- 好きなことで起業してお金持ちになりたい
- もっと自由に楽しく働きたい
- 特技を生かして起業したい
時間やお金の自由を求めて起業する人が増えてきたように思います。しかし、起業しても成功する人と失敗に終わる人がいるのではなぜでしょうか。理由の1つとして、その人の『覚悟』に大きな差があると気づきました。
毎年100名以上の起業家をサポートしてきた中で、起業に成功する人と失敗する人は「結局ココが違うんだな」という覚悟の違いを5つがあります。5つの覚悟の違いは起業の成功・失敗に大きく左右するものなので、ぜひチェックしておいてください。
成功する人は会社に頼らない覚悟を持っている
起業で成功する人は、会社に頼らない覚悟をすることができます。当たり前のように思うかもしれませんが、とても重要な覚悟です。
「会社を辞める」ということ場合は、次のような不安が襲ってくるものです。
- 固定給がなくなる
- 毎月の給料が心配になる
- 自分で行動しないといけない
- 家族や友人から批難される
- 社会的な信用を失う
など
様々な不安に襲われてしまうでしょう。不安自体が悪いとは言いません。しかし、不安を受け入れ、乗り越えることができなければ起業して成功することは難しいです。起業で失敗していまう人は、前述の不安を受け入れたり、乗り越えることができません。「どうしよう」「かなりやばい」など、不安が強い傾向にあります。
逆に、会社に頼らない覚悟ができている人は「本当にピンチの時は、バイトすればなんとかなる」など、最悪の場合を想定し、受け入れることができます。私自身も「最悪の場合、バイトすればよいい。日本にいる限り飢餓なんてありえないし。」という気持ち起業をスタートしました。なので、会社を辞める時もほとんど心配はなかったのです。
ポイント
- 会社を辞めることへの不安が大きい場合は、『最悪の状況』を想定してみること
- 最悪の状況に対して、どうすれば対処できるのかを考えること
- 最悪の状況を受け入れること
起業した際に、会社員時代のお客様をあてにしてはいけません。会社に勤めていた頃に、どんなに仲が良かった人でも、会社をやめればお客様ではなくなります。あくまでも〇〇会社に勤めている自分を信頼してくるで毛で、個人で起業した自分のことを信頼してくれるわけではなりません。
会社員時代のお客様に頼ったり、こだわり続けることも1つの依存だといえます。ぜひご注意ください。
成功する人は借金をする覚悟ができている
企業に成功する人は借金する覚悟ができます。少し言い方を変えれば、借金がわることだとは思っていません。必要であれば借金してもいいと考えることができる人です。
逆に起業に失敗してしまう人は「借金したらどうしよう」「返済できなくなったらどうしよう」などの不安を抱えています。借金は絶対に悪いものだと決めつけてしまい、行動が萎縮してしまうのです。
借金は本当に悪いのか?
起業すると「どうしてもお金が必要だ」という機会は何度も訪れます。そのとき必ず「借金しろ!」というわけではありませんが、借金をしてでも行動した方が良い機会はいくつかあるでしょう。
例えば、自分の商品を売るセールスレターが必要な場合。プロのコピーライターや業者にお願いすると高くつくからといって、自分で作ってしまう。「お金が貯まってから依頼しよう」と貯金してしまう。
自分で作ったり、貯金することが絶対にいけないとは言いませんが、その間にライバルが借金してでも行動していたら、先を越されてしまいます。
最初に自分が販売していれば大ヒットしていたかもしれない商品・サービスも、ライバルの後では「あいつのはパクリだ」と言われてしまうかもしれません。
もしセールスレターを作るために、借金をしたとしても、そのセールスレターから大きな売上が獲得できれば、借金はすぐに返済することができます。
反対に「自分で作ろう!」と考えて、1ヶ月経っても2ヶ月経っても作成できない。そんなふうに苦しんでいる起業家はとても多いです。当然、売上も獲得できません。
一時的でも借金することで売上が見込めるのであれば、それは必要な借金であるということ。「必要なら借金してでも実践する」という覚悟ができる人が起業して成功することができます。
参考:ホリエモの言葉
ホリエモンこと、堀江貴文さんは借金についてこのようなことを言っていました。
- 300万も借金できないなら、起業しない方がよい。
- なぜなら「借金できない人間は、信用がない人間である可能性が高い
- キャッシュフローで考えば、給料も借金も同じだから
- キャッシフローを回す力がない可能性が高い
つまり、柔軟性がない人間が商売をうまくできるわけがない。
ポイント
「絶対、借金しよう!」「300万円ぐらい気にするな!」というわけではなく、お金の流れ(キャッシュフロー)をもっと長期的に、柔軟性を持って考える必要がるということです。
人生にいい時期・悪い時期があるように、お金の流れにもいい時期・悪い時期がある。そんなふうに考えることが、起業して成功するためには必要です。それが「必要なら借金をしてもいい」という覚悟につながっていきます。
200万~300万の車をローンを組んで買うことも1つの借金ですよね。それを考えれば、「借金に対する考え方・捉え方」を変えるだけで、成功できる人へ近づくことができると思います。
必ずしも借金を勧めている訳ではありません。キャッシュフローをしっかり考えた意味ある借金は、ビジネスの戦略を作ってからがオススです。もしも借金する際は自己責任でお願いします。
成功する人は批判を受ける覚悟ができている
起業で成功する人は批判を受ける覚悟ができています。なぜなら成功すればするほど、一定数の批判が出てくるからです。例えば、挨拶しても無視される・ネットで悪口を言われる・直接、誹謗中傷メールが届くなど。こうした批判は、当たり前だと覚悟する必要があります。
自分の考え方や実績を公表したり、売上が上がってきて目立つようになればなるほど、批判されることは避けることができません。
しかし、企業に失敗する人は批判を恐れてしまい、思うように行動することができないことが多いです。批判を受ける覚悟を手に入れるためにはどうすればいいのか。そのポイントを次にご紹介していきます。
ポイント
批判に対する恐怖を断ち切るには「批判する側」「批判される側」自分がどっちになりたいのかを考え、決めるだけです。
「批判する側」「批判される側」2つを比べたとき、あなたはどっち側になりたいですか?
ブログやYoutubeのコメント欄に身元を明かさず悪口を書く。自分たちの仲間内で悪口を言う。しかし、本人に面と向かっては言えない人がほとんどです。
ブログ・SNSで自分の意見を積極的に発信することで人の役に立とうとする。積極的に意見を発信するからこそ、批判をされる。でも批判をされるということは、たくさんの人に見てもらえている証拠でもあります。つまり、『批判=人気の証』でもある。
参考例:批判を受ける人気者
世の中で人気がある人(認められている人)は、必ず批判的な意見があります。逆に批判されていない人気ものは存在しません。あなたも起業家として成功するためには、批判を受ける覚悟を手に入れてください。
- TVタレント
- アイドル
- 売れている歌手
- アーティスト
- 総理大臣
- 大統領
- プロのスポーツ選手
- 売れている企業(Apple・Windowsなど)
批判は成長の証
起業に成功できる人は批判を喜ぶことができます。批判を受けるということは「相手に自分のメッセージがちゃんと届いているということ。」「批判してもらうことで、自分の改善点が見つかるのでさらに成功することができる」などと考えることができるからです。
『批判』は自分が成長するためのヒントをくれている貴重なメッセージです。そう考えれば批判を受けることもとても価値がることだと思えてきます。
批判されたら「成長のチャンス」と考え、さらに起業家として成長していきましょう。
成功する人はできないことは捨てる覚悟がある
起業で成功する人は、自分ができないことを人に任せることできます。自分でできないことに時間を取られてしまうことが嫌だからです。つまり、起業で成功できる人は、自分ができること・得意なことに全力を注ぐことができます。
反対に起業で失敗する人は、自分ができないことも1つ1つできるようになろうと努力します。自分が持っているスキル全体の平均点をあげるように努力をするイメージです。
しかし、あれもこれも1人でやろうとすれば当然時間がたりません。作業の効率も悪くなります。そして結果的には何も成し遂げることができずに終わっていくのです。
ポイント
自分ができないこと・不得意なことは人に任せることを覚えましょう。
例えば、ブログのカスタマイズなど専門的な知識・スキルが求められる場合。1から自分で勉強してカスタマイズしていたら、かなりの時間が取られてしまいます。作業ばかりしていても売上はゼロのままです。
もし自分ができないこと・不得意なことが必要になった場合は、外注でお願いすることを覚えていきましょう。コーチ・コンサルなどの起業家であれば、『ココナラ』や『ランサーズ』などのサイトを活用すれば、安価で外注先を見つけることができます。
セールスレターやステップメールを自分で書けないなら、外注してプロのコピーライターにお願いするのも1つの選択肢です。コピーライターに書いてもらっている間に、自分が得意なことに時間を使って、ビジネスを成長させることができます。
「外注はもったいない」と感じる人もいますが、成功する人は「自分で作業している時間の方がもったいない」と考えるものです。
「自分でできないこと・不得意なことは人に任せる」この覚悟を持って、自分ができないことは人に任せるようにしていきましょう。
成功する人はすべての責任を負う覚悟がある
成功する人は、何があっても『自分の責任である』という覚悟を持っています。
起業すればうまくいくこと・いかないことがたくさんあります。その中で、ついつい相手を責めたくなるような場面もたくさん出てくるでしょう。こうした場面は、誰もが必ず1度は経験することだと思います。
しかし、「誰かのせいにしたい」「お前のせいで失敗した」などと言いたい時ほど冷静になる必要があります。すべては『自分の責任である』と受けとめることができるかどうか。これが非常に重要です。
ポイント
何が起きてもすべて自分の責任?「そんなの知ってるよ!」と思うでしょう。しかし、知ってることと実際にできるかどうかはまったくの別物です。何かうまくいかないことがあったとき、人に責任を押し付ける人は起業してもうまくいかないでしょう。なぜなら、誰かに責任を押し付けている限り、成長することができないからです。
反対に起業しても成功する人は、どんなことがあっても自分の責任だと受けとめることができます。自分が責任を取るという覚悟ができると、自然と『失敗から学ぶ姿勢』を持つことがでるからです。
- なぜダメだったのか
- 何が原因だったのか
- どうすればよかったのか
- 次はどうすればいいのか
など
失敗から学ぶことで、次に実践する時の成功につなげることができます。すべての責任を自分が負うことで、お客様からも「この人なら信頼できる」と感じてもらうことができます。
松下電器(現:パナソニック)の創業者、松下幸之助さんは、「雨が降っても自分のせいだと思え」という言葉を残していたそうです。「雨が降っても」とまでは言いませんが、『何があっても自分が責任を負う』という覚悟を決めて活動していくようにしてください。