人は講師のせいにしたり、コンサルが悪いと口を揃えて言います。
塾やセミナーであれは、結果を出している人、結果を出せてない人と分かれる中で、講師やコンサルが悪いということは本来ありえない話です。
伝えているノウハウやスキルも全員同じのはずです。
つまり、どんなにお金を払って塾やコンサルを受けても、他力のままでいたら結果は出せませんという話です。
どの業界でも3:10:60:27で分けられる
3:10:60:27という数字を見たことはあるでしょうか。80:20の法則(パレートの法則)は有名ですが、ここで紹介する数字は見たことがない人も実は多いものです。
80:20の法則(パレートの法則)とは
イタリア人経済学者のヴィルフレド・パレートにより提唱された法則で、売上の8割を生み出しているのは20%の顧客である。などのように、物事全体を構成する要素がどのような割合で占められているかを表したもの。その割合が8割や2割などのように使われることから80:20と言われている。
3:10:60:27の法則とも呼ばれるこの数字は、ハーバード大学が調査し検証したデータです。この比率は世の中のあらゆるシーンを構成する比率となっています。
この法則を今回の起業塾などに当てはめてみると下記のようになります。
・10%:学んだことを悩みながらも実践できる人
・60%:すぐに行動はできないが遅れてでも行動する人
・27%:何も行動に移せない人
3:10:60:27の法則は他にも下記のように分類されることがあります。
・10%:人に価値を与え見返りを得る人(Give & Take)
・60%:価値を与えられたら返す人(Take & Give)(価値を与えられたら返す)
・27%:常に人に価値を委ねる人(Take & Take)
・10%:一流
・60%:二流
・27%:三流
上記の例はよく使われる表現の代表です。しかし、このように分類される中で、結果の出せる人と出せない人の特徴が明確になってきます。
80:20の法則で見ても、大人数が参加する起業塾があった場合に下記のようになります。
起業塾全体の80%の成果は20%の参加者によって作られている。
成果とは、ここでは売上のことを主に指していますが、これまで見てきた塾やセミナーはほぼ2つの法則に当てはまっていました。
2割の人は気づいたら消えていく
このことは、起業塾などに限ったことではありません。
仮に参加費が50万円や100万円と高額な塾やセミナーであっても、全日程を終えるまでに2割の人は自然といなくなっていきます。
お金を払ってるんだからそれはないでしょ。と思われるかもしれませんが、事実としてどこにでも起こっていることです。
塾やセミナーやコンサルを受けておいて、結果を出す前にドロップアウトすることは、実践して結果が出なかった以上に重症な状態とも言えます。
そうした人が口を揃えていう言葉があります。
- 講師との相性がよくなかった
- 思っていた内容と違う
- 私にはあのやり方は合わない
- 講師の喋り方が苦手
100人いたら100人が言う言葉ではありませんが、本当によく聞く話です。
他力本願だけでは起業家として生き残れない
冒頭からもお伝えしているように、講師やコンサルタントに対して成果が出ない理由を押し付けることは起業家としてこの先結果を出していくことを自分で難しくしてしまいます。
コンサルタントが提供するものは、一緒に実践をすることではなくサポートの一つです。
アドバイスやヒント、行動指針を得たならばそこからは自力で実践をすること以外に成果を出すことはできません。
80:20の法則で他力と自力の割合を比較してみても下記のようになります。
・自力でやるべきこと:8割
このように、自力でやるべき割合がとても大きいものです。それにも関わらず、他力に身を委ねようとする人が必ず存在しているということです。
他力に身を委ねる人は、言い方を変えれば依存体質です。ビジネスをするにあたり、依存体質を抱えたまま活動をしていれば得られる成果も手に入れることはできません。
ここまでの結論を言ってしまえば、どんなセミナーやコンサルと出会っても成果を出せるかどうかは自分次第ということです。
もし講師やコンサルが本当にダメだと感じたらどうするか
起業塾やセミナー、コンサルの契約をしてしまった。申し込みが受理された場合、どう対処したらよいのでしょうか。
コンサルが100%詐欺で、言っていることもやっていることも全て嘘を言っている。というケースも正直0ではありません。
ですが、その環境を選択したのは自分自身です。選び方で何を間違ってしまったのか。与えられた環境の中で何をするべきかを考えてみましょう。
間違って選んだと思ってもまず絶対にやるべきこと
それは、言われたことを実践してみることです。
その際に、ただ言われたことを分かりましたと受け取るのではなく、怪しい、わからないなどの状態があるならば、必ず質問をして悩みや不安を解消しておくことです。
わからないことや不安を解消したらなば、まずは実践をしてみることでその人の言っていることが正しいのか間違っているのかを判断することができます。
とはいえ、直感的や感覚的に合わないと感じるケースもあるので、そうした際には次の選択肢を見つけていきましょう。
どんな人を選んだ場合であっても、その人を選んだのは自分自身です。自身で選択したことへの責任を自覚して次に進むことも時には重要になります。
コンサルタントや起業塾の選び方
コンサルタントや起業塾などは決して安い金額ではありません。受けた結果、支払った金額よりも多く回収できれば一番ですが、そうならないケースも多々あります。
ではどのようにコンサルや起業塾などを選択すればよいのかというと下記の点を見ることが重要になります。
- その本人が成果を出しているのか
- そのクライアントが成果を出しているのか
- 卒業したクライアントは成果を出し続けているか
- 卒業したクライアントはどのくらい活動を続けられているか
- 無料で配信している情報に信頼性はあるか
- 無料で発信している情報は質として高いか
- 動画を配信していたら雰囲気はどうか
- 動画での話し方は伝わりやすいか
上記の点をポイントとしてチェックしておくことはコンサルを選ぶ時には効果的です。
コンサルをWEBで選ぶ時には注意点もある
WEB上で、ランディングページやセールスレターを用いて起業塾やコンサルの募集をしている場合、お客様の声や実績はチェックポイントとしてはとても大切です。
その反面、そうしたお客様の声や実績を捏造している人も増えてきています。
特に数字を扱った実績などは、簡単に捏造をすることができます。同時に、見せ方によっては、一時的に売上が上がったなどの場合においても継続して売上が上がっているように見せることができます。
実際にある事例
↓
実際は一回達成しただけで継続できていない塾に入って1000万円達成しました
↓
翌年には消えてしまっている○○さんのおかげで売上が倍になりました
↓
参加前が10万円で20万円の売上が上がったコンサルを受けて仕組みができた
↓
仕組みはできても成果には繋がっていない
上記の実績の見せ方はよくある話です。実際にこれまで多くの方のセールスレーなどを制作してきた中でも、そうして見せて欲しいなどの要望を聞くこともありました。
毎年何十名~何百名の人が成果を上げていますというセールストークも実は一時的なものである場合が多かったりして、継続して成果を上げられている人は、結局80:20の法則や3:10:60:27の法則のように継続して成果を出せる人と出せない人の違いを生じてしまいます。
こうしたお客様の声や実績を書かれている通りだけに受け止めてしまうと、実際に中に入った時に違和感やギャップに面を食らうこともありますので注意しておきましょう。
起業塾やコンサルを受けて成功する人の共通点
どんな環境においても、成果を出す人には4つの共通点があります。
- とにかく行動力がある
- 一度始めたことは継続して実践する
- 責任を受け止められる
- まずは必ず受け止める
とにかく行動力がある
成果を出す人は、何かをインプットしたら行動するまでの時間が短いのが特徴です。
学んだその日に実践し、良い悪いどちらも含めて結果を出します。結果とは、上手く行ったことでも、成果が出なかったことでもどちらも結果となります。
とにかく、実践する。そして実践するまでの時間が早い。これが成果を出す人の共通点の1つ目です。
一度始めたことは継続して実践する
成果を出す人は、行動力と合わせて継続力があります。
一度やって成果が出なくても、改善点を探して次の行動にトライします。トライアンドエラーという言葉がありますが、まさにそれを実践している状態です。
同時に、やめ時もしっかりと考えているので、損失が大きくなり過ぎる前に自分で継続するかしないかの選択もできます。
やめ時の例
- 2週間実践してみて売上が50万円まで到達しなければやめる
- 2ヶ月間試してみてリストが100件いかなければやめる
- 3回募集してみて反応がなければやめる
- 3回改善してもリストが100件取れなければやめる
このように引き際も考えながら行動をするから、トライアンドエラーとして成り立ちます。ただやみくもに実践するのではなく、どこで線引きをするのかを決めておきましょう。
同時に、引き際は数字で計測できるものであればあるほど、改善点や引き際も明確になってきます。
そうした点を含めて継続していくことが成果を出す上でとても大切になってきます。
責任を受け止められる
自分で選択したことに対して、責任をしっかりと受け止めることができます。これは起業家としてのマインドセットの1つです。
人のせいにしたり、環境のせいにするのではなく、その場所を選択した自分に責任があると考えることができ、そこから次にどうしたら良いかの選択に繋げることができます。
まずは話を必ず受け止める
成果が出せる人は、人の話を必ず受け止めています。
- でも・・・
- だって・・・
- そう言われても・・・
- 私の場合は・・・
などのように相手の話に対して否定をするのではなく、まずなるほどと受け止める。そこから次の話へ展開をしていきます。
謙虚な姿勢と言い換えることもできますが、この場合は相手の話を否定しない。まずは自分ごととして受け止めることができる。そうした表現の方が合っていると感じます。
まとめ
今回は起業塾やセミナー、コンサルを受けても成果は出ないということで、成功できない人の共通点から、塾やコンサルの選び方、成果を出せる人の共通点について紹介しました。
まずは自分自身がどんな立ち位置で活動をしているのか。人のせい、環境のせいばかりにしていないかなどの視点から見直してみることも時には大切です。
起業家として、自分でビジネスをする道を選んだのであれば、自己責任のマインドを持って日々の活動をしていきましょう。
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