ザイオンス効果とは|2つの実例で個人起業家も即実点できる使い方を解説

仙道達也

どうも仙道です。

コーチやコンサルなどの起業家にとって、ザイオンス効果は普段のビジネスシーンで最も使いやすく、見方を変えれば使えていなければ売上を上げることはできないと言い換えることができます。

ここではザイオンス効果は接触頻度を増やすことで信頼関係を築きやすくする心理ですが、ビジネスシーンにおいて、どのように使うのか、どのような効果があるのか、実際の事例と合わせて紹介します。

ザイオンス効果とは

ザイオンス効果とは

ザイオンス効果は、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した心理効果の一つです。単純接触効果とも呼ばれます。接触頻度と呼ぶように、何度も繰り返し接触をすることにより、興味・高感度・評価が上がっていく心理効果を持っています。

最初は全く興味もなく、見向きもしなかった場合であっても、メディアなどを通じて繰り返し頻繁に目に触れる機会が増えることで。次第に対象に対し興味を抱き、プラスの印象を持つようになっていきます。

接触頻度があり、接触する間隔が一定間隔に短い場合、警戒心や恐怖心が薄れていき、次第に親近感へと変化していくのがザイオンス効果となります。

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ザイオンス効果には注意すべき点もある

ザイオンス効果は接触頻度を増やすことで交換を抱いてもらう心理効果を狙っていますが、注意点として、対象のことをそもそも嫌い、対象の欠点ばかりが目立ってしまう場合などはマイナスの心理が働いてしまいます。

場合によっては、しつこいと感じられたり、最初は好印象だったのに嫌な面が見えてきたり。ただ接触頻度をあげれば良いという心理テクニックではなく、相手に不快感を与えない、価値提供をする、見た目などは常に気を遣うことも忘れずに対応していきましょう。

 

WEBマーケティングにおけるザイオンス効果の使い方

WEBマーケティングにおけるザイオンス効果の使い方

WEBマーケティングにおけるザイオンス効果は、主に次の手法で取り入れることができます。

  • ブログ
  • メルマガ
  • SNS
  • YouTube
  • 広告(リマーケティング)
    など

コーチやコンサルタントの場合、上記のいずれを活用しているケースが多いはずです。よく聞かれる質問に「メルマガは毎日出した方が良いですか?」とありますが、ザイオンス効果を使っていくならば、答えは毎日出した方が良いということになりいます。

各メディアごとにザイオンス効果との関連性をもう少し解説していきます。

 

ブログ×ザイオンス効果

ブログ運営では、新しい記事の更新や、過去の記事のリライトなどを通じて接触頻度を増加させることができます。毎日更新をすることで、常に最新の情報を読み手に提供することができ、日々あなたのブログを読むことを日課にすることができれば、ザイオンス効果を通じてメルマガ登録をしてくれる見込客になってくれる可能性が高まります。

ただし、ブログはメルマガとは違いプッシュできないメディアです。SNSやメルマガなどを通じてブログ記事の拡散をしていく施策を忘れずに実践していきましょう。

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メルマガ×ザイオンス効果

メルマガの場合は、配信を継続していくだけでザイオンス効果を狙うことができます。送られてくるメルマガの「送信者」や「冒頭の挨拶」などを通じてあなたからのメールであると伝えることで、あなたと接触していることを伝えることができます。

メルマガでザイオンス効果を狙う場合は、メルマガの配信数が影響してきます。メルマガは常に開封されるとは限らないため、次のように配信数を考えて実践することが大切になります。

  • 月に1通よりも週に1通
  • 週に1通よりも1日1通

このように配信数を増やせば増やすほどザイオンス効果を狙うことができます。

 

SNS×ザイオンス効果

SNSの場合はタイムラインに表示される、あなたのアカウント情報を見に来てくれるなど、接触箇所は複数存在しています。他にも、誰かがあなたの投稿に「いいね」をしてくれた場合、いいねをしてくれた人の友人などにもあなたの名前を広げることができるため、効果的な手法と言えます。

メルマガ、ブログ、YouTubeなどとは違い、必ずしも価値あるコンテンツを提供する必要はなく、あなたの普段の生活風景や活動風景などを見せることでより普段とは違うあなたを見せることができるのも特徴です。

注意すべき点は、ザイオンス効果はマイナスにも働くことがあると伝えたように、見た目の印象が悪かったり、普段発信している内容と現実が乖離しているなどがあると評価を落とすこともあるので注意しておきましょう。

SNSを使う場合は、たまに投稿をするよりも、毎日定期的に更新した方が反応も良くなる特性を持っています。

 

YouTube×ザイオンス効果

YouTubeでは、あなたの姿を見る(顔出ししている場合)、声を聞く、話し方がわかる、人柄が見えてくるなどの要素もあり、文章だけの媒体よりもより強く印象を与えることができます。あなたの動画を一度見て終わりではなく、何度も何度もあなたの動画を見てもらうことができれば、それだけで評価をあげられる媒体となります。

ただし、SNSの中でもお伝えしたように、見た目や話し方などを通じて評価がマイナスに働く可能性もあるので、しっかりと対応をしいておきましょう。

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広告(リマーケティング)×ザイオンス効果

リマーケティングとは、一度でもあなたの広告やメディア(広告と関連づく)をクリックしてくれた人に対し、追いかけて広告を表示してくれる手法です。仮にあなたが見ているWEB上にいつも同じ広告が表示されるというのは、このリマーケティングを活用しているからということです。

 

ザイオンス効果の活用成功事例

ザイオンス効果の活用成功事例

私がマーケティング活動の中でザイオンス効果をどのように使ってるのか、実例として紹介します。あなたもすぐにできることがたくさんあるはずなので、ぜひできるものは取り入れて実践をしていってください。

なお、ここで実践しているのはクロスメディアという考え方で、複数のメディアを組み合わせることで成果を最大化させる手法です。

ザイオンス効果|活用事例

  • ブログ記事はSNS・メルマガで拡散
  • YouTubeの動画はSNS・メルマガ・ブログで拡散
  • メルマガの投稿はSNSに一部流用して拡散

このように、1つのコンテンツを様々なメディアを通じて発信していくことで、「仙道達也」という私との接触機会を作っています。

この施策はザイオンス効果を狙っている他、権威性を作ることにも効果的です。人によってどの媒体から私を知るかはわかりません。しかし入り口がどこであったとしても、他の媒体と繋げておくことで、専門性を作りその分野での専門性を築くことができいます。そしてどこからでもメルマガに登録できる状態を作っておくことでより大きな成果を作り出すことができるようになっています。

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広告運用でもザイオンス効果を狙える

私はGoogle広告やFacebook広告など、有料広告と呼ばれるものを使い続けています。そうした中で、私が主宰している起業塾「仙道塾」に参加された方に、きっかけはなんだったのか?と毎回聞いていると、「SNSや調べものなどをしている時に何度も見て気になった」という声が毎年数多くあります。

それは、広告で出稿されているテキストや画像を繰り返しみることで、最初は気にならなかったけど、何度も見ているうちに興味を持ったというザイオンス効果による成果とも言えます。

しかし注意すべき点もあり、興味を持ってくれた先で、提供している情報などの質が悪ければ、期待値が高まっている分、離脱してしまう可能性もあるということです。ザイオンス効果は、その心理テクニックだけに完結させるのではなく、相手に与えた期待値に応えるためのコンテンツも必要になることを念頭においておきましょう。

 

まとめ

ザイオンス効果|まとめ

ザイオンス効果は、接触回数を増やすことで評価や信頼性を上げることのできる心理効果です。接触頻度を増やすには、一つの媒体に固執するのではなく、複数の媒体を通じたクロスメディアを用いることで成果を最大化させることができます。

しかし、見た目の印象や話し方、発信している情報と現実に乖離があったりする場合、評価を落としてしまう可能性もあるので、ただ闇雲に接触頻度を増やせば良いということでもないことは覚えておきましょう。

起業家として、一人の専門家としてプロとしての責任を持ちながらザイオンス効果を使っていきましょう。そうすることであなたのファンを増やしていくことができるようになります。

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