心のブレーキの外し方7つの方法|無意識に邪魔をする存在と対処法

仙道達也

どうも仙道です。

起業したい、新しく副業をはじめてみたい。挑戦してみたいと思っていた仕事のチャンスが巡ってきた。こんなときに、「やりたい」という気持ちと「怖い」「やりたくない」という気持ちが同時にわき上がることがあります。

後者の気持ちが心のブレーキになってしまった結果、新しい仕事や副業のチャンスを逃してしまうことがあります。後から「どうして二の足を踏んでしまったのだろう」と後悔することは多くの人が経験をしたことがあるかなと思います。

これは、自分の心が無意識にブレーキをかけていることが原因です。心のブレーキを外せるようになると、二の足を踏んでいた仕事や副業に「やりたい」という気持ちで挑戦できます。心のブレーキのメカニズムと、無意識にかけてしまう心のブレーキの外し方について解説します。

心のブレーキを外す7つの方法

心のブレーキを外す7つの方法

「やりたい」という気持ちと行動に無意識のブレーキをかけてしまう人は、7つの理由の中から自分にあてはまる理由をチェックし、理由にあったブレーキ解除法で対処することが可能です。自分で心のブレーキを外せるようになれば、「やりたい」という意欲的な気持ちで新しい仕事や副業に挑戦できることでしょう。

  1. 自分の価値観を見直す
  2. やる気になったらすぐにやる
  3. 実際に評価を聞いてみる
  4. 最低限守りたいポイントを決めておく
  5. 月に一度だけ冒険をしてみる
  6. 小さな成功を積み重ねる
  7. マイナスとプラスを計算する癖をつける

心のブレーキの外し方①|自分の価値観を見直す

価値観が心のブレーキになっている人に効果が期待できる対処法です。

新しい仕事や副業にチャレンジするときに価値観が邪魔をするという人は、その価値観が本当に正しいか自分との対話をしてみましょう。人生で培った価値観や、家族に影響された価値観はなかなか払しょくできません。

ただ、自分との対話を通して「価値観が心のブレーキになっているのではないか」と再発見でき、変わることへの第一歩になります。

具体的には、自分と異なる価値観に触れてみることが対処法として考えられます。SNSが普及し、自分と異なる価値観の人と出会いやすくなっている時代です。SNSで異なる価値観の人たちとやり取りすると、心のブレーキにも良い意味で変化が見られるかもしれません。

いろいろな価値観を見て、自分の価値観を見直す切欠にしてみることは効果的です。

 

心のブレーキの外し方②|やる気になったらすぐにやる

新しい仕事や副業にチャレンジするときに過去の失敗経験が心のブレーキになるという人は、過去の失敗経験を考える間もなく挑戦することが効果的です。

たとえば、「やる」「やらない」について5秒以内に答えを出すなど、自分なりの回答ルールを設けてみましょう。短い回答期限を設けることで、余計なことを考えることなく新しい物事への答えを出すことが可能です。

考える時間を長めに設けてしまうと、過去の失敗を延々と考え続け、ブレーキレバーがどんどん落ちてしまいます。「考える間もなく」というくらい、考える時間を短くしてしまいましょう。

 

心のブレーキの外し方③|実際に評価を聞いてみる

他人の評価が心配で心のブレーキになるという人は、他人の評価を実際に聞いてみることがブレーキ改善の糸口になる可能性があります。他人に悪い評価をつけられることが怖くて心のブレーキになっているわけですが、実際に他人は悪く思っているのか。実は意外と高評価を覚えているかもしれません。

自分が「悪評化に違いない」と想像して怖がってしまい、心のブレーキに繋がっている可能性があります。一緒に仕事をしている同僚やクライアントに、ちょっとした評価を求めてみましょう。実際の評価を耳にすれば、心のブレーキが過剰な想像によるものだと理解できるようになります。

 

心のブレーキの外し方④|最低限守りたいポイントを決めておく

完璧主義が心のブレーキになっている人は、最低限守りたいポイントを決めることが効果的です。

プレゼン資料を作成する場合に「期限の3日前には完成させる」「資料は10ページ以内に収める」などがこれにあたります。完璧を追い求めるとキリがありません。「自分で決めたポイントを守れたら合格」というラインを仕事や副業に取りかかる前に決めてしまうのです。

仕事の守るべきポイントを決めることで、過剰に完璧を追求することもなくなります。完璧追及が心のブレーキになり難くなり、新しい仕事や副業にも挑戦しやすくなるはずです。

 

心のブレーキの外し方⑤|月に1度だけ冒険してみる

今まで一定のラインで成功を積み重ねたため、安全ラインから出たくない。こんな気持ちが心のブレーキになっている人は、冒険を意識することが重要です。常に冒険しろとは言いません。安全圏にいながら、ちょっとだけ冒険してみるのです。

たとえば、ライターの副業をしていたとします。普段は過去に成功経験を積み上げた安全圏の仕事しかせず、ラインより上の仕事を心のブレーキによって断っていました。

基本的に自分の安心できるスタンスを崩さず、月に1案件だけ冒険してみましょう。月に1つだけ安全ラインより難易度の高い仕事に挑んでいれば、それがいつの間にか当たり前になります。やがて心のブレーキの効きも緩やかになっていきます。

 

心のブレーキの外し方⑥|小さな成功を積み重ねる

成功経験が少なく自信が持てない。そのため心のブレーキがかかるという人は、小さな成功を積み重ねることが重要です。こつこつと小さな成功を積み重ねることで、自分に自信がつきます。自信がつけば、心のブレーキが行動や気持ちにストップをかけることも少なくなるのです。

いきなり難しい仕事に手を出してしまうと、自信喪失に繋がります。副業や仕事の中でも、小さなタスクから完成させることがコツです。

心のブレーキの外し方⑦|マイナスとプラスを計算する癖をつける

物事のマイナスにばかり目を向けてしまう癖のある人に、「もっとプラスに目を向けましょう」と言っても、すぐに変わることは難しいものです。いきなりプラスに目を向けることが難しいなら、プラスにも少しだけ目を向けて、マイナスと計算するようにしてみましょう。

物事にはプラスとマイナスがあります。

物事のマイナスが心のブレーキになってしまったら何もできません。プラスとマイナスを計算して、どちらかというとプラスが多いと感じたらGoサインを出すなどの自分ルールを決めてみましょう。

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心のブレーキの外し方|スタートを邪魔する「心のブレーキ」とは

心のブレーキの外し方|スタートを邪魔する「心のブレーキ」とは

心のブレーキとは、何か行動を起こそうとするときに「ストップをかけてしまう存在」です。車はブレーキをかけることで停車します。人間も同じで、行動を起こそう(進もう)とするときにブレーキをかけてしまうと、行動や「やりたい」という気持ちにストップがかけられてしまうのです。

心のブレーキは「新しい仕事に挑戦したい」「副業をはじめてみたい」というときに、厄介な存在になります。なぜなら、自分の「やりたい」という気持ちや行動に対してストップをかけてしまうから。せっかくの仕事や副業のチャンスに、新しい一歩を踏み出せなくなってしまいます。

車の場合は、目に見えるところにブレーキがあります。しかし人間の場合は、ブレーキが体の外にレバーとしてついているわけではありません。心の中に存在しているのです。目に見えないブレーキになります。

人間のブレーキレバーは目に見えるところについていないため、車のようにブレーキレバーを起こすなどの行動でブレーキ解除できないところが厄介です。

行動や「やりたい」という気持ちにストップをかける存在。目に見えないため、解除が大変。

これが「心のブレーキ」です。

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心のブレーキがかかるとどうなるのか

心のブレーキがかかるとどうなるのか

人間は無意識に行動してしまうことがあります前方からボールが飛んできたシーンを想像してみてください。顔面直撃を避けるため、無意識にボールを避けようとするはずです。ボールを避けるという行動は、意識せず、自然に行っているはずです。

心のブレーキも同じ。仕事や副業に挑戦しようとすると、無意識にかけてしまうのです。ホテルのドアの自動ロックのような状況が近いでしょうか。新しい仕事や副業に挑戦するときに、「やりたい」という自分が気持ちと裏腹に、まるで自動ロックのように目に見えないブレーキレバーが下りてしまいます。

そのせいで、やりたくても発進できず、やりたい気持ちと気持ちや行動を停める心のブレーキの間で悩むという現象が起きてしまいます。さらに、仕事や副業で心のブレーキがかかってしまうと、チャンスを逃す結果に繋がる可能性も出てきます。チャンスは待ってくれません。

心のブレーキと「やりたい」という気持ちの間で悩んでいる間に、ほかの人にチャンスをさらわれてしまうことも考えられます。心のブレーキをかけ続けると、新しい案件もチャンスも逃し、「やりたい」という気持ち自体が億劫になってしまうのです。

最終的にリスクの低いことに対してもアレルギー反応のようにブレーキがかかってしまい、「何もできない」という状態に陥ります。仕事において心のブレーキが常にかかってしまう状態はマイナスに働きます。

 

なぜ人は心のブレーキをかけてしまうのか

なぜ人は心のブレーキをかけてしまうのか

なぜ「やりたい」という気持ちや行動に心のブレーキをかけてしまうのでしょう。心のブレーキをかけてしまう理由は7つあります。

①価値観が心のブレーキになっている

人生の中で育まれた価値観が心のブレーキになることがあります。

たとえば、「女は家庭を守るもの。男は外で働くもの」という価値観。昔の家庭の価値観を持った両親や祖父母に影響されて育った場合、仕事や副業のチャンスでも、記憶に根ざした価値観が心のブレーキになることがあるのです。

 

②過去の経験が心のブレーキになってしまう

過去に似たような経験で失敗していると、「また失敗するのではないか」という恐怖心を抱き、心のブレーキをかけてしまうことがあります。A社の新規案件に誘われて、やりたい気持ちから仕事を頑張りました。しかし、やりたい気持ちが空回りしてしまい、ミスを連発。

このような過去の経験から恐れが生じて心のブレーキになってしまうのです。

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③他人の評価を気にして心のブレーキをかける

「この程度か」「このくらいの仕事しかできないのか」と相手に失望されることが怖い。相手に高評価ばかり求めてしまう。評価が芳しくなかったときのショックが大きい。このように、仕事や副業の出来に対して他人の目や評価を気にしてしまい、心のブレーキをかけてしまうことがあります。

 

④完璧主義が高じて心のブレーキになる

どんな仕事や副業も完璧にこなさなければいけない。完璧さを求める心が、心のブレーキになっている可能性があります。

完璧を求める心は必ずしも悪いことではありません。しかし、完璧主義が高じて「完璧でなければ許せない」まで行ってしまうのは困りもの。なぜなら、自分の仕事や副業が許せなくなってしまうからです。

自分自身が許せず、完璧を求めて頑張りに頑張りを重ねた結果、新しい仕事や副業にチャレンジすることが億劫になることがあります。仕事や副業のチャンスがあっても、完璧主義により引き起こされる疲れや苦悩を知っていることが心のブレーキになるのです。

⑤安全を求める気持ちが心のブレーキになる

過去に一定の難易度ラインの仕事や副業で成功していると、「リスクも考えると、成功率の高いラインでだけ仕事をしていた方がいい」と思ってしまうことがあります。一定の難易度で仕事を成功させた経験が積み重なると、安全圏から出たくないという気持ちが生じて心のブレーキになるのです。

 

⑥成功の経験が不足して心のブレーキになっている

反対に成功の経験が不足してしまうと、心のブレーキになることがあります。成功の経験が少ないことにより、自分の能力や仕事ぶりに対する評価が低くなるのです。そのため、「自分にはチャレンジする資格も能力もない」と思い込んでしまいます。

成功の経験が不足して自分に対してマイナス評価をつけてしまう。このマイナス評価が心のブレーキになってしまうのです。

 

⑦マイナスばかり目についてしまう癖が心のブレーキに

物事にはプラスとマイナスがあります。良い面があれば悪い面もある。これは仕事や副業でも同じこと。報酬の良い仕事の内容を見ると、納期が迫っていたり、得が難しいスキルを持っていたりすることが条件であるなど、すべてにおいてプラスばかりのものは存在しません。

人によってプラスに注目して副業や仕事のやる気をさらに燃え上がらせることでしょう。ですが、マイナスばかりに目を向ける癖のある人だと、マイナスが不安感を呼び覚まし、心のブレーキが作動してしまう可能性があります。

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