コンサルの主な転職先8選
ここではさっそく、コンサルにおすすめの転職先を8つ見ていきましょう。
ヘルスケア・医療業界
コンサルタントのスキルセットは、医療業界の経営改善や新しいサービスの開発に非常に有効です。
医療機器の開発や医薬品の市場戦略など、多岐にわたるプロジェクトが存在します。また、医療業界は絶えず成長しており、安定したキャリアを築いていけるでしょう。
テクノロジー・IT業界
AIやIoTの普及により、企業のデジタル変革は常に進行しています。
そんな中、先見性とマネジメントに長けたコンサルタントは、新技術の導入サポートやデジタル戦略の策定などの業務に深く携われるでしょう。一般的な収入水準年収700万円〜1,800万円程度です。
投資銀行
財務・経営関連のコンサル経験があるなら、投資銀行も視野に入ってきます。平均収入水準が高いのはもちろん、経験領域が合致していれば即戦力として活躍できるので、有力候補として念頭に置いておくと良いでしょう。
しかし、銀行の規模によって報酬テーブルに差があり、一定以上の学歴と実績も求められます。
PEファンド
企業コンサルタントの経験があれば、PE(Private Equity)ファンドに転職するのもおすすめです。
PEファンドとは、個人・機関投資家から集めた資金を上場前の企業に投資し、当該企業の経営サポートを行い自分たちで価値を高めてから株式を売却して利益を得る仕事。
一般的な認知度は低い一方、パフォーマンス次第で大きな収入が見込めるので、実力主義の方には大変マッチしています。
個人コンサルタント
特定の企業に所属したくないなら、個人コンサルタントもおすすめの選択肢。「会社」という後ろ盾はありませんが、勤務時間・報酬・働き方などがすべて自由なので、ライフワークバランスもコントロールしやすいでしょう。
個人コンサルタントの働き方や年収相場については、以下の記事を確認してください。
関連記事:個人コンサルタント起業|働き方・メリットと成功する4つのポイントを解説
エネルギー・再生可能エネルギー業界
SDGsが提唱される昨今、環境問題の高まりとともに再生可能エネルギーの導入が推進されています。
エネルギー関連に知識があるコンサルタントは、新技術の導入サポートや市場分析などの業務に携わることができるでしょう。
年収水準は650万円から1,400万円程度。大手の総合商社なども募集しているパターンがあります。
不動産・建設業界
都市の発展やインフラ整備の進行に伴い、不動産や建設業界は絶えず変化しています。コンサルタントは、新しいプロジェクトの推進や市場分析、業務改善などの業務でコミットしていけるでしょう。
食品業界
世界的な人口増加や食糧問題の高まりから、持続可能な農業や新しい食品技術の開発が求められています。コンサルタントの領域に知見があれば、サプライチェーンの最適化や新しいビジネスモデルの策定などに携われるでしょう。
旅行・観光業界
世界中の人々が旅行を楽しむ中、新しい観光地の開発や旅行サービスの最適化が求められています。
マーケティング戦略の策定や観光資源の有効活用において、コンサルタントは大いに活躍できるため、一定以上の収入水準も見込めるでしょう。
コンサルからの転職先を探すときのポイント
ここからは、コンサルからの転職先を探すときのポイントを確認していきましょう。
理想のキャリアアップを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
社風・経営方針
まずチェックしておきたいのが、転職先の社風や経営方針です。どれだけ報酬が高くても、自分のスタンスとマッチしない企業では、気持ちよく働けません。
最悪の場合「もとの会社の方が良かった」という事態に陥るリスクもあるため、企業の公式ホームページなどでよくチェックしておきましょう。
収入水準
転職先の収入水準は、最優先で見るべきポイントの一つです。
せっかく転職するからには、当然現時点より収入アップするのが理想。外資企業などを選べば、年収1,000万円の大台も夢ではないでしょう。
ただし、あまり収入ばかりに目がくらんでしまうと、アサインされた仕事が難しすぎて、処理しきれない可能性もあります。
そのため、無理なくこなせる業務内容かどうかをきちんと確認しなければなりません。
サービス内容
転職先のサービス内容も、きちんと押さえておきたいポイント。実際のところ、コンサルタントの対応領域はとても幅広いので、本当に自分が扱える内容かどうかをチェックしなければなりません。
業務量
「自分は朝まででも働ける」というワーカホリック気味な方であっても、転職先の業務量は欠かさず確認しておく必要があります。
昨今はコンプライアンスが重視されることから、時間外労働の認識もかなり厳しくなってきました。しかし、やはりまだ旧態依然の企業は存在しており、もし入社してしまうと、ライフワークバランスの乱れによって心身を壊すかもしれません。
そのため、口コミサイトなどで転職先の業務量をチェックし、しっかりプライベートを守れる環境かどうかをチェックしましょう。
コンサルから転職するときの注意点
ここからは、コンサルから転職する時の注意点を解説します。
理想のキャリアチェンジを実現させるためにも、ぜひ参考にしてください。
収入優先で考えすぎない
転職先を選ぶ上で、収入水準はとても大切な要素ですが、あまり傾倒しすぎると転職に失敗してしまうかもしれません。
というのも、高収入ということは業務の難易度やハイステータスのポジションをアサインされます。そのため、知識や経験が不足している場合、早い段階で退職か降格を余儀なくされるでしょう。
また、高収入に目が行き過ぎると、社風や経営方針が合わないケースもあるので、あくまでもトータルで考えるようにしてください。
年齢を気にする必要はない
転職市場は若いほど有利に働きますが、コンサルの場合は必ずしもそうではありません。
「若年層の育成」を掲げる場合を除き、基本的には「実力主義」「経験値を求める」といった企業が多いことから、むしろ経験豊富な中堅以上のコンサルタントの方も市場価値が高い傾向です。
したがって、転職エージェントや知人・友人などに「若いうちに転職しておかないと!」と勧められたとしても、基本的には気にしなくて良いでしょう。
転職理由を整理する
コンサルタントから転職する場合は、まず「なぜ転職したいか」というポイントを整理してみてください。
たとえば、「自分の好きにやりたい」「通勤したくない」「ノマドで暮らしたい」といった理由なら、残念ながら一般企業に転職しても解決しないでしょう。
そのため、「起業」という選択肢が浮上するのです。
コンサルの転職先選びにおすすめのサービス
ここからは、コンサルが転職先を選ぶ時におすすめのサービスを確認していきます。
自分一人で上手く選べない場合は、ぜひ参考にしてください。
マイナビエージェント
参照:mynavi
業界大手「マイナビ」が運営する転職エージェントであり、コンサルタントのスキルが活かせる求人を多数取り扱っています。
もちろん無料で利用できる上に、非公開求人も見られることから、登録しておくだけでも損はないでしょう。
リクルートエージェント
参照:r-agent
有名俳優のCMでおなじみのリクルートエージェントは、業界最大級の規模を誇る転職サービス。
常時20万件ほどの求人を取り揃えており、当然独占求人も多数保有しています。エージェントによる手厚いサポートも魅力であり、マイナビエージェントと組み合わせることで、抜け目のない転職活動が行えるでしょう。
ビズリーチ
参照:bizreach
ビズリーチは、ハイクラス向けの求人を多数取り扱っています。
高収入、ハイポジションを目指すポストコンサルにとっては必須と言っても過言ではなく、満足度の高い転職活動が行えるでしょう。
doda(デューダ)
参照:doda
dodaは、多数の求人情報を掲載している大手の転職サイトの一つです。特に、中途採用に強く、コンサルタント向けの求人も多数掲載されています。
dodaの特徴は、AI技術を活用したマッチング機能で、ユーザーの経験やスキルに合わせた求人情報を提供してくれます。また、キャリアアドバイザーとの面談を通じて、転職活動のサポートを受けることができるでしょう。
コンサルの転職先は無限大!自分に合った業界選びが急務
本記事では、コンサルタントにおすすめの転職先や具体的な選び方を解説してきました。
コンサルタントは多方面に知識を持っているだけに、転職先選びが難航しがち。本記事で触れた収入水準や社風、サービス内容などをバランス良くチェックしなければ、望んだ転職活動には繋がらないでしょう。