ども、仙道です!
この記事ではメルマガの開封率についてお伝えしていきます。メルマガを運営していくためには、メルマガ開封率を意識することが重要になります。なぜなら、メルマガは大前提として読んでもらう必要があるからです。メルマガは読んでもらえないことには、読者と信頼関係を構築をすることも、メルマガでセールスをかけて売上を作ることも一切できません。逆に、高い確率でメルマガを読んでもらうことができれば、読者との信頼関係の構築やメルマガからの売上を作る機会を増やすことができます。
ただ単に、定期的にメールを送ればいいというものではなく、読んでもらって初めて価値提供できるのがメルマガです。ぜひ、メルマガ開封率を上げるための『3つの法則』と開封率に関する基礎知識をこの記事で身につけてください。
メルマガ開封率は『タイトル(件名)』で決まる
メルマガ開封率を決定づける最大の要因は、メルマガのタイトル(メールの件名)です。その証拠として、以下のようなデータがあります。
『メルマガ読者はメルマガを必ず読む』というのは大きな間違いであり、あなたのメルマガを必ず読んでくれる読者は全体の20%〜30%以下です。基本的にあなたのメルマガに登録してくれたからといって、必ず読んではくれません。
そのため、メルマガを読んでもらうために『メールを開いてもらえない』というメルマガにおける最初の壁を越える必要があります。どんなに質の高いメルマガを配信していてもメールを読んでもらえないことには、メルマガの中身を読んでもらうことができません。
では、どうすればメルマガを読んでもらえるのか?その答えとなるのが、『メルマガのタイトル(メールの件名)』です。思わずクリックしたくなる、内容を確認してみたくなるタイトルをつけることが重要になります。タイトルはメルマガ読者が一番最初に目にするもので、メルマガ読者の目に一番最初に触れる部分になります。最初に件名を見た瞬間に読者の好奇心を揺さぶるタイトル付けが重要となります。
タイトルのつけ方として、参考になる事例をご紹介します。メルマガではありませんが、一番わかりやすい事例を1つご紹介します。それが、『Yahoo!のトップニュース』です。
Yahoo!のトップページを開くと、上記画像のようなページになります。ここに「トップニュース」として表示されている、ニュースのタイトルは、メルマガのタイトルと同じ役割を持っています。つまり、『思わずクリックしたくなる、内容を確認してみたくなるタイトルかどうか』ということです。
何気なく見たYahoo!のトップページで、「あっ、これ気になる!」と思って、思わずニュースの内容を調べたという経験が、あなたも1度はあると思います。あなたの配信するメルマガも、読者さんに「あっ、これ気になる!」「これは読みたい」と思ってもらう必要があります。
では、実際にどのようなタイトルをつければ良いのか。その具体的な方法をお伝えします。
思わず開封したくなるタイトルを作る“3つの法則”
今までライティングの経験がなくても開封率の高いタイトルを作るために、3つの法則をご紹介します。今からご紹介する3つの法則を意識して、メルマガタイトルを作成してください。
1:タイトルはなるべく短かく、文字を14文字以内にする
メルマガタイトルは14文字以内が良いと言われています。その理由は、単純に長いと読まなくなるということがあります。例えば、以下のようなタイトルです。
・〇〇で△△を知るための■■の3つの方法を教えます
・あなたが成功できない理由は〇〇と△△と■■の3つが原因です
このようにパッと見た瞬間に長いタイトルであると、読者の興味を引くことが難しくなります。逆に、短めのタイトルの方が、瞬間的に読者の興味を引きつけることができます。読者のメール受信ボックスを想像した時に、たくさん送られてくるメールの中で、1つ短めに書かれたタイトルがあると、自然と興味を引きつけることができます。
例文
- プレゼントです
- ちょっと待って!
- ホントくやしかった
「タイトルを短くする」というのは意外と難しいので、まずは14文字以内で書くということを意識して取り組んでみてください。
タイトルが14文字を推奨される理由はもう1つあります。
Yahoo!ニュースのタイトルが14文字前後で表示されていることが多いからです。Yahoo!はご存知の通りインターネットの先駆者でもあります。そして、間違いなく相当な資金と時間をかけてテストを繰り返してきていると言えます。そのことから、タイトル付けは14文字が良いと言われています。また、14文字前後が人間の目には止まりやすいとも言われています。
2:読み手の感情を揺さぶる『キーワード』をタイトルの『左側』に入れる
人は横書きで書かれた文字を見たときに、『左から右へ』目線が流れます。なので、タイトルの左側の方にキーワードを入れると、読者の興味を引きやすく、開封率の高いタイトルを作ることができます。
Q.キーワードとは?
キーワードを理解するには、GoogleやYahoo!の検索を考えるわかりやすいです。あなたが何か知りたい情報を検索するときに、『GoogleやYahoo!の検索スペースで使用する言葉』これが『キーワード』です。
例えば、ブログの集客方法を知りたい時は、『ブログ 集客 方法』と検索しますよね。この『ブログ 集客 方法』が『キーワード』といわれるものになります。
GoogleやYahoo!で検索するときに限らず、あなたのメルマガ読者さんの頭の中には、常に何かしらの『キーワード』が存在しています。
- 『集客方法』を知りたいかもしれません
- 『コンサル起業』について知りたいかもしれません
- 『高単価商品の作り方』を知りたいかもしれません
メルマガのタイトルをつける時は、このキーワードを意識して、タイトルの中に含めてあげましょう。そして、キーワードはなるべくタイトルの左側で使用しましょう。ただし、『左側』を意識しすぎて不自然なタイトルにならないように注意しましょう。
例文:キーワード=『ブログ 集客』の場合
- ブログで集客できません
- ブログ集客の賢い学び方
- 最新!ブログ集客法2017
3:「好奇心」を揺さぶる言葉・表現 +「ベネフィット」を入れる「好奇心」と「ベネフィット」はメルマガのタイトルを作る上でかなり重要な要素になります。
「好奇心」+「ベネフィット」のタイトル例文。
『売上を1.7倍にする3つの秘密』
- 売上を1.7倍にする=ベネフィット
- 3つの秘密=好奇心
■「好奇心」について
ターゲットの好奇心を揺さぶることで、「思わずタイトルをクリックしてしまう」という行動をとらせることができます。なので、『ターゲットがどんな言葉や表現に興味があるのか』を考えてタイトルに好奇心を刺激する言葉・表現を入れるようにしましょう。具体的には、「タイトルに読者の好奇心を揺さぶる単語を使う」「好奇心を揺さぶるようなシンプルなタイトルにする」といったことを意識してタイトルを作っていきましょう。
例文:好奇心を意識したタイトル
- ちょっと待って!
- バカにされキレそうだ
- 泣くほどうれしいです
- ホントくやしかった
- どっちが得なのか?
■「ベネフィット」について
好奇心と同じぐらい意識するのが「ベネフィット」です。ベネフィットとは、読者の得たいと思っている変化・状態のことで、コピーライティングを実践する上でも重要な考え方の1つです。このベネフィットをタイトルに含めることで、開封率の高いタイトルを作ることができます。
例文:ベネフィットを含めたタイトル
- お役たち新サイトを公開します!
- 100年生き残るコーチ
- コンサルとは!?
- ゼロ円でセミナー集客するには?
- 開封率100%の件名を書く方法
- コーチ・コンサルが知らなきゃいけない事
開封率の高いタイトルを作成するためには、「好奇心」「ベネフィット」この2つが基本になるので、タイトルを作成する際は必ず意識してください。
以上3つの基本条件を意識して、メルマガのタイトルを作っていきましょう。実際にタイトルを作る時は、テンプレートに当てはめながら作っていくことがオススメです。以下に有名はテンプレートを5つご紹介します。
開封率の高いタイトルを作るテンプレート5選
代表的な5つのテンプレートをご紹介します。
テンプレート1.方法論
これが一番スタンダードなテンプレートです。タイトル作成に迷ったら、まずこのテンプレートを使いましょう。当たり障りなく、平均的に優秀なタイトルを作成することができます。
- 〇〇の技術
- 〇〇の方法
- 〇〇のコツ
- 〇〇の秘密
- 〇〇の裏ワザ
例文
- 成約率を上げる3つの裏ワザ
- コーチ・コンサルに必須3つの技術
- 広告費ゼロで顧客獲得する方法
- ドラムを1日でマスターするコツ
テンプレート2:数字を使う数字を入れるという方法も、スタンダードな方法で使いやすいテンプレートです。そして、未だに効果的な方法でもあります。
- 〇〇7つの習慣
- 〇〇の5つの秘訣
- たった1つの〇〇する方法
- 90日で〇〇する方法
例文
- ダイエットを継続するための3つの習慣
- 90日で収入を2倍にする方法
- 約4ヶ月で1790万円達成しました!
テンプレート3:注意をひく単語・表現を使うこれは少し読者の感情を煽りたいときに使うテンプレートです。普段のメルマガというよりは、セミナー募集や商品・サービスをセールスするときに使うと効果的なテンプレートになります。ただし、注意点は毎回使わないことです。頻繁に使いすぎると、読者に悪い印象を与えてしまい、開封率が下がってしまいます。
- 必見!
- 注目!
- 重要!
- 緊急!
- 【残り1日】
- 【残3時間】
- 【本日終了】
例文
- 必見!成約率100%にする3つのコツ
- 【残3時間】販売終了します
- 【本日終了】再販はありません
あなたのビジネス業界にまつわるニュースや世間で話題になっているニュースをタイトルに取り入れることでも、開封率の高いタイトルを作ることができます。
例文
- 業界のニュース
- 世間のニュース
- あなたのビジネスのニュース
例文
- スマホは危険なケータイ?
- 日本経済が終わりました
- 参加前にこれを読んで下さい
テンプレート5:禁止事項禁止事項はタイトルで強いインパクトを与えることができます。しかし、あまり強い言葉の表現をし過ぎると、読み手を不快にさせてしまうこともあるので、使い方には注意しましょう。
- ○○しないでください
- まだ○○するのは早いです
- 〇〇禁止
- 〇〇は辞めてください
- 〇〇はダメ!
例文
- セールスしないでください
- まだ、LINEに手を出すのは早いです
- コーチは質問禁止!
- 脱サラ起業はダメ!
その他、開封率の高いタイトル作成のコツ3選
1.ターゲットを絞る、明確にする
ターゲットを絞ることができれば理想的です。ターゲットを絞ることは、タイトルに限らず、メルマガ全体を書くときの基本でもあります。ターゲットはどんなことに興味があるのか?どんな悩みを抱えているのか?どんな未来を手に入れたいと思っているのか?といったことを考えながら、タイトルを作成しましょう。例えば、以下の項目を考えて、ターゲットを絞ってみましょう。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 趣味
- 関心事
- 痛み
- 願望
- 欲求
例文
- コーチ・コンサルはもう古い
- コンサルならこれ知らないと恥
2.差出人名を設定する
メルマガを受信者した際にタイトルよりも目立つのが『差出人名』です。迷惑メールなどの存在もあり、メルマガに登録してくれたとはいえ、読者は常にメールに対して警戒心を持っています。なので差出人が不明確だったり、見覚えのないメルマガは開封してもらえません。差出人名をしっかりと明確に伝えて、読者に安心感を与えることも開封率を上げるために大切です。
3.配信する時間帯を意識する
メルマガの配信時間については、このページの第7項『メルマガ開封率を左右する配信のタイミング』で詳しくお伝えしているので、そちらをご覧ください。
メルマガ開封率が悪い時の対処法
ここまでにご紹介した“3つの法則”を意識してメルマガのタイトルを作成しているけれど、開封率が悪い時の対処法をお伝えします。
開封率が悪くなる3つの特徴
メルマガのタイトルも意識した、メルマガの開封率を上げるコツも意識してメルマガを書いた、それでもメルマガの開封率が悪い…というのであれば、以下に紹介する3つの特徴に当てはまっていないかを確認してください。
■開封されないメルマガ「3つの特徴」
- タイトルが「興味を引かない」
- タイトルが「他のメルマガ」と似ている
- タイトルが「売り込みタイトル」ばかり
1つずつ簡単にお伝します。
1.タイトルが興味を引かない
売れてる人によくあるメルマガタイトルとして、以下のようなタイトルがあります。
- ○○へ旅行へ来てます
- 私の過去は・・・
- 申込みが殺到してます!
など。正直、このようなメルマガのタイトルは誰でも再現性の高いものとは言えません。あくまでも、その人の人気やブランド力があってこそのタイトルです。なぜなら、このようなメルマガタイトルは、『1人称視点』で書かれているからです。これはエキスパートと言われるほど、売れてる人だからこそ許される手法です。既に、ファンになってくれている読者さん対しては有効なメルマガタイトルです。
ですが、あなたがまだメルマガで軌道に乗ってない場合は、オススメできないメルマガタイトルです。メルマガのタイトルは、「読者視点」に立って読者さんが「知りたくてしょうがないキーワード」を、タイトルにもってくるべきです。「ハワイへ旅行へ来てます」よりも、「メルマガのコツ4点とは?」の方が、絶対に読者さんは読みたいと感じてくれます。
2.他のメルマガと同じようなタイトル
これも非常に多いケースです。例えば、以下のようなタイトルです。
- 起業成功のマインドとは?
- 成功する為の3つの条件
一見正しい感じがします。しかし、色々なメルマガのタイトルと比較すると、「よくあるタイトル」の1つになってしまいます。そこで、他のメルマガタイトルに差をつけるためのポイントをご紹介します。それは『「1歩だけ具体的」に尖らせてみる。』たったコレだけです。
例えば、「起業成功のマインドとは!?」というタイトルを「コーチング起業成功のマインドとは!?」に変えてみる。(ターゲットにもよりますが)たったコレだけの変化で、メルマガを見ている読者さんは「おっ!」となるはずです。つまり、メルマガの開封率が上がります。
3.「売り込みタイトル」ばかりはダメ
メルマガはセールスの場という勘違いをしていると、この傾向が強くなります。例文をご紹介します。
- 残り【3日】です
- 残り【1名様です】
このタイトル自体は悪くないです。商品・サービスを買う気のある人には有効に働いてくれます。しかし、このようなタイトルを連発し過ぎることがダメです。「またか~」と思われて、あなたへの信用を無くしてしまいます。
売り込み色の強いタイトルは、使うタイミングを意識しましょう。「今がチャンス!」 「ここでセールスだ!」と言うタイミングで「隠し玉」的に使うのをオススメします。
以上、3つの特徴を意識しながら、開封率の高いメルマガタイトルを考えてみてください。
根本的に開封率を下げる2つの要因
ここまで、メルマガの開封率を上げるために「タイトルの作成方法」や「開封率を下げてしまう特徴」をお伝えしてきました。しかし、根本的に開封率を下げてしまう要因が2つあるので、その要因についてお伝えします。
1.Facebook、LINE、チャットワークの存在
2017年現在、見込み客と連絡を取るための手段としてメルマガという媒体以外にも、様々な媒体が存在します。Facebook、LINE、チャットワークなどです。あなたのメルマガに登録してくれた読者のうちの何%かが、もしこれらの媒体を使うことを好んでいる場合、そもそもメールをほとんど見ない場合は、一定の%で開封率は自然と低下してしまいます。
2.迷惑メールに登録されている
もう1つ考えられるケースとしては、『迷惑メール判定』を受けている場合です。もしあなたのメールが読者の使っているメールサーバーで迷惑メールと判定された場合、通常の受信ボックスにメールを届けることができなくなります。
なので、あなたのメールが読者の迷惑メールフォルダに振り分けられないように、読者に設定をお願いすることも、開封率を維持するためには重要です。
例えば、メルマガを登録してもらった1番最初のメールに以下のように記載します。
★フォルダ分けのお願い★
(【メルマガタイトル】が迷惑メールに入るのを
防ぐため、フォルダ振り分け設定を
お願いします。2分で可能です)
http://46mail.net/index.php?a=
※ 【メルマガタイトル】はこれから【*****】
という送信名で送信します。
送信元のアドレスは、
*******@■■■.com
から送信します。
GoogleやYahoo!でアカウントを持っていると作ることができる、フリーメールのアドレス(「***@gmail.com」や「***@yahoo.co.jp」というアドレス)は迷惑メール判定の基準が厳しく、迷惑メールフォルダの振り分け設定をしないとメールが届かないことがよくあります。
読者がメールを受け取りたいと思っていても、自動的に迷惑メールに登録されてメールを受け取れないこともあるので、必ず「フォルダ分けのお願い」は最初の段階でお伝知るようにしましょう。
メルマガ開封率の基礎知識
メルマガを配信していくために、最低限理解しておきたいメルマガ開封率に関する基礎知識をお伝えします。
メルマガ開封率とは
メルマガ開封率とは、「メルマガ」が読者さんのメールソフトに届いた後、読者さんが「メールを開いた」確率です。開封というのは、メルマガを受信した際の「未読」から「既読」の状態になることです。
開封率は『(メルマガ開封数÷配信数)×100%』という計算で数字をだすことができます。この数字を指標にして、メルマガの開封率が「良い・悪い」といって、メルマガの効果測定をします。
例
100件の読者にメルマガを配信して、メルマガを読んだ人が3人。この場合、開封率は3%となり、開封率が低いといえる。一方、100件の読者にメルマガを配信して、メルマガを読んだ人が20人。この場合、開封率が20%となり、開封率は高いということになります。
メルマガの配信数に対して、どのぐらいの読者に読んでもらえたのか?を確認する指標として、開封率を意識しましょう。「メルマガの開封率が低い=メルマガを読んでもらえない=メルマガで商品が売れない、セミナーに集客できない」という悪い流れが起きることが予測できます。
メルマガの開封率は、『そもそもメルマガを読んでもらえているのか?』を判断するために、非常に重要な指標であるといえます。このメルマガはちゃんと読んでもらえているのかを判断するために「メルマガ開封率」というデータが必要となります。
補足:どんなに凄腕の人でもメルマガリストの「半分以上」は開かれていないのが普通の状態です。
メルマガ開封率の重要性
冒頭でもお伝絵しましたが、メルマガの開封率は配信したメルマガが、そもそもメルマガを読んでもらえているのかを判断するために、非常に重要な指標です。もし、メルマガが読んでもらえていないとすれば、どんなにメルマガ内にいい内容の文章を書いていたとしても、意味がありません。どうなに上手なセールストークを書いてあったとしても、商品は売れません。だからこそ、メルマガの開封率を気にかける必要があります。
しかし、ここで1つ重要な考え方を覚えておいてください。メルマガ開封率はあくまでも“読者さんが「メールを開いた」確率”にしか過ぎません。つまり、メルマガを開いただけで、読んではいないこともあります。仮にメルマガを読んでくれたからといって「あなたがメルマガ内で売っている商品・サービスが売れるわけではない」ということです。『メルマガ開封率=メルマガでのセールス成約率』ということにはなりません。メルマガで商品が売れ売るかどうかはまた別の要素が必要になってくることを、ここでは簡単に理解しておいてください。
以上の理由からも、メルマガ開封率は読者のメルマガへの反応を調べるために『重要』になります。メルマガの効果測定を正確に行っていくためには、取り入れるべき指標であるといえます。
セールス目的のメルマガは、開封率よりも“〇〇率”が重要
メルマガを配信していく上において、実は開封率よりも重要な指標があります。それは、『クリック率』です。どんな目的でメルマガを配信するのかにもよりますが、メルマガでセミナーの募集や商品のセールスをかける時は、開封率よりもクリック率が重要になります。
開封率というのは、良くも悪くもメルマガタイトルに対する反応率でしかありません。『開封率=タイトルの結果』ということです。つまり、読者がメルマガをいくら開封したからといっても、『セールスページを見てくれないことには、売上につなげることができない』ということです。
詳しくは別の記事でお伝えしますが、セールスが目的のメルマガでは、開封率よりもクリック率が重要になると覚えておいてください。
メルマガ開封率の測定方法
メルマガの開封率は、HTMLという形式のメールを送ることで測定することができます。普段よく見かける通常のテキストメールでは開封率の計測ができません。なので、メルマガ開封率の計測を行っていくには、HTML形式のメールでメルマガを配信することが必要となります。
HTML形式のメールとは
HTML形式のメールとは、HTMLというWEBサイトを作るための言語を使って書かれたメールのことです。HTML形式のメールにすることで、画像の挿入や文字の装飾ができるので、メールをWEBサイトのようにデザインできます。
なぜ、HTML形式のメールだとメルマガ開封率が測定できるのか?という理由は、少し専門的なことになるので、デザイナーやプログラマーを目指す人でない限り、そこまで覚える必要はありません。単純に、『メルマガ開封率を正確に測定するためには、HTML形式のメールが必要』と覚えておくようにしましょう。
また、HTML形式のメールは、専門的な知識がないとゼロから自分で作ることは難しいです。なので、HTML形式のメールを作って、開封率を計測する場合は、初めからHTML形式のメールを簡単に作って送れるメルマガ配信スタンドを利用するか、メルマガ開封率を測定できる機能があるメルマガ配信スタンドを使用することがオススメです。
オススメのメルマガ配信スタンド → 株式会社ビズクリエイト
開封率の平均値
メルマガ開封率のことを学ぶと、どうしても気になるのが、いったい「どのぐらいの開封率が理想的なのか?」ということだと思います。しかし、メルマガの開封率は読者数や、配信頻度(メルマガを送る頻度)、配信しているコンテンツの内容、配信するターゲットによって、大きく変わってきます。
なので、数値の一例はご紹介しますが、読者数や、配信頻度に対してどのように開封率が変動するのか?その基本的(一般的)な数字の動きをまずは理解しておきましょう。
メルマガ開封率の基本的な変動の傾向
以下にご紹介する『メルマガ読者数と最低限保っておきたい開封率』を1つの例として参考にしてください。
- 読者数(リスト)1,000件前後であれば、開封率20%〜40%
- 読者数(リスト)20,000件近くであれば、開封率15%〜20%
メルマガ読者数と開封率の相関関係
- メルマガ読者数が増えるほど、開封率(数字)は下がります
- メルマガ読者数が減るほど、開封率(数字)は高くなります
メルマガ配信頻度と開封率の相関関係
- メルマガ配信頻度が多いほど、開封率(数字)は下がります
- メルマガ配信頻度が少ないほど、開封率(数字)は高くる、もしくはメルマガの存在を忘れられて低くなります
メルマガ開封率を左右する配信のタイミング
メルマガ開封率は、メルマガのタイトルが重要とお伝えしました。そして、もう1つ、タイトルの他に重要な要素があります。それは、メールを配信する日時(タイミング)です。メルマガの開封率は、あなたのターゲットが、どの時間帯に一番メールを確認するのかによって、大きく変わってきます。つまり、メルマガを配信する時間帯によっても、開封率が大きく変わってくるということです。
例えば、公務員がターゲットだとしたら、午前10時にメルマガを送っても、開封してくれる可能性は低いと考えられます。逆に、午後18時であれば、開封してメルマガを読んでくれる可能性があると予測できます。
しかし、1つ気を付けたいポイントがあります。配信したメルマガが開封されるのは、メルマガ配信から1時間後がピークであるというデータがあります。
ご紹介した参考データによれば、メルマガ配信の1時間後までは開封率が上昇し、最大で13.7%になります。その後、時間と共に開封率は低下していき、配信から10時間後には、わずか1.9%。そして、24時間後には0.5%しかメルマガを開封してくれません。
つまり、メルマガは『配信から1時間後までが1番読んでもらえる』ということです。「後で帰ってから読もう!」「明日、ゆっくり読もう」と考える読者はほぼいないということが、このデータ予測することができます。メルマガを配信する時間帯がとても重要であることを、ぜひ覚えておきましょう。
メルマガが読まれやすいタイミング
メルマガの開封率を上げるために意識して欲しいことがあります。それは、ターゲットがメールをチェックするタイミングです。
「メールチェック」という言葉を聞いたときに、あなたは「パソコン」と「スマホ」のどちらかを頭の中に思い浮かべると思います。スマートフォンが普及してきた現代では、メールチェッックをスマホでする人が増えてきています。スマホ1台あれば、どこにいても手元でメールをチェックすることができます。
そして、意識して欲しいのは、あなたのターゲットがメールをチェックするタイミングです。いつ、どのタイミングでよくメールを見ているのか?見る可能性が高いのか?ということを意識しながら、メルマガ配信をすることで、開封率を上げることができます。
- メルマガを送る時間帯
- メルマガを送る曜日
- 週に何回送るのか
など、ターゲットに合わせてメルマガ配信していきましょう。巷にあふれる理論にとらわれすぎずに、実際にテストを繰り返し、開封率を測定しながら配信のタイミングを見極めていくことが理想的です。
まとめ
メルマガの開封率は「タイトル」によって決まります。読者が「タイトル」を見た瞬間にメールを読むか、読まずに削除するかを瞬間的に判断します。メルマガは読んでもらうことに意味があります。どんなにたくさん配信していても、読んでもらえないことには、目的を達成できません。なので、メルマガを出す時は、必ず「タイトル」にこだわってください。今回ご紹介したノウハウを活用すれば、開封率の高いタイトルを作ることができます。
そして、タイトル作りに慣れてきたら、「メルマガを配信するタイミング」なども意識して、メルマガ配信をしていきましょう。